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モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

「美しき緑の星」の感想

先月の木曜日の夜にInterFMでUAさんとトータス松本が対談を行っていた。対談は全4回構成で毎週放送されていた。

 

たしか3回目の放送で好きな映画の話をしていて、UAさんが「美しき緑の星」という聞きなれない映画の名前を挙げて熱弁していた。

 

UAさんの話によると、それは宇宙のどこかにある平和な星の話で、その星には資本主義がないという設定。物語はその星に住む異星人が地球にやってきて人間を俯瞰してみることができる内容らしかった。

時折、UAさんは「切断」という言葉を言っていたが私には何の事なのかさっぱり分からなかった。

この映画に興味を示したトータスさんがどこの映画?と訊くと、フランス製作の映画で、今は発禁になっていて見ることができないというのだ。例えば誰かがYouTubeにアップロードしたとしてもすぐに削除されてしまうので、今では見ることがほとんど不可能らしい。

あらすじを聞いた限りでは、発禁になる理由も見当たらないし、発売が禁止されている映像に対して誰が著作権の侵害を申し立てているのかよく分からない話である。

私はそんな謎めいた映画に対してワクワクしていて、情報収集モードへと切り替わっていたのだった。笑

 

みつけた

美しき緑の星 on Vimeo on Vimeo

 

結構、簡単に見つけてしまった。

インターネットは恐ろしいですね。

 

早速、見てみるとUAさんが言っていたあらすじそのもののプロローグが始まった。撮影規模も人数も多く見えて、小さな会社が作った映画には見えなかった。

 

その星に住む人々はそれぞれが自由に生きていて、定期的に開催される集会の中で生活必需品や食料の分配を行っていた。物々交換ではないというのが特徴。(共産主義のプロパガンダと判断されて発禁くらったのかな…?)

 

また、その星には他の星や惑星に捜査員を派遣して情勢を把握する習慣があった。地球人は凶暴なので誰も行きたがらず、200年もの間派遣できずにいた。

そんな中、ミラという異星人の女性が勇気と興味を持って手を挙げた。彼女の祖母は地球人で祖母の生まれた星をみたいという理由からだった。

派遣されるにあたって、お爺さんから地球で使われていた幾つかの言語データを教えてもらうと共に「切断」という超能力を使うことをアドバイスされた。

切断には「弱」と「強」があって、人間は異星人と会話しただけで弱状態になり明確な意思を持って脳みそをハッキングするのが「強」らしかった。

例えば、異星人からしてみればお金という紙切れがないと人間は何もできないし、肉屋は死体の展示場にしか見えない。

切断とは異星人の価値観を人間に植え付けることだと私は解釈した。ミラの影響で何人かの人間が切断されるが、テレビに出ている政治家を切断する場面が一番分かりやすいと思う。

あと、発禁になった理由はおそらくイエスキリストが異星人の星から送られたという設定が宗教問題になったのだと思う。

最後まで見たけど、それぐらいしか理由ありませんでしたからね。肉屋が起こったからって発禁になるとは思えませんし、フランスはブラックジョークの国ですしね。

 

で、結局面白いのか?といえばそうでもないというのが私の感想。笑

なぜかというと異星人がメチャクチャだから。

 

人間が凶暴だという評価はその通りだと私も思うけど、一方でこの異星人たちは新生児交換プロジェクトという大それた名前の人攫いをやっている。

物語の中で対象となった新生児は、望まない妊娠の結果母親が出生届を出さないまま消息不明となり「孤児」と判断された新生児。

「可哀想だから連れて帰ってあげよう」的な流れになるのだが、人権の概念がないこの行動に私は違和感を感じる。

交換と言いながら連れ去ってますし…笑

しかも、地球から緑の星にテレパシーを送って通信した時に、人間の女性を見たミラの息子2人が性欲を覚えてこの後わざわざやって来るんですよ。

ここら辺が下品に思えてしまって、何の神秘性も感じなくなりました。映画の前半のメッセージとして人間を俯瞰して見るという点では面白かったんですけど、後半の見所は一瞬挿入された子猫のカットぐらいに思います。

 

期待しすぎちゃったパターン。

 

 

UAさんの黄金の緑ってこの映画とは関係ないのかな? 

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