モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

ニヒリズムとヨステビト

 

権利を捨てようとしているあなたへ|海老原いすみ|note

 

選挙に行かないってことは、「私は自分の意見が反映されていない命令に従います」ってことだかんね。

多数決は少数意見を切り捨てるシステムだから、投票しても意見が反映されない場合もあるよ。でもね、世界中であなたにしかあなたの権利は行使できないんだよ。自分の権利を捨てて生き残るのは無理だよ。

 

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千と千尋の神隠し」で名前を取られた人々は老女の都合のいい存在として、湯屋で仕事を強いられて生きていた。

「現実は小説より奇なり」とはよく言ったものだ。

私は日常的に政治の話題をツイートする。今回の選挙は確実に教科書に載るから、いつもより余計に情報を流したし、きっといつも以上にフォロワーさんにウザがられたと思う。でも、ここまでしてもインターネットと接する機会のない人にとっては何の変わりのないこと。結局は1対1の会話がベースになる。とても微力ではあるが、一人一人がそれをやらないといけない地点まで来てる。

 

それなのに大手メディアは投票を呼びかけるアナウンスをせず、ただ「投票率が低い」と連呼するばかり。

彼らはジャーナリストではなくて、ただのニヒリストだから報道する義務なんて持っていなくて当然なのかと気づかされた。

そんなニヒリストにヨステビトが呼応して、我先に「都合のいい存在」になることで利益を得ようとする。

 

世界が汚く見えるのは腐りゆく私たちの自浄作用が弱いからだ。