JAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIO
今夜の「カッティング・エッジ」では廃炉に向けて最終調整に入った「もんじゅ」について取り上げますが、
福島第一原発の廃炉や事務処理にかかる費用のほか、そのほかの原発の廃炉などの費用を国民に負担させる仕組みの検討をきのう経済産業省がはじめています。
全体でおよそ8兆3千億円の新たな国民負担が発生すると見られ、来月上旬に初会合を開き、年内にも提言をまとめるとのことですが、みなさんはどう思われますか?
今夜は廃炉に向けて最終調整に入った高速増殖炉「もんじゅ」について、元東芝・原子炉格納容器設計者の後藤政志さんに伺います。
以下、メモです。
夢の原子炉もんじゅの廃炉について→後藤さん)私は遅すぎたと思います。夢の原子炉というのは沸騰型軽水炉に対して、プルトニウムを使用するので燃料が入らないという点から言われてきました。しかし、もんじゅの場合は水と混ざると爆発しますし、空気に触れれば火が出ます。安全性から無理があります
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月21日
費用として一兆を超えていますが→いずれは廃炉にするわけですが、プルトニウムの問題もあります。プルトニウムを取り出してもんじゅで循環する想定でしたが、それが無理でプルサーマルとして一部を燃料に混ぜるやり方をしています。しかし、再処理工場そのものにリスクがあります。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月21日
プルトニウムは核爆弾の材料ですから、国際社会から見れば材料を蓄えている日本は一体どんな国なのか?と疑念を持たれます。プルトニウムを取り出すことはやめたほうがいいと私は思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月21日
長崎原爆と比較される事がありますが現在の日本のプルトニウムの量については?→何十倍というオーダーになるでしょうが、もっと根本的な問題(核燃料サイクルそのもの)があると思います。 #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月21日
以上。
22年で250日間しか稼働せず、1兆2千億円。廃炉される「もんじゅ」驚きの数字 (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
バズフィードジャパンがもんじゅのステータスについてまとめた記事をリリースしていたのでリンク貼っときます。
- これまでに投じた予算は約1兆2千億円にのぼる
- これまでの稼働日数は22年間で250日ほど
- 1日の維持費が5千万円
- 再稼動費用は5800億円
-
日本のプルトニウム保有量は約47.9トン
- 放射性廃棄物を地中に埋める期間は10万年
なぜここまでしてもんじゅを存続させようとしてきたのか様々な要因があるだろうけど、核武装論者が政策決定を行っているという問題が大きいように思います。