今月27日にアメリカのオバマ大統領は、現職のアメリカ大統領として初めて広島を訪問します。
原爆が広島と長崎に投下されたのは、1945年。71年かかっての被爆地訪問がついに実現します。
そこで今夜は、この「オバマ大統領の広島訪問の意味」について『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』、『ブラボー 隠されたビキニ水爆実験の真実』などの著者で、核の歴史について関心をもって取材をされているノンフィクション作家の高瀬毅さんにお話を伺います。以下、メモです。
オバマ大統領の広島訪問について。高瀬さんこんばんは。5月10日に取材されていたそうですね→広島を事前に取材した日に正式決定しました。翌日に平和公園で被爆された方々の声を聞いたところ、謝罪についてはきりがないので未来について話してほしいという意見が多かったです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
謝罪外交はアメリカ国内の反発があるのでやらない。しかし、オバマさんが被爆者団体と面会する可能性もあるかもしれません。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
謝罪をしないという点が原爆投下という無差別大量虐殺を肯定することになりませんか?→そういった指摘をする方はいますね。プラハ演説はキッシンジャーなどの四賢人と言われる人々が用意しました。オバマさんはその上にのって演説を行ったわけです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
核弾頭のほとんどはアメリカとロシアが所有していますね。リスナーからも核廃絶とは逆の政策をとってきた帳尻合わせの為に訪問するのではと意見がありました→関係の深いイスラエルがいるので、中東非核化構想にアメリカと日本は反対しました。これで被爆者の方々の心が折れてしまいました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
オバマさんはノーベル平和賞をとったわけです。ローズ補佐官も動いて何とか形にしようとしていますから「広島を政治利用しようとしている」という見方が出てきてもおかしくはありません。 #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
日本側は「来てくれるだけで嬉しいです」というスタンスですが、韓国や中国に対する戦争責任論がドミノになってしまうから言わないのでしょうか?→忖度をしているように思いますね。大統領が単独で来ると反核運動に火をつけてしまうのでサミット終了後に行くならいいと。選挙前の政府も今しかないと。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
中国や韓国はオバマ大統領が来ることで日本が被害者に映ってしまうと主張しています。それはないと思いますが、忘却も狙いなのでしょうか?→日本が真珠湾に言って謝罪すべきという意見もありますね。未来志向というならば過去の清算を行ったうえで話をしないと何も変わらないと思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
安倍政権の周りの人は自虐史観と言います。去年は憲法違反として安保に反対する声がありました。そこまでして歩み寄りを見せる政府をアピールしたいのでしょうか?→被害者の方に聞くと「あなた達には分からないでしょう。未来に希望を託すしかないのです」と泣きながら答えてくれました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
「未来志向」という言葉を被爆者の方ではなく、政府が使うのは違和感がありますね
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日
→取材をしていて忘却は始まっていると感じました。今年は本屋を見ても「黒い雨」など、原爆投下を語るうえで重要な作品がありませんでした。本屋としては売れないのでしょうが若い世代に伝えることが重要です
27日はどちらへ?→長崎で外せない仕事があるのでそこで見ようと思います→じゃあ、僕電話つなぎますよ→ぜひ→権限ないですけど→笑 #jamtheworld
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年5月20日