モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

【アプリ】「隣人さん」と「Crowd city」の話

狂人たちが住むところ

1つ目の「隣人さん」はこれまでにも遊ばしてもらったグローバルギア作品です。

グローバルギア 作品リスト

私は見た感じマンションからの「脱出ゲーム」だと思ったんですが、読ませるタイプの作品でした。

まず最初に訪れる事になる101号室の光景が異様で「あ!これ主人公がヤバいパターンのやつだ!」と感覚的に分かりました。それぞれの部屋の住人から断片的にヒントを回収していって、最終的にどの部屋にどんな人間が住んでいるのかが分かる構造になっています。親切設計なのでとくに困る部分はありませんが、毒が強いので子ども向けではないでしょうね。

マンションは6階建、1フロアに3部屋あって、最上階の601号室は管理人の部屋になっています。

面白いのは狂人しか住んで居いっていうところ。笑

アプリの中だけの話ならそれでいいのですが、実際に起きた事件を元にしたようなモノもあるので後味が良くないのも特徴です。

個人的に「うわぁ…」って思ったのが遺体をシチューに混ぜて近所に配るという、完全犯罪にカニバリズムを用いたトリックです。このゲームのテーマは「自分の部屋の隣人がどんな人なのか知ってますか?」みたいなものなので、このトリックに関しては本来なら関係性を築くうえで良い事のはずなんですよ。ただ、それが人肉シチューってだけでメガネに蝶ネクタイの少年が「くんくん…あれれれぇ? このシチューなんか事件の匂いがするよぉ?」って感じになるんです。

あとは普通の人間って何だ?という事も考えさせるので、クリア後のモヤモヤ感は大きいかもしれません。

数の暴力

2つ目の「Crowd city」は以前に感想を書いた「Hole.io」とか「Tornado.io」の人間バージョンです。

数の多いほうが少ないほうを飲み込むという対戦システムはそのままに、街を舞台に群衆を操作する内容となっています。一度に多くのオブジェクトが動くので動作が重かったり、操作性がイマイチだったりするのですが、この光景を民衆の怒りとか革命として捉えるとそんなに簡単に立ち止まれないよなぁと思ったりします。

f:id:ebiharaism:20190103234459p:image

↑このアプリにも色々なスキンがあって、蜘蛛のスキンのCPUがいるとウジャウジャ感がハンパないです。(虫が苦手な方は注意)

ルールはシンプルなのでこれも遊びやすいですね。

 

おしまい