モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

今週のフリースタイルダンジョンの感想(終わりと初心編)

人は目的を奪われると死ぬ

結構前の話で、伊集院光さんがフリーマーケットで見つけた郵便物を記載されてる住所に届けるという遊びをしているとラジオで話していて。2、3回そういう話をした後に地方の新聞に載ったんですよ。自分が面白いと思っていた遊びに義務であったり、或いはそれによって善人というイメージが付与されるのを嫌って、それ以来その遊びができなくなったっていうオチで。(ただ、それで訪れたとあるお宅に伊集院さんにそっくりの力士の絵があったっていう不思議な回もありました)
人間、誰でも意味や目的を失った時に精神が落ち込んだり病むと思うんです。分かりやすい例を挙げれば、家族の為に働いていたはずが家族との時間が取れずに子どもに嫌われ「パパorママなんて死んじゃえばいいんだ!」と言われた瞬間に、頭の中で何かがガラガラと音を立てて崩れるみたいな。(あっ、毒親は例外で)

http://j-lyric.net/artist/a001c7c/l0477e8.html
ちなみに歌の上手いほうのヒカルさんは「嫉妬されるべき人生という」曲の中でこのように歌っています。

人の期待に応えるだけの
生き方はもうやめる
母の遺影に供える花を
替えながら思う
あなたに先立たれたら
あなたに操を立てる
私が先に死んだら
今際の果てで微笑む

さて、なぜこんな話を書くのかといえば、若干それに近い事が起こりもうしてそうろう。
それは台風13号ヤギがどこかへ消え失せた先日のことじゃった。べべん♪べん♪べん♪(なんやこれ)
記事を読んでくれた方からコメントを頂きました。コメントをもらう事はほとんど無いのでここぞとばかりに傾聴した結果、記事の構成を変えることにしました。
この番組が好きで感想を書いてきたわけですが、今回の指摘で明らかにキャパを超えてるという事に気付きました。
何時間もかけて書いても書き間違いやケアレスミス、ウィルスミスは歌が上手い、ティラミス食べたいという事があります。それに対してクレームが入って直すみたいなのはビジネスなら成り立つでしょうけど、私は感想がメインであって番組をテキスト化する事が目的ではないのです。

パッケージのわりに内容量が少ないお菓子みたいなのもアレなので、今回から初心に戻って情報量を落としていこうと思います。(あとは私有地を公園扱いされる感じとか、PV稼ぎのトレンドブログとかクソブログ扱いされると胸糞悪いし、ひっそりとやるわ)

Round1

トラック:「対峙 / DJ WATARAI

前に来た時 落としてったもの
拾うチャンスがまたやってきた
お前もう二度と来ないって言ったよな?
絶対来ません!って言ったよな?
なのにすぐやってきた お前の絶対って何?
これは接待だぜ 受けて帰れ
言葉が軽い奴のラップじゃ上がらない理由
ここで明らかにする

前のバトルで全部言葉が自分にブーメランで返ってきた人がよう言うてるわ
絶対戻らないって言ったっけな?
いや 戻る戻らないの話じゃなくて
お前らが不甲斐ないからケツを拭きに来てやったって何回言ったら分かんだ おい!
あ、この間 白旗振った人っすよね? 恥ずかしい

めっちゃ上手いんやけどな
全然格好良くないのはなんでやろな
お前は何にも悪くない
いやでも格好悪いから悪いのか 結局そういう事だ
お前のマネする大阪の後輩たちが軒並みクソだせぇ理由
それはお前に害があるだけだろ
ここで殺害予告 R-指定 死ね

ハイ OK お前のマネしてる若手も多いけどな
なんか 自分がアーティストか芸術家やと勘違いしてる
俺たちはどこまでいってもただのラッパー
分かってんのか? このMother【コンプラ
俺のマネ どっちでもいいが No more Money
もう噛んでも大丈夫だぜ お前ぐらいの相手
だって1回ボコボコにシチャッテルカラナー

判定ーー
初代2:3二代目

呂布さんが先行を選んで「言葉が軽い」というキーワードを発した瞬間に『言葉の重みおじさん』の記憶をフラッシュバックしてしまいました。(ジワジワくる)
Rさんは前回に引き続きガツガツしてなくて、余裕を見せる感じだったので呂布さんの勢いのまま終了した感じです。
ただRさんは最後のほう噛んじゃって、そこをリカバリーしたけど勿体無かったですよね。余裕を見せるスタンスだから余計にミスがマイナスに振れる。

Round2

トラック「C.R.E.A.M. / Wu-Tang Clan

C.R.E.M.の上で教えてやるお前にラップのメソッド メスを入れる
Inspectah Deckじゃないけども
お前を零コンマ何秒かでぶち壊してやる
この掛かってるとこ 全部分かるか?
かかって来いってお前が指触れる番か
どの口が抜かすんだ
さっきから全部言葉ブーメランで刺さりまくって服が真っ赤
血だらけになってんじゃん

お前がかつて どんな気持ちでここに立っていたか分かって
俺は超強くなった かかってこい
俺をやれるもんならやってみろ このヒゲ野郎
お前の長い髪を掴んで引きずり回して
R-指定 もうダメだって言わしてぇ
コイツがイワシで 俺がマグロで
鮫で シャケで 鯛で

人のヒゲとか 自分のことを気持ち分かったとか卑下する
そんな呂布カルマ ミタクナカッタナー
肩にフクロウ乗せて 居酒屋でラップやらされて
一体どこが奴隷だよ どっちだよ?
服が真っ赤 タンポン 血に染まってる
お前ぇにエール エリエール
サイドギャザー ラップやれ 最初から
お前に耳元でウィスパー

肩に乗せるタカ 居酒屋でしたラップ
全部 俺が望んで掴んだ事
お前 いつまでも梅田でラップやってろ
お前ぇの方がクソだせぇ みんな知ってる事
何にも感動しねぇラップ 格好良いのと格好悪いの
技術の先に行かなきゃなんねぇ
いつだって子どもは親を超えていくもんだ
お前が生み出したモンスターが俺だ!
受け止めろ

判定ーー
初代3:2二代目

Round2はのっけからRさんがギアを上げた印象。呂布さんのボースティングを嘲笑うように猛禽類カフェをイジり、思考を削いでいく得意の戦法。
一方で呂布さんは『水曜どうでしょう』の大泉洋さんのように「ヒゲ野郎!」と挑発し、お前はダサいと言っていたわりにおさかな天国っぽくて可愛くなっちゃった感があります。

Round3

トラック:「Liquid Swords / GZA feat. RZA」

前回のお前の勝ち方と俺の負け方と話題になったのはどっち?
それは生き方の差だろ
俺の方に乗っかったもんの重み 今なら分かるぜ
お前 あん時のキレがねぇ
フラフラ フラフラ遊んでっから それは仕方ねぇ
Rockとは名ばかりのクソみてぇなロックフェスでやる音楽ばっかりやってんだもんな お前

「本物のラッパーは場所を選ばねぇ」
みたいな事 お前言ってなかったっけ?
これこれ コイツの悪いとこ
全部自分の言葉 返って来てるから
さっきから
お前 オーストラリア行って お前 ブーメラン振り回してんのか
カンガルーみたく飛び跳ねながら考えろよってMOTOYのライムも出てくるわ
しょうもない
しかもな 歳下に親って言うな 恥ずかしい ボケが

違うね ホンモンのラッパー
立つ場所を選ばない そこでラップすればって話だ
お前がやってんのは媚びへつらったRockもどきみたいなのと変わらねぇ
俺はそれをHIP HOPって誰も認めねぇ
あれがHIP HOPだったら俺はとっくに辞めてる
ブーメランは確実にお前の首を切り裂いて俺の手元に戻ってくる

だから 別にお前に認めてもらうために
HIP HOPやっとんちゃうねん ボケが
なぁ サイファーいつまでも梅田でやってる俺が恥ずかしいか?
てかさ 訊くけど 格好悪いのってあかんかったっけ?
ダサいのってあかんかったっけ?
それ上回るぐらい 俺 ラップ好っきゃねん
大人が上がらんでもかまわん
ガキの茶番で俺がNo.1 あーい

観客:あーるぅ!あーるぅ!

判定ーー
初代2:3二代目

呂布さんはCreepyNutsの活動をdisる目的でRockフェスをボロクソに。笑
しかし、Rさんも反論。前段の親子関係の不明瞭さも指摘。
それでも呂布さんは、お前のはラップじゃないと言う主張で返します。Round1の「殺害予告」からの「首を切り裂いて」で落とすあたりの流れは綺麗。
でも、狩猟に用いられるブーメランは投石と同じように撲殺目的の武器だったりします。(こまけーことはいーんだよ)
呂布さんはボースティングを崩しませんでしたが、個人的にはRさんかなぁ。。判定は僅差で、せいこうさんも「家に帰って考えたら違うかもしれない」という事を言っていました。
4人抜きが見れないのは残念でしたが、最後に初代モンスタールームの裏話で「この企画が来た時にDOTMAは一人厳しい事を言っていた」という話を漢さんがチラッとしていたのが印象的でした。恐らくここらへんはAbemaTVの未公開スペシャルで放送されるかもしれませんね。
今回の企画ではバチバチのバトルが続きましたが、次回はバーベキュー企画だそうです。別の意味で火花を散らしてくれるでしょう。

おまけ

漢さんが呂布さんに勝って優勝。

カッコいい。