伊集院光さんのラジオを聞いたところ「しくじり先生」という番組が面白そうだったので録画してみた。
私が見たのは「あっぱれさんま大先生」でお馴染みの内山信二が出演した回。
ざっくり内容をまとめると、子役時代に月収3000万円だったので金銭感覚が崩壊し、成長によって子役としての価値が無くなった際に普通の生活に適用できなくなったという話。
通行人からの「最近、テレビ出ないね」「子どもの頃は可愛かったのに」という声も胸に刺さり非行に走ったという。
そんな中で、デブキャラとして活躍していた石塚英彦・伊集院光・松村邦洋の3人がそれぞれ、タレントとして飯が食えてない内山に仕事のオファーが行くように番組で名前を出したり、映画の役に読んだり、自分の半生を描く再現ドラマに起用してほしいと頼んだりしたという。
かつてはソフトクリームを食べるだけで一万円を貰っていたが、引っ越しのバイトでヘトヘトになって貰った一万円を手にした時に、重要なのは何で稼ぐのかということに気づいたという。
また、両親の金銭感覚も崩壊してしまったので家族としての時間を過ごすこともほとんどなく、これからは親との時間を大切にしたいと言っていた。
「有名人はエゴイズムとの葛藤が職業病なんだなぁ」と私は思った。
で、話は変わって
今夜は動物の心の声をキャッチする飼育員たちの苦闘に迫ったノンフィクション『動物翻訳家』の著者、片野ゆかさんが登場!
動物園飼育員のリアルストーリーについてお話を伺いました。
片野ゆかさんの話でチンパンジーの話をしていたんですよ。
これが上記の子役の話と同じでして、まぁショービジネスの闇を考えてしまいました。
チンパンジーのコーナーを作ろうと、自然と同じように群れを形成しようとしたら、閉園にともなって引き取ったメスのチンパンジーが全く礼儀作法を知らずに育った個体だったので馴染めなかった。
この個体はショービジネスに使われていて、成長して力が強くなったので人間との触れ合いには使えなくなった。
今までは人間社会のルールの中で生きてきたので、群れの中の礼儀作法を知らない。
そのため既存のメス達からイジメられることもあったという。
そのメスのチンパンジーに礼儀作法を教えたのが群れのリーダーであるイケメンチンパンジーのゴシチ。
温厚な性格で争いを嫌い、いじめられそうになったら仲裁に入り、群れ全体がリラックスできるように統率しているそうな。
飼育員さんの補佐としての役割も果たしたそうな。
なんとも興味深いお話。
一体、どんな方が飼育員なのか調べて見たら紹介ページが画伯すぎる笑
↑見てごらん。
まとめ
当事者が「かわいい」という付加価値によって得るものと失うものを理解できない場合は、契約によって著しく権利を侵害される場合があるので危うい。
子供騙しを見定める価値判断を持ちたい。