モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

朝まで生テレビの感想

 

参院選前ということで久しぶりに朝まで生テレビを見た。

生活の党と山本太郎と仲間たちと新党改革はスケジュールの都合が合わずに欠席。人数が少ない党はメディア露出も少なくなるので不利ですね。

 

まず、EU離脱が決定したイギリスについて経済に詳しいオジサンが喋っていました。

どこの報道を見ても「長期的な影響については分からない」という話になる(ほとんどの人間が離脱すると思っていなかったのでそうとしか言えない)のでここはスルー。

 

次に日本の経済政策についての議論がありました。

経済政策についての評価は利益を得た人間と損益を被った人間とで違うので、再分配をセットにして議論しないと意味がないと思います。

その上で、再分配制度の主体が逆進性の強い消費税でいいのかという議論を期待しましたが、声のデカイ政治家が他人の話を遮ってテーブルに肘をつきながら話す汚い画像しか流れませんでした。

また「富裕層」という単語は出ましたが「経団連」という単語は出てきませんでした。

 

改憲論議については、それぞれの政党が論理的な説明をできていないように思えました。

これは単に出演者個人の資質によるものなのかもしれません。とくに自民党の田村議員は「草案は野党時代にエッジの効いた方々が作った」と言って追及から逃げようとする場面が何回かありました。

また「機雷掃海は戦争行為ではない」という発言は端的に勉強不足なのではと。

このような判断で命令が下り、国際司法裁判所に日本が訴えられたら田村議員はどう責任を取るのでしょうね。

またこのパートでは前段の「経団連」と同じように「日本会議」の単語は出ませんでした。

「タブーはない」はずではなかったのでしょうか?

津田大介さんが出演していましたが空気だったのが残念です。

 

関心の高い視聴者はグズグズな議論に飽きていると思います。

 

  1. 何のために何をどのように変えるのか?
  2. 自衛権の範囲を定義したうえで、具体的な発動要件は何なのか?
  3. 憲法9条の「武力の放棄」との整合性をどのように説明するのか

 

未だに議論は不完全なままです。 

論点整理をする人がいないと見辛くて仕方ないです。

 

日本国憲法は後世のために余白を残した完成度の高いプログラムだと私は思っています。

この「自由度の高さ」を国民が生活の中で認識しなければ、それは「曖昧」と言語処理されてしまうに違いありません。

人種、老若男女関係なく、何度でもやり直せる個人の人生を国が保障し、個人が互いの幸せの為にどう遊ぶかだと思ってます。