モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

【美の巨人たち】ムーミン誕生秘話の感想

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漫画でもアニメでも初期と現在とで顔が違うということは珍しくない。
それでも、まさかムーミントーベ・ヤンソンの戦争に対する殺意の波動から生まれたとは思わなかった。

戦争は美しいものを踏みにじり、怒りや悲しみで世界を染めていく。
そんな時代の中で美しい絵を描く気力を失っていたのです。トーベを襲う不安や恐怖がいつも怒っている醜い生き物となって姿を現したのかもしれません。
番組の中で語られた言葉の中でこの言葉が最も印象的だった。
絶望的な状況の中で希望を描くことは難しいし、それと同時に検閲が行われたため、自分の描きたい絵が描けなかったのだ。
ムーミン好きな方なら分かると思うが、スナフキンが行動を規制する立て看板を引っこ抜いて子供を逃す話がある。
ムーミンが醜い生き物だとしたら、私にはトーベの中の「自由」がスナフキンを作ったのだと思えてならない。
ミイやスティンキーといったイタズラ好きなキャラも含めて、ムーミン谷にスナフキンのことを嫌いな登場人物がいないのは、様々な価値観を持つ人々が平和に暮らす為には自由が必要不可欠なのだと解釈できる。
今回の放送は保存版にしよう。

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思わず応募してしまった。
個人情報を悪用しないでね。テレ東。