モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

読書感想文

10月4日 とある本の話

00-06 × 06-12 C 12-18 B 18-24 AD A. 北海道地方-0-0-0-1=1 B. 東北地方 -0-0-1-0=1 C. 関東地方 -0-1-0-0=1 D. 中部地方 -0-0-0-1=1 合計回数 -0-1-1-2=4 09:29 新島・神津島近海 10/2.2 ① 12:10 岩手県内陸南部 10/2.9 ① 18:29 …

「あなたの人生の物語/著 テッド・チャン/訳 浅倉久志・他」の感想

ブラックサンダぁぁぁ! 最近、雑誌の売り上げが減っているという記事を見てから「行かねば」と思ってはいたが、別に買いたい本があるわけではなかった。 雑誌のコーナーに行くとポパイがまさにそんな特集をしていて、思わず立ち読みしてしまったよパトラッ…

「ルビンの壺が割れた(キャンペーン版)/宿野かほる」の感想

真実により紡がれる錯視 《担当編集者からお願い》「すごい小説」刊行します。キャッチコピーを代わりに書いてください! 『ルビンの壺が割れた』 | 新潮社 最近、本を読んでなかった私にとっては刊行前の本を無料で読めるだなんて棚ぼた企画に他なりません…

HUNTER×HUNTER 34巻の感想

130ページかけてもヒソカは死なない ハンター×ハンターの最新刊がようやく発売されました。ファンのなかでは、すでに新作ゲームの発売が冨樫先生の休載に直結するのではないか懸念する声があがっていたりする。(もはやテンプレ…笑) キター!完全新作の『ド…

「動物農場〔新訳版〕/著 ジョージ・オーウェル/訳 山形浩生」の感想

700円+税で買える悪夢 書店の一角で『劇場アニメ「虐殺器官」公開記念 ディストピア小説フェア』というのをやっていた。トランプ政権になってから「1984」がアマゾンでベストセラーになる世の中。こういう企画も面白いかもしれないと足を止める。 そこにあっ…

「増補 へんな毒 すごい毒/著 田中真知」の感想

知的好奇心をくすぐるちくま文庫さん 『よーし、星野源a.k.aスーパーすけべタイム師匠の本と、罪の声と、中野信子さんのサイコパスの新書を買うぞ!』と決めて書店に行った。しかし、本棚の前まで行くと『旬な本を読んで感想を書くとプレビュー稼ぎみたいで…

「八月の光/著 フォークナー /訳 加島祥造」の感想

社会派小説が読みたいな この本を買った時、巷ではアカデミー賞の授賞式で「ラ・ラ・ランド」がコールされた時に、実は『ムーンライト』でしたテヘペロという前代未聞の出来事があった頃。その影響を受けた私は社会問題を取り上げた海外小説を読みたくなった…

「砂の女/著 安部公房」の感想

絶対面白いと思った。 この本を読みたいと思った理由は砂に埋もれていく家から脱出するというあらすじに心を掴まれてしまったからです。「脱出」って映画っぽくもあり、ゲームとしてもジャンル化しているので絶対面白いだろうと思ったんです。 安部公房さん…

「水いらず/著 サルトル 訳 伊吹武彦・白井浩司・窪田啓作・中村真一郎」

実存主義という考え方に感銘してサルトルの本を読もうとしたのですが、図書館にあった本はホコリがかぶっていたし、紙も変色してるうえ字が小さくて読みにくかったので読まないまま時が過ぎました。(薄志弱行とは私のことです汗) それでも一冊ぐらいは持って…

「自己流園芸ベランダ派/著 いとうせいこう」の感想

不自然の息吹き この本には2004年から06年までの園芸日記が書いてあって、これが読み始めるとまぁ面白い。共感することも多く、こうやって試行錯誤しながら開花させているんだなぁと感じました。その中から個人的に注目したところを紹介しつつ感想を書いてい…

「日本発狂/著 手塚治虫」の感想

ラストシーンの君の名は。 去年NHKで手塚治虫さんの特集が放送され、その中で司会の伊集院光さんが選んだ一冊がこの「日本発狂」でした。 「死んだ人間はUFOであの世に連れていかれて、向こうの世界でも戦争をさせられる」というあらすじと共に紹介され、面…

「写真で伝える仕事 世界の子どもたちと向き合って/著 安田菜津紀」の感想

ラジオ界のスペシャルウィークも終わり、バウンティハンター達がラジオから離れたせいなのか、私に安田菜津紀さんの本が当選するというサプライズが起こりました。 ありがたや、ありがたや。 表紙には女性と子どもが写っていて、よく見ると子どもは靴を履い…

「日本スゴイのディストピア〜戦時下自画自賛の系譜〜/著 早川タダノリ」の感想&本はヤバいという気づきについて

【「日本スゴイ」ブームの実態とはなんなのか?】ゲスト:早川タダノリ - モブトエキストラ 先日の「JamTheWorld」の特集で面白そうだなぁと思って購入しました。 私は基本的にラジオばかり聞く人間なので、最近はテレビ番組をほとんど見てないんですけど、…

「サキ短編集/著サキ・翻訳 中村能三」の感想

又吉が愛してるって言ってた 星新一さん以外で誰かの短編集が読みたいと思って探していた。小説でも漫画でもいいという感じで、そこにこだわりはなかった。 なかなか見つからないので助っ人外国人に頼ることにして、サン=テグジュペリの近辺までやってくると…

1月11日 買って良かったもの

00-06 C 06-12 BB 12-18 H 18-24 H B. 東北地方 -0-2-0-0=2 C. 関東地方 -1-0-0-0=1 H.九州地方 -0-0-1-1=2 合計回数 -1-2-1-1=5 01:22 小笠原諸島西方沖 470/5.1 ① 06:54 福島県沖 30/3.8 ① 09:06 福島県中通り 90/4.0 ② 15:42 熊本県…

「旅のラゴス/著 筒井康隆」の感想

二度も奴隷にされる主人公 どうしようかと悩んでやっぱり買ったパターン。 買うのを思いとどまった理由は、何年も前に「ロストオデッセイ」というゲームの小説を読んだことがあって、同じような話だったらどうしようか…と考えてしまったのが理由。 それでも…

「劇画ヒトラー/著 水木しげる」の感想

ホームレスから死神へーー 前から気になっていたけど、なかなか買うきっかけがありませんでした。 水木しげるさんのタッチで描かれたヒトラーなんておどろおどろしいですし、レジで「この人こんな本の読むんだぁ」なんて思われるの嫌じゃないですか。 でも、…

「ゾンビ日記/著 押井守」の感想

なぜそんなに美味しそうなのか 「想像ラジオ」と一緒に買ったんです。 「ゾンビ日記」というタイトル 100% 読みたくなりますやん。 しかも押井守監督の「小説」ですからね。どんな文章を書くのかも含めて気になりました。 これぞ我が銃、これに似たものは多…

「本当はひどかった昔の日本ー古典文学で知るしたたかな日本人ー/著 大塚ひかり」

ページをめくるたびに気分が重くなる… ふと考えてみると、抽象度の高い小説や、ノスタルジックに溢れた小説を読んだあとはだいたいノンフィクション作品を読んでいることに気がつきました。いつの間にか現実に引き戻す読書サイクルが私の中にできているよう…

「想像ラジオ/著 いとうせいこう」の感想

あの人の走馬灯が聞こえる この本は以前から読みたいと思っていたけど、ハードカバーの1500円が高くて買えなくて、田舎の図書館には無くてそのままで、私の中では時が止まっていた。 それが書店に行った時に、本棚の端から人差し指で背表紙をなぞりながら平…

「猫/クラフト・エヴィング商會 井伏鱒二 谷崎潤一郎 他」の感想

時代を超えた育成日記 みなさんは動物がテーマの本を読みますか? 私は10代の頃にヘリオット先生の小説を数ページ読んでリタイアした記憶があります。その後の興味は「へんないきもの」へ流れてしまって、動物をテーマにした文学作品はほとんど読んだことが…

「こちらあみ子/著 今村夏子」の感想

本の表紙にはヤギのような動物がいて、インパクトのある帯とのギャップが。 「何度読んでも衝撃ダ」なんて言われたら読みたくなってしまいませんか。 平積みされた本の中で異彩を放つこの本を読むことにしました。 こちらあみ子 一体、どんな内容なのか全く…

「そして生活は続く/ 著 星野源」の感想

腹痛と不屈の男、星野源 私が一番最初に星野源を見たのは2009年。糸井重里さんが運営している「ほぼ日刊イトイ新聞」の中で特集された腹の弱い男たちの記事だった。 今でも読めるのでリンクを貼っておきます。 ほぼ日刊イトイ新聞 - はらよわ男の座談会。 こ…

「SOME WHERE not HERE〜ここではない何処かへ〜/著 小野崎まち」の感想

秋の読書週間ということで新しい本を求めて書店へ行きました。 どれが面白い本なのか分かりませんからいつものように何となく見渡して、手にとって「違うなぁ、うーん…」なんて思いながらローラー作戦をやってました。 ニーチェの格言みたいなのをまとめたも…

「10分間ミステリー THE BEST」の感想

IQと10をかけてますよね? いつしかCDのベストアルバムしか買わなくなった私にとって、ミステリー小説のベスト版という見出しは「ホイホイ」に違いないのです。そのうえ好きな色が青とオレンジなので、表紙に対する印象も良い。 しかしながら、一つ問題があ…

「君の名は。」の感想

小説ができるまで 私は新海誠監督を知らなかったので、アニメーション監督の作品を小説で初めて知るという形になりました。まずはこの小説が形作られる経緯ついてまとめておきたいと思います。 「あとがき」には小説の制作環境が書かれていて、アニメーショ…

「侯爵サド夫人」の感想

毒親に悩む貴方に捧ぐ 前回、夏だからホラーを読んでみたわけですが、イマイチ怖くありませんでした。他に怖いものはないだろうか?と考えてみたところ「お化けなんかより、人間のほうが怖いよ」というテンプレを思い出しました。 じゃあ、サイコスリラーの…

「文豪たちが書いた怖い名作短編集/彩図社文芸部編集」の感想

怖いって何だろう? 私が子供の頃、夏休みに入ると真昼に「怖い話」をテレビでやっていました。 そういえばフジテレビの「ごきげんよう」は終わってしまったから、稲川淳二さんの話を聞く機会も減りましたね。 今の私には「怖い話」が怖く感じられません。創…

「日本会議の正体/著 青木理」の感想

私にとってラジオは必要不可欠な存在で、JamTheWorldを聴くことは日常の一部となっている。世の中の様々な事件や出来事に対して多くの見方ができるので聞いてて飽きない番組だ。 だがしかし-- いくらメッセージを送っても読まれることはほとんどなく、私の…

『三日間の幸福/著 三秋縋』の感想

過去にとらわれ今に絶望し、未来を閉じる若者の希死感 「世界から猫が消えたなら」の感想 - モブトエキストラ 去年の暮れに「世界から猫が消えたなら」を読んで感想を書いたのを思い出したのは、先日立ち寄った本屋の中でだった--。 お金がないのに、つい…