阿弥陀仏の本願により念仏するだけで浄土へ往生できるという「浄土仏教」。誰もが簡単に実践できるわかりやすさから多くの人たちの心をとらえた。しかし、その革新性ゆえに、大きな誤解にさらされていた。
【講師】
【出演】
かもめんたる(お笑いコンビ)
【親鸞の声】
志賀廣太郎(俳優)
【語り】
小口貴子
今回から伊集院さんと番組の進行をしていた竹内陶子アナウンサーにかわって、礒野佑子アナウンサーが担当することになった模様。
『(=゚ω゚)ノ礒野野球やろうぜ!』って伊集院さん言ってたりしてね。
易行とは何か?
知識=仏の教えを説いて導く先人
これは自らの修行によって導かれるという従来の概念とは違い、阿弥陀様が導いてくれるという他力の概念でした。
この解説を聞いて腑に落ちない篠岡建さんの顔をご覧ください
「厳しい修行をした人が救われるのは分かるけど、えっ? あいつも助けんのっ⁉︎ってなりませんか?」
『法然は従来の仏教の枠組みからこぼれる人に目を向けました』
この解説は分かりやすかったです。
易行は仏教をベースにより多くの人々を救う為の性質を持っていると解釈できますね。
その結果、阿弥陀仏様がオートメーションでハッピーエンドに導いてくれるという…笑。
阿弥陀仏とは?
伊集院さん「知らない内に接していた!」
南無阿弥陀
『この世界に満ち満ちる限りない光と限りない命のはたらきにお任せします』という意味であり、阿弥陀仏は仏教が持つ「救済原理」であると先生が解説。
「易行を口にしたら地獄に落ちるのか?」という問いに対して、親鸞が「知らない」と答えた理由は「我々は常に不完全である」という意味を孕んでおり、それ故に親鸞は死ぬまで一度も「悟った」と言わなかったそうです。
ここまでが第一回の簡単な内容です。
私は格差社会において、蹴りおとされた人々は何によって救われるのか?という点で興味があって見ていました。
例えば、昨年末に物議を醸した僧侶の宅配サービスも現代における易行のひとつに思えるのです。
アマゾンは今月上旬、葬儀社紹介サイト運営の「みんれび」(東京)が提供する僧侶の手配サービス「お坊さん便」をサイトに掲載しはじめた。サービス自体はみんれびが2年前に始めたもので、定額・追加料金なしで僧侶を法事や法要に仲介する。登録する僧侶は約400人で、主な宗派をそろえているという。仲介の実数は公表していないが、2014年は前年の3倍の受注があったとしている。
みんれびはサービスを広げようとアマゾンに「出品」した。売買されるのは僧侶の手配を約束するチケット(手配書)で、基本価格は税込み3万5千円。クレジットカード決済もできる。アマゾンやみんれびの手数料を除いた分が僧侶に「お布施」として入る。アマゾン経由でみんれびに10件以上の申し込みがあった。
限界集落や孤島では自治体が機能不全に陥っている場合もあります。
そうした地域でもネットがあれば迅速に繋がることができるので、時代に対応していると思います。
しかし、Amazonが作り出す経済は徹底的なコスト削減により成り立っています。
また、政府も無人機による宅配サービスができるように法整備を進めることを打ち出しています。
昔に描いた未来ではロボットが仕事をすることで快適に生活できるはずです。
しかし、現実では仕事を失った人は安い人件費の価格競争に晒され、本来機能すべき社会保障も削減されて自己責任の名の下に切り捨てられる。
果たしてこんな世の中で「易行」によって人間はどのような存在意義を見出すことができるのでしょうか。
次回に期待。