JAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIO
このところ、安倍政権のメディアに対する介入、政治とメディアの問題が、たびたび話題になっていますが、今夜は、太平洋戦争において日本の大本営が行った戦況などに関する公式発表、「大本営発表」について考えます。
大本営発表、現在では、権力者にとって都合のいい情報、信用できないねつ造された公式発表の代名詞にもなっていますが…。
なぜ、メディアは、ねつ造された発表を許してしまったのか?
政治とメディアの関係はどうあるべきなのか?
今夜は、「大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争」の著者で、
政治・戦争と文化芸術の関わりを研究テーマにされている近現代史研究者 辻田真佐憲さんをお迎えして、一緒に考えていきたいと思います。
以下、ツイートメモです。
辻田真佐憲さんが分析されてなるほどと思ったのですが、最初から嘘ではなかったんですね→最初は嘘をつく必要はありませんでしたし、正確な情報が戦意高揚になりました。熟練パイロットが撃墜されるにつれ、未熟なパイロットが不確かな損害を上に上げて滅茶苦茶になっていきました #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年8月19日
納得できないのはエリート達が気づかなかったのでしょうか?→当初は戦力差を埋めることができると考えていたものが、アメリカが最新鋭の戦力を投入することにより辻褄が合わなくなっていきました
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年8月19日
官僚機構の保身と責任を取りたくない姿勢が水増しを生んで、情報収集能力もなかったと?→現場の意見が優先されたということもあります→なぜメディアは垂れ流したのでしょう?→日清戦争でスクープ合戦をしている裏で紙が止められるような仕組みができてしまい歯向かえなくなりました #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年8月19日
@ebiharaism 打ち間違えた 日清✖️ 日中◯
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年8月19日
実際に海軍の立場で記事を書いた記者が陸軍の逆鱗に触れて現地に送られたということがあったんですね→竹槍事件と呼ばれています。海軍記者クラブに所属していた毎日の記者が「竹槍では戦えぬ」と書き、それを見た東城が「今朝の毎日を見たかっ!」と怒りました。最期は硫黄島に送られました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年8月19日
福島第一原発事故でもマスコミと政府について言及されていますね?→メディア側がちゃんとすれば国民は気づきますし、軍も変なことはできなかったはずです。現代ではメディアが電力会社から広告費を貰っていたり、政府が放送法を口にする。これは紙を止めたことと同じです。 #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年8月19日
委縮効果は同じですね。→70年前と言うと昔のことと言われがちですが、だからこそ利害関係のなかった人の証言が残っているんです。メディアは広告費が命綱だからそこを攻撃するというような証言が残っているんです→どこかで聞いたことのある話ですね。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年8月19日
メディアとどう付き合うべきなのでしょうか? どうしたら良いメディアを育てられるのでしょうか?→メディアと権力の癒着に対して批判すべきです。そこに対して正しく批判しているメディアを育て、メディアと権力が常に対立関係にある環境にしなければなりません。 #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年8月19日
途中で地震があってビビりました。
打ち間違えてタイムリープ。
主な論点はおさえられたと思います。
辻田さんは先日のウィークエンドシャッフルにも登場されていましたが、短い時間でも情報量が落ちませんね。頭の回転が速い方なんだなぁと思いました。