モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

「ねんどの無人島」というアプリの感想

面白そうだと思ったら面白かった

アプリストアで面白そうなアプリを物色していたところ、今回の『ねんどの無人島』を発見しました。

最近のアプリの中にはクレイアニメーションっぽい雰囲気のものがあって、興味をそそられるのですが、ゲーム性の部分でちょっと物足りない感じがします。(デザインが良いとゲームの中身のハードルが上がるって話で)

その点で言うと『ねんどの無人島』はタイトルでゲームの内容が分かるし、サバイバルゲームというジャンルは『マインクラフト』から『PUBG』まで定着しているので、テクニックを必要とする格ゲーやパズルゲームみたいな敷居の高さは無いですよね。

f:id:ebiharaism:20181003111831p:image

この時点で個人的には星5の評価なんですが、アプリを起動して流れたアニメーションの木に指紋が付いてるんですよ。

「え? 手で作ったの⁈」って。(笑)

感動しますわ。『ピングー』とか『ミッフィ』とか現代のクレイアニメーションって、デジタルソフトをバリバリ使ったでやってるチートな狂アニメーションでしょ?

『ねんどの無人島』一択よ、一択。

早くゲームの話をしろ

f:id:ebiharaism:20181003112619p:image

主人公はねんどの島に流されてきた男の子です。この島で自給自足しつつ脱出を目指す事になります。

f:id:ebiharaism:20181003113436p:image

管理するのは空腹ゲージだけで、夜19時になると1日が終わります。強制帰還なので『ぼくのなつやすみ』を思い出してしまいました。

f:id:ebiharaism:20181003113813p:imagef:id:ebiharaism:20181003113805p:image

マップの広さとしてはスタート地点を含めて14地点になります。海や森の環境音も良いし、動物が可愛いので脱出したくなくなりました。

背景もキッチリ作ってあるし、所々でアニメーションが流れるので「なんて良いアプリなんだ!」と何回も思いました。

f:id:ebiharaism:20181003114301p:image

↑釣り上げ直後の虹色マス
f:id:ebiharaism:20181003114255p:image

↑調理するとちゃんと焦げた色に。

粘土でこの色彩感覚を表現してるの凄いわぁ。
f:id:ebiharaism:20181003114307p:image

↑これは終盤の祠。はめ込んだ円盤が回る演出が良かったねぇ。
f:id:ebiharaism:20181003113759j:image

↑一番感動したのがこのサルさんよ!

個人的にはこのサルの下に何かアイテムがあるのかと思ったんですが、何もないし「逆に助けないほうが良かったパターンのやつか?」なんて邪推してたらーー
f:id:ebiharaism:20181003113820p:image

なんと!崖の上からツタを下ろしてくれた!!

「ありがてぇぇ! 疑ってゴメンよ! おサル様!!」

しかも、このおサル様が登場するのはこれっきり。感謝を伝える事ができない切なさったらないですね。

この恩返し展開に揺さぶられましたわ。

f:id:ebiharaism:20181003115251p:imagef:id:ebiharaism:20181003115312p:image

そんな感じで『ねんどの無人島』を堪能して、2通りの脱出で全クリしました。

ロボットのデザインも良かったなぁ。

ジブリ感もあるよねぇ。

このアプリの凄いところはスマホのゲームでありながらクリア後の楽しみがあるところ。

f:id:ebiharaism:20181003115817p:image

↑ギャラリーモードでは進捗状況によって設定資料が解放されます。

このアプリが完成するまでのデザインの裏側や粘土の動物に命が宿る感じがめっちゃいいです。声優とキャラクターを使い捨てるソーシャルゲームが溢れてる中で、粘土だけでここまで表現してるのは際立ってレベルが高いと私は思います。

動いてる動物が見たすぎて、罠の付近のイノシシやらシカを追いかけ回しましたもん。←作者の意図しない遊び方

終わりに

総評として優勝です。

何かの賞をあげて欲しいし、賞金でさらなるアプリを開発して欲しい。

ちなみにクリア後に解放されたフリーモードは中毒性が怖いので現段階でまだやってません。

後から無人島に来た人がーー

「おいっ!何かいるぞ? アレはなんだ?」

「あれは粘土に取り憑かれた人間だ」

「可哀想に…よし!成仏させるために丸焼きにして食ってやろう!」

ってなる気がしてなりませんから。笑