モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

【アプリ】「7年後で待ってる」の感想

人間がトラウマを克服する過程を描く

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年末という事で『7年後で待ってる』(年待ね)というアプリを遊んでみた感想です。

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↑(アプリのアイコン可愛い)

ジャンルで言うとノベルゲームです。プログラムはUnityで組んであって、キャラクターデザインは以前に見た『俺の校長』みたいな感じ。ドット絵好きな私には好物の世界観です。

マップは主に自宅と診療所と病院の3つだけなので迷う事はありませんでした。
内容については記憶の無い主人公の物語で、序盤は人間関係の把握、中盤はふしぎ発見スーパーヒトシ君、終盤は水谷豊です。(プレイすれば分かるさ)
すごいのは日本語以外でもプレイできる事とクリア後に課金でサブストーリーも見る事ができます。(ちなみにこの記事は『その後の話』EP1までをプレイした感想になります)

 

ここからは感想を箇条書きで並べていきます。

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タイムリープを舞台装置にストーリーが展開されるので「時をかける少女」と「君の名は。」がパッと頭に浮かびましたが、火事のシーンでは「僕だけがいない街」を思い出しました。

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私は登場人物が多いと名前を覚えられないので、ハルトとかアヤトとか石打とか立石とかパニックです\(^o^)/

 

一箇所、セリフで「治る」が「直る」になってた所があった気がします←うろ覚え

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人体実験がバイオハザード7のルーカスみたいだった。(子どもに脳死薬とか何考えてんだよって汗)

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タイムリープは「脳の神経回路が〜」って説明があるのに、LMDという病気については実験によって発生した病気という説明だけで、少し物足りませんでした。

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ストーリー構成としては後出しジャンケンと「実は嘘でした」という展開を多用しすぎな気がします。主人公を真実へと誘う役(裏もあるキャラクターだけど)である一木がその展開になってしまったので、生き死について考えているのか疑問に感じました。医者がドジっ子だと患者助かりませんからね。

 

どこでもセーブできるので困る事はないのですが、ストーリーのチャプターが40もあるともう少しスリムにできるんじゃないかなぁと感じました。

 

根底に感じるタイムリープ作品は映画「恋はデジャ・ブ」で、どうしたらあの人は死なずに済むのか?をひたすら考える構造なのでもう少しテンポ感があれば余裕で星5の作品だと思います。キャラクターの喜怒哀楽を表現するために絵文字を使ってるのは良いアイデアだし、SNSのような感覚でストーリーを読んでるうちに感情移入する現代っ子も多いと思います。

おわりに

なんだかんだ言って、個人でもこういうアプリが作れるという事に可能性をとても感じます。私はキャラクターを使い捨てるソシャゲが嫌いなので、キャラクターを大切にする個人製作のアプリを見つけると素晴らしいなぁと心から思います。そうしたアプリこそApple Storeでプッシュアップして欲しいです。

 

製作者さんははてなブログやってるみたいなのでリンク貼っちゃうぜ!
http://fumi-md.hatenablog.com/


7年前、ぼくは記憶を失った…… でも、たった一つ、あの約束だけが忘れられない――
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