モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

今さっき聞いたラジオの話

深夜の馬鹿力の話

本が他人の運命を変えるっていう事だけでも凄いけど、番組の出演者が神谷美恵子さんの生き方に触れて、昔からの夢であった医師を目指すというのが素晴らしく感じます。

「島津アナの言葉や表情は嘘では無かったんだな」と思うし、著者と自分自信を重ね合せるという意味では、島津アナと同じように若松英輔さんが『代表的日本人』を紹介した時に著者の内村鑑三と同じように妻を亡くしたと告白されていた。恐らくこの影響もあったのではないかと考えながら聞いてました。

100分de名著で扱われる作品は、ものすごく繊細で慎重に扱わないといけない物が多いけど、人間性から滲み出る感情があれば触れたら壊れてしまうような作品であっても抱きしめる事ができるような気にさせてくれる。ここに普遍的な考え方であったり、時間が経過してもなおみずみずしさを保つ本の素晴らしさがあると思うし、子どもの頃の夢に向かう島津アナが今度は伊集院さんを刺激してるのがグッときました。

円楽師匠が70歳を迎えた時に天狗が舞い降りて「夢の話を聞かせろ」と言われ、「師匠に認められる落語家になるのが夢だったんだ」という話をするというオチだったりして。