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モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

【ヒラリー・クリントン前国務長官とドナルド・トランプ氏のテレビ討論会について】ゲスト:パトリック・ハーラン

JamTheWorld

JAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIO

有権者の半数が投票の参考にすると答えているアメリカ大統領選、最大の山場、テレビ討論会の1回目が、
日本時間のきのう午前、行われました。
民主党ヒラリー・クリントン候補と共和党のドナルド・トランプ候補の初めての直接対決。
98分に渡って激しい論戦が交わされましたが、この方はどう見たのでしょうか?
JAM THE WORLDの元ナビゲーター、パックンこと、パトリック・ハーランさんと考えます。

以下、メモです。

 

安田→パックンは元JamTheWorld金曜日担当されていて…

パックン→オリジナルメンバーの僕がいなくてもこんなに続くとは思いませんでした。

→2007年にはソフトバンクの選手が使用してる育毛剤を理由にドーピングに引っかかり、偶然パックンも同じ育毛剤を使っていたということでお話を伺ってますが覚えてらっしゃいますか?

→まるで僕がドーピングしたみたいですけど、用量を適切に使っていれば問題ありませんからね笑

 

リック・ガトームソン - Wikipedia

 

→本題に移りたいと思いますが、今回の大統領選をバー盛り上がってみんなで見てるというのは私達には新鮮に見えました。

→自分たちが選ぶ大統領だから注目度は日本とはケタ違いです。演説と違って討論会は相手のツッコミに返さないといけないので、何も用意してないとすぐ分かるんです。

ケネディニクソンの時代と比べて大統領選は変わったでしょうか?

レーガンはカーターに対して言った一言で、カーターの印象を全て変えてしまったり、ゴアの呆れ顔などが印象に残ってます。

→今回の大統領選の視聴者数は過去最高ということですが、当日はどこでご覧になりましたか?

→僕は自宅でポップコーンを食べながら、早く続編が見たいと思いました。

ヒラリーは体調面が心配されていましたが問題なく、衣装もメイクも良かったので、女性でも有利になることがあるのだと思いましたね。

→報道ではヒラリー有利と言われてますが、パックンはどう感じましたか?

→冷静に言えばヒラリーの圧勝です。

トランプは話があちらこちらに飛んで、理路整然としていませんでした。頭の中で政策がまとまってないと感じました。

それでも支持率が落ちないのは『すごい!』と思わせる彼のカリスマ性でしょう。トランプは化け物です。

→今回の討論会は「進路」「繁栄」「安全の確保」の3つのテーマが設けられましたね。

→トランプは支持者が反応するキーワードを言ってました。繰り返して言うことで印象づけるテクニックです。スウィングステートと言われる浮動票を狙って『あなた達のことを考えている』と思わせてましたし、ビル・クリントン時代に通されたNAFTAに対してつっこむ姿も見られました。

 

スイング・ステート - Wikipedia

 

→パックンは新刊の中で話し方について触れていますね。

→世界一の権力の座を話術で掴み取るのが大統領です。その点でヒラリーの話し方を見ると4年間任せてもいいかなと思いました。

→なぜヒラリーはトランプに手こずっているのでしょうか?

→彼女は常に自分が陰謀の的であると考えていますが、自分でミスすることがあります。例えばメール問題でもプライバシーを理由に公開しませんでしたが、それなら日本ではありませんが第三者委員会に任せればいいんです。なぜ消してしまうのか理解できません。

与党民主党は批判の対象で、誰が大統領になっても共和党の支持率は40%ですから、トランプに対して「なんであんなヤツが!」と思っている50%の人々が必ず選挙に行くかどうか。

→言葉には負の側面がありますよね?

911後にブッシュは瓦礫の中で演説を行った先にイラク戦争があります。

→言葉に感動しただけで動いてはダメ。裏に何があるのか、根拠は何なのかを考えないとダメです。

僕は日本人のコミュニケーション能力を高めたいと思っています。日本でも、蓮舫さんや小池都知事、安倍首相など話術が上手い政治家が出てきましたから。

→討論会はあと二回。今後の注目は?

→自分がつっこまれたところをどう補強するかでしょう。

「税金を払っていない」とつっこまれたトランプは「賢いだろ?」と言った。

納税をしていない候補者を労働者は果たしてどう見るのか?

ヒラリーはメール問題、NAFTAの責任などをどのように補強するのか?

→人事の問題もありますよね?

最高裁判事の人事も重要です。

→どちらが勝つと思いますか?

→ヒラリーが7.5でトランプが2.5という印象ですが、まだまだトランプは侮れないです。

→新刊を拝見させて頂きました。最後に書いてあった「ここまでアメリカ大統領選が盛り上がっているのは、アメリカ国民はまだアメリカを見捨てていないからだ」というのが印象的でした。

→ありがとうございます。日本の皆さんもどうか見捨てないで下さいね。

 

以上。

 

重いテーマとは違って、わりと砕けた感じにトークが進んで安田さんも楽しそうでした。パックンの人柄もあるんでしょうね。

アメリカの直接的なやりとりと比べると、格式ばっているくせに野次と陰湿な圧力で彩られる日本の政治はバーで観戦したいとは思いませんね。

居酒屋で熱弁を振るうおじさんとかいますけど、映像を見ながら意見を言い合う環境がそもそもない。政治に透明性を求めるなら、同時に有権者側も公の場で自分の意見を言える文化を作らないといけませんよね。

 

大統領の演説 (角川新書)