モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

干からびた豆の話

 

天気予報士が「青空が広がっていい天気です」というから、諦めきれずにダイソーへ向かいガジュマルを探した。

まぁ、案の定なかったわけだけど、手持ち無沙汰だったから何か買うことにした。

花の咲かない草木ばかりを集めても味気ないし、だからと言って花を育てる気にもなれない。売り場で自分の育てている植物を思い出してみると、サボテンが「あたしウサギだから寂しすぎると死んじゃうよー」と言っていたことを思い出した。(嘘)

多肉植物を寄せ植えしてメキシコを作ることにした。

売り場にあるサボテンは虫が這い回っているものが多く、生きているのか腐っているのか判断がつかなかった。

べっぴんさん、べっぴんさん、一つ飛ばしてべっぴんさんの奥のほうに研究所からアウトブレイクした薬品を浴びたような長い触手が見えた。札には「ミカヅキネックレス」と書かれていた。育て方はサボテンと同じようなので寄せ植えできるだろうと判断して購入。

店を出る頃にはアスファルトは熱を帯びていて、ああメキシコっぽいなぁと思った。(病気) 

 

早速、家に帰って植え替え作業を開始した。今までの植物と勝手が違った。普通の植物は根を下に張って上に伸びていくが、このミカヅキネックレスというのはサツマイモみたいに茎から根を生やして横に伸びていくようだ。(インテリアとして育てる人はオリズルランみたいに吊り下げたほうがいいのかもしれない)

 

ダイソー出身の植物を植え替える時は、できるだけ土を落とすのが鉄則。今回もいつもと同じように土をパラパラと落としていたのだが、なんと幼体のカタツムリの殻が混入していた。本体の姿はなかったが、一体どんな管理をされていたのか気になる…

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正常なミカヅキネックレスは豆みたいになっているはずだが、ところどころ干からびていたり、茎が細くなってご臨終モードになっていた。店の棚の奥は日当たりが悪いし仕方ない。初日の段階から枯れた部分を取り除くオペをすることになるとは思わなんだ。

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そんなこんなで寄せ植えは完成した。

サボテンがなぜか卑猥に見えてしまう幻術(背の高い植物を中心に持ってくるのが基本ですよね?)に惑わされながら、ウィキペディアミカヅキネックレスを検索してみた。

 

意外と難しい?コロコロとかわいいグリーンネックレスの育て方・増やし方。 | キナリノ 

 

何がメキシコだ!アフリカ原産じゃないか!←ばーかばーか

 

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ただでさえ先端の茎がふにゃふにゃしているというのに、これから日本は梅雨に突入する。アフリカとは全く違う環境で果たして生き残ることができるだろうか。頭の中では寄せ植え終了のお知らせが鳴り響く。。

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一番長いツルに目をやると赤く変色していた。

あわよくば腐り果てる前に最初で最後の花を見ることができるのでは。(ただの傷だったりしてな)

とりあえずこの「メキシコ鉢」は水分を少なめにして管理しようと思う。

 

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それと、この前買ったフィロデンドロンは早くも葉焼けした模様…こんなに分厚い葉っぱでも焼けてしまうとは。

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それでも先日まで「棒」だった部分がロールキャベツをほどくように葉を広げてきた。こいつが太陽に焦がされないように気をつけたい。

 

以上。