モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

ハイテンションな人々。

「お前はイヤフォンから栄養を吸収してんのか?」


ってぐらいに、私はいつも何かを聞いている人間だ。
無音状態でも問題ないのだけれど、考え事をしている時に耳障りなのは苦手だ。
そういう意味で、意識を隔絶する為に何かを聞いているという意味が強い。

今日は久しぶりに青空が広がっていたので、たまには音楽を聞かない日を作ろうと、窓を開けて環境音だけに耳を澄ましていた。

『↑ブゥーン!ブン!ブン!ブン!↑ぶうううぅ〜ん!』

『アッアー!アッア、アッアー!アッアー!アッア、アッアー!』

道路をグルグル回る珍走族の爆音と、近所の家からは絶叫するジャニオタの声が聞こえた。

地獄だ。

ただ、改善点もある。
以前はこんな地獄を聞いていたら聴覚過敏でひどくイラついていたが、鼓膜が事務的な手続きをとって、脳みそに入れないようにしている感じがする。いわば、スルースキルである。
この最終形態が禅』なんでしょうね。

走り回る男と、絶叫する女が108の煩悩の何処かにいるからみんなも気をつけないといかんよ。