モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

午後からは雨が降るでしょう。誰もがこの物語に恋をするでしょう。

夢だった。

新海誠さんの「君の名は。」の小説を買おうかどうか悩んだのは先月のことだった。

店内の一角に設けられた映画化された小説のコーナーが「君の名は。」で埋め尽くされていた。流行に乗ることを嫌う私はキラキラしたビジュアルを苦々しい顔で見ていたのです。

その時は買うのを躊躇ったのですが、美味しんぼばりにだんだん気になってきました。(古っ!)

秋は読書の季節でもありますし、課題図書として読むことにしました。Amazonで注文して発送メールをずっと待っていたんですが、全然メールが来ないんです。

昨日の夜に確認してみたら私はそんな注文をしていないことが分かりました。

そうです。夢だったのです。

買うかどうかを悩みすぎて、Amazonで注文する夢を見たんです。。。

 

いっ、イかれてる!

 

午後からは雨が降るでしょう

Amazonから届くことはないと分かったので、買いに行かなければなりません。今日は午後から雨が降るということで急いで行ってきました。

ついでにポケモンGOを久しぶりに起動させました。正直なところ、もう完全に飽きております。

起動させるのはゼニガメモンスターボール20個を溶かされて、目の前が真っ暗になって以来だと思います。秋にどうぶつの森のアプリがリリースされたら消そうかなぁ)

 

曇り空の下、アスファルトの上を規則正しく肉の塊と鉄の塊が蠢いていました。

お祭りがあるそうで、いつもよりも賑わいを見せていました。

幸せそうな夫婦の間には最愛の息子がロズウェル事件の宇宙人みたいにぶら下がっていましたし、髭を生やした仙人みたいなお爺さんが焦点の合わない目で祭囃子を指笛で吹いてました。(なぜ指笛なのかは分かりません。お爺さんに聞いて下さい)

そんなこんなで本屋に到着すると、店の主人とパートとみられる女性が日常会話をしながら、入荷した本を平積みしていました。

客としては小さな店の中でそういう会話をされると、自分が会話を遮っているようで居心地が悪いものです。

しかしながら、悪夢を見ないためには買うしかありません。パートさんに本の所在を聞くと「ないです」とのこと。

その刹那、店主のほうが…

店主「あーもうないね今は。うん」

パ女「注文しましょうか?」

私「そうなんですか」

店主「いや、ないない。カドカワのほうにもない」

 

私「じゃ、失礼します」

 

前から思ってたけど、この店の主人がなんとなく嫌です。笑

なんだろうなぁ。「売ってやってる感」とまではいいませんけど、例えるなら売り物の本の角が折れても気にしないガサツな感じが私とは合いません。

それでも全国の小さな本屋が潰れていってるので、私はできるだけ店頭で買おうと心がけています。

店から出るとポケモンGOの10kmタマゴが孵化して「カイロス(ツノが生えたワラジ虫みたいなキモいの)」が生まれてしました。

 

潰れてもいいかなって気になりました。

 

めんどくさいけど、隣町にある大型書店まで行くことに…

その途中、たまに見かける中国人のサイクリンググループがいました。

彼らは女2人と男1人でいつも楽しそうに走っています。夏には女性の方が真っ青なワンピースで着飾って走り抜けていくのを見ました。彼らの放つ雰囲気は安い韓流ドラマみたいで私には面白いです。(これは差別的な目で見て滑稽というわけではなく、異国の地で繰り広げられている三角関係の構図がドラマチックであるということです)

 

書店に着く頃にはポツリポツリと雨が落ちてきて、履き慣れているはずの靴なのに靴擦れが起きていました。

さて、本屋のオッさんは「人気だからすぐに売れてしまって、今はカドカワにも在庫がない」ということを言っていたわけですが、書店にはかなり沢山在庫がありました。

なんなら、増刷されて「映画大ヒット上映中」の帯がついた分がありました。

 

『あのオヤジは嘘つきなんじゃないか?』

 

人を信じることができない私はちゃっかりと、増刷前に並べられた、神木隆之介のコメントが書かれた帯の本を買いました。

 

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感想は来月に書こうと思います。