モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

4月29日 えぐい

00-06 HHHHHHH
06-12 HH
12-18 H16
18-24 HHHHHHH

H.九州地方 -7-2-16-7=32
合計回数     -7-2-16-7=32
 

00:00 熊本県熊本 浅/1.9 ①
00:22          〃      浅/2.6 ②
02:47          〃      浅/2.5 ②
04:25          〃      浅/3.4 ③
04:32          〃      10/3.0 ③
04:33 南太平洋    M7.3
04:57 熊本県熊本 10/2.8 ②
05:08          〃      10/2.7 ②
06:50          〃      10/3.5 ②
08:53          〃      10/2.4 ①
12:14          〃      10/2.5 ①
13:27          〃      10/2.4 ②
13:41          〃      浅/4.0 ③
13:47 熊本県阿蘇 10/3.1 ②
13:55          〃      浅/2.3 ①
14:22 熊本県熊本 浅/2.4 ①
14:44 大分県中部 10/1.7 ①
14:50 熊本県熊本 浅/1.9 ①
15:09 大分県中部 10/4.4 ⑤強
15:14          〃      10/2.0 ①
15:30 熊本県阿蘇 10/3.4 ③
15:42          〃      10/2.4 ①
16:30 大分県中部 浅/2.3 ③
16:42 熊本県阿蘇 10/2.6 ①
16:46 熊本県熊本 10/2.4 ①
17:13          〃      10/2.5 ②

18:00 大分県中部 10/3.1 ③
18:47 熊本県熊本 10/2.8 ②
19:27          〃      10/2.8 ②
20:28          〃      10/2.0 ①
22:12 熊本県阿蘇 10/2.2 ②
23:27 熊本県熊本 10/3.9 ③
23:54          〃      10/2.4 ①


奴隷制度を学ぶ

GWが始まりウキウキ気分の人たちはおめでとう。私は奴隷制度についての歴史を学んでいた。歴史の流れを理解するうえで、ブローデルやら以前に読んだ本の知識が役にたった。

奴隷文化は紀元前2000年には存在したとされ、その時から人間が家畜と同様の扱いを受けていたとされる。
文明が発達したギリシア時代やローマ時代においては、戦争の捕虜であったり、裁判で有罪とされた個人が借金返済のために奴隷を行っていた。
ローマ市民1人に対して奴隷20人という人口構成だ。当たり前だが、この時代はほとんどが白人奴隷で黒人奴隷を所有していたのはエジプトのみだった。
爆発的にこの制度が普及し、奴隷貿易へと増大した背景には「ポルトガル」の存在があった。彼らはアフリカを見つけるやいなや、地元の部族に貿易をもちかけた。
スパイスの時と同じで、ヨーロッパではガラクタ同然のモノを奴隷と交換したという。
ここで私はどうして部族はポルトガル人と戦わなかったのか疑問に思った。
どうやら、部族間の対立につけこんで貿易が行われていたフシがある。
奴隷狩りは寝静まった夜間に突如行われ、独特な形の首輪をつけられた。これは逃亡した時に木と木の間に引っかかるように着けられたもの。
船長は部族長と交渉を行った後、労働者として使えるかどうかの選別を行い(6歳以下の子どもと老人〈取引では35〜40歳は老人扱い〉はその場で殺された)貨物と同じ扱いで船に押し込められた。
身動きができないように手錠をされ、屈強な男は足にも鎖をつけられた。衛生を保つ為に髪の毛は刈られ、服従心を植え付ける為に背中に焼印をされ、日中は体操を命じられた。
たまにクーデターが起こることもあったが、船内の白人を皆殺しにしたところで航海術をもたない黒人たちは海を彷徨い飢餓で死ぬか、身投げして死ぬかの運命しかなかった…
また、奴隷狩りに対抗するために船の接岸を待ち伏せて毒矢で狙い撃ちにすることもあったが、復讐心を抱いた白人たちは村を丸ごと焼き払った。

奴隷商人は血も涙もない人間を想像していたのだが、ひとたび母国に帰れば優良な一般市民であり、良き夫だというのだから驚く。
なぜこんなことができるのかといえば、彼らは奴隷制度によって秩序とより良い生活を与えていると本気で考えているからだそうだ。黒人は人間ではないという宗教思想が文化の基盤にあるのが伺える。

奴隷たちは大規模農園に連れていかれ、サトウキビや綿などの農作業をさせられた。鞭が飛んでくるのは日常茶飯事で、疲労困憊の作業で脱穀機に手を挟まれて手を失う奴隷もいたという。
また、12歳は大人とみなされ屋敷の雑用などを命じられた。
ポルトガル、スペイン、アメリカ、フランス、オランダ、イギリス、デンマークといった国々によって何世紀にもわたり奴隷制度が行われた。

奴隷解放運動が起こると、奴隷貿易は海賊行為とみなされて取り締まりの対象とされた。発覚を恐れた船長は酒樽の中に子どもを詰め込んだり、奴隷を海に投げて罪を免れようとしたのだ。
このようなことを行っていた白人を黒人が恨まずにいるのは難しい。また、白人も黒人からの報復を恐れていた。
ゾッとしたのはこの後だ。黒人労働者と競争関係にある低所得者層の差別意識が「KKK」を作った。
まさに今、大統領選でドナルドトランプが行っていることと同じなのだ。
歴史は繰り返すなんて言葉があるが、これは「同じことがまた起きた」ではなく、差別は「顕在し続けている」のだ。

これは絶望的な気持ちになった。
なのに空は青いんだもの。みつを。

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