モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

最近のアプリの感想(妖怪と猫と孤独な人生について)

また、いつものようにファミ通さんのサイトで見かけた面白そうなアプリとアップルストアで気になったアプリの感想記事です。まずは和ゲー二本から。

「あやかし鬼生伝」

世の中、SEKIROフィーバーでYouTubeでは狼の群れが大量発生しています。なかにはドンキーコングの専用コントローラーでクリアする猛者が現れたり、巨大なウワバミが機関車トーマスになるMODが登場したりと、様々な遊び方があったりします。ちなみに私は「それをただ見ている」という、物欲しそうにトランペットを見ている少年と同じ遊び方です。そして、そんな私の心を埋めてくれたのがあやかしパイセンです。

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主人公は滅心斎という名前の剣客で、各地の妖怪を沈めるため、本山という男を護衛する事になります。FFでいえばヒゲの生えたユウナをガードするようなものですね。

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ジャンルは「ハスクラ系RPG」というそうで、画面の下にあるボタンで行動を選択します。基本は通常攻撃のボタンを押したままで、特殊攻撃と回復を織り交ぜて倒していく流れになります。

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武器と防具に関してはドロップアイテムからしか手に入らないというのが面白要素で、いかに強いアビリティが付与された強い装備を拾うかという、路地裏トランペッターな私にはぴったりのシステムが採用されてます。お金にものをいわせてジャスティスするゲームとは違いますね。
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進めていくと、町のエリアが解放されたり、お尋ね者の妖怪討伐クエストが選べるようになります。
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どの妖怪がどういうアイテムをドロップするのかを頭に入れて狩るのがポイント。設定で歩く速度を速くしておくのがオススメです。

メインのストーリーはわりとサクサク進行して終わりましたが、外伝のボスがかなり強くて、強い装備がドロップしないと秒殺されます。個人的には全クリしたいと思っているのですが、ステータスを割り振ったりするRPG要素がちょっとだるい…。自分のプレイスタイルに合わせてエディットできるのは、遊びに幅が出るので良い事だと思うのですが、それで結局ボスに勝てないと、行き着く先は一つというか、ステータスを淘汰せざるを得ません。難しさと面倒臭さについて考えさせられます。

キャラクターに関しては妖怪のドット絵が魅力的でレアキャラのツチノコが可愛かったです。

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ちなみにこれもツチノコと同じくレアキャラの金霊という妖怪で、倒すとお金が1000ぐらい手に入ります。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E9%2587%2591%25E9%259C%258A

金霊という妖怪を知らなかったので、妖怪を学ぶ良い機会になりそうです。

「シルエット少女 斬」

こちらは「シルエット少女」というアプリの4作目にあたる作品です。シリーズについて知らなくても遊べるという事でダウンロードしてみました。

ストーリーは喋る刀と共に少女がモンスターを切っていくというもので、以前にプレイした「ICEY」とシューティングゲームを合わせたような横スクロールのゲームです。

能力を強化していて強い敵をやっつけていくという流れを繰り返していきます。

敵キャラクターの弾幕や設置物が豊富なので、アクションに関しては楽しいです。

ただ、ステージクリア後にある会話のシーンがーー

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この言葉選びが私にはハマらなくて、世界観に入り込めず飽きてしまって手を振って別れを告げました。

という事で、ラスボスに辿り着く事もなく、少女とクロの無事を祈って終了。

村上春樹の小説を読んだ感覚に似てます。

Kitty Cat Fantasy World

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癒しを求めて猫のアプリを漁っていたところ発見したのがこの作品。

翻訳機にかけたような説明文と「猫はドラゴンズが好きなのにレースゲームで戦う」というワケの分からなさに感動してダウンロードしました。

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私の経験上、ワケが分からないアプリの代表として挙げるのは「刑務所で殴り合うゲーム(名前すら忘れた)」です。期待値を下回ったうえにバグるという素晴らしいパフォーマンスを示してました。

一方で「KittyCatFantasyWorld」は思ったよりもちゃんと動くし、猫の声がずっと聞こえてるので脳から何か出てるんじゃないかと心配になるほどの良作ではありませんか!

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縦スクロールのレースゲームで、下部に示されている制限時間以内にチェックポイントを通過してハイスコアを狙うという内容です。ネコの種類は白・キジトラ・黒の3匹で、一定のレベルに達するとアンロックできます。能力は拾ったコインで強化できます。
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カミナリのアイテムを3つ拾うと無敵モードに突入して、お邪魔キャラのドラゴンを頭突きで吹っ飛ばす事ができます。

疾走感があるうえにドラゴンを避けつつダッシュ板を踏むコースどりを考える必要があったりと、なかなか面白いです。

ボスが出現した時は加速してボスより先に行く必要があるのですが、やっているうちに「こういうゲームなかったっけ?」と考え、その結果「首都高バトル」と「デコトラ」が思い当たりました。「キジトラのネコがデコトラをやる」という言葉にしても面白いアプリ。

初心者でも遊びやすいのでかなりオススメです。

LIFE IS A GAME

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ラストは「LIFE IS A GAME」という作品。このデザイン性一点だけで興味を惹かれました。ドット絵好きな私にとってはたまりません。

ワクワクしながら起動させたはいいものの、何をすれば良いのか分かりません。

『人生はゲームである』というタイトルから「これはたまごっち的なやつなんじゃないか? …という事は時限式か?」と推理し、5分ぐらい待ったあと、実は横スクロールアクションだった事が判明するのです。(ばーかばーかばーか)
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強制スクロールの人生におけるコマンドは「せんたく」と「ジャンプ」のみ。
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何を取ればいいのか分からないまま、人生を駆け抜けた私はモヒカンのヒゲダルマになってしまいました。頭のうえに雲が発生しましたが、これがどういうステータス異常なのかも不明。笑
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暗雲たちこめる中で結婚相手を見つけた私はーー
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死亡。笑

わからーん\(^o^)/

借金があったので保険金目当てで妻に毒殺されたという可能性は薄いでしょう。

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アンケートという項目があったのでやってみました。
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論理的な性格だそうですが、それがどう反映されるのかは制作者さんに訊いてみて下さい。(ぶん投げた)

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2回目の人生はサッカー選手を目指したはずが、気付いたらリーゼントにグラサン姿になっていました。この時、小声で「なんでや!」とエセ関西弁で突っ込んだのを覚えています。
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前回はバスで移動しましたが、今回はお金があったので車を購入。
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花束も用意して最後尾の方にプレゼント。
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子どもも生まれて、一人前のリーゼントとして脱皮した頃、私は国民的歌手になりました。サッカーを諦めて良かったです。
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そして最後ステージでは目覚まし時計みたいなものが飛んできて、被弾して死にました。(おそらく寿命を意味しているのだと思う)
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妻を残して死んだあと、2回目の人生の走馬灯が流れました。

さっきは「国民的歌手」って表示されていたのに「平凡な歌手」ってどういう事ょ。
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め、目が死んでる…。

ドット絵の画力やば。
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うっ…心に刺さる。
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家族のために働いているのに、働くたびに家族が傷付いていく…。
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信じられる人もいない。
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それでも棺に辿り着くまでの間、多くの人々に出会えた。
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車こすってdisられて…。
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友達も居なかった…。

なんだ!このゲームは!

どうしてゲームの中で心をえぐられなければならないのでしょうか。これは辛すぎます。。笑

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称号のコレクション要素もあって、制作陣の遊び心も垣間見えます。

私の人生はBADENDだとしても、このゲームは掘り進めていくと色んなエンディングがありそう。ドット絵も見たいので、これもできるだけ攻略したいと思います。

おわりに

ドット絵ゲームは高確率で優秀な作品に出会えるので、また面白そうなものがあれば直感を信じて迷わずチェックしたいと思います。たとえそれが孤独な人生であったとしても…。(悲しい倒置法)