ゲーム脳とは…
従来の意味でゲーム脳を端的に言うと「ゲームをやると脳に悪影響を与えて少年犯罪に走る」といったところでしょうか。
この考え方は「漫画を読むとバカになる」の発展系で、ゲーム=悪の等式を成立させたいが為のこじつけに思います。
今はスマートフォンの普及によって、ゲームのライトユーザーが増えていますかけど、少年犯罪は減少しています。(増えていると感じるのはテレビのせいです)
このように、日常生活で見かける風景の中からゲームのギミックに使えそうなものや、ストーリーをスクロールさせるイベントの匂いがする部分を見出してしまうことを「ゲーム脳」と呼んでいるようです。
最近のゲームの中には「Ingress」のように、現実を舞台にして仮想現実で陣取りゲームをするものあるので、無意識のうちに考えてしまうのも仕方がないですね。
実は…自分も。
実は私も「MineCraft」をやっているせいで、家を見ると『この家なんブロックでできるだろう。縦3ブロックは安パイだな』なんて考えてしまっています。
これは確実に「ゲーム脳」ですね。
では、「頭が悪くなるのか?」と言うと、私は嘘だと思っています。(学歴のことは忘れましょう)
これは建物の外見から鳥瞰図を考えて間取りを描くという訓練です。
創造力を働かせないと不可能ですね。
そうした日常の積み重ねが、素晴らしいアニメーションを描く礎となったんです。
そんな話がしたいのではない
私がしたいのはゲームが頭に良いか悪いかの話をしたいのではありません。←じゃあしなきゃいいのに
目に入る家を「何ブロックでできるか?」と考えてしまうなら、物件をもとにして作ってみたらどうかということです。
再現するにあたって、家というモノがどんなものなのか考えました。
とりあえずの「空間」を作るだけならば、四角い箱を作ればいいのですが、それは家と呼べるか?というと疑問符が浮かびます。
基本的な造りとしては「柱」があって、「梁」があって、「床」があって、「壁」がある。
上に「屋根」をつけて、空間を移動する為の「ドア」や採光する為の「窓」も必要になります。
家という一つの空間の中には幾つもの役割があって、人間は家に住むと同時に、家という道具を使って生きているのですね。
いいから早く作れよっ‼︎
これ、良くないっすか?
外見は和風でモダンな雰囲気。
詳しい内装が分からないので、グズグズになる方向でオネシャース。
↑きったねぇ図面描きました。
マイクラのブロックは1m^3なので狭いですね。
少し大きくしてみて横14×奥行11で組んでみましたけど、やっぱちゃいちーっす。
まぁ、とりあえずやってみましたょ。
やっているうちに気づいたんですけど、このゲームには「壁紙」がないので、ブロックの質感がそのまま部屋の色や模様になります。
そうすると、壁の色が気に入らない場合、新たにブロックを作らなければならず、必然的にスペースが狭くなるという…
そんな悪戦苦闘の末に出来上がったのがこちら。
こっちみんな
ルイージ(49歳 独身・職業 配管工)
類似「設備を導入する作業はやったことあるけど、1から家を建てるなんて始めてだったよ。お金たくさんちょーだい」
類似「ほら、できたよ。二階建てだし、良くなくなくない?(めーめーめー)」
類似「おっさん達のテラスハウス。三角関係を狙って5人でスタート」
類似「OH…野外で繁殖しだした」
類似「その結果、子どもが生まれて元気に走り回っています。座布団を敷いたんですけど、なぜか小人はダメージを食らいます。意味がわかりません」
類似「とりあえず玄関から見ていきましょう」
類似「土間とリビングの所はフェンスで区切ってます。こっちみんな」
類似「キッチンは開放的にしたので床が2ブロックでも気に入らないです。ただ、パートナーの作る飯がマズイ場合はどうしようもありません。自分で作るか、外食にするか離婚しましょう」
類似「ちゃんと分かるようにっと…」
類似「これが風呂場です。湯気が出るようにギミックを仕込んだらボヤ騒ぎになって家が半焼したのは文字通りの黒歴史ってやつさ。通りすがりの変質者の為に窓をつけるのが匠の優しさです」
類似「分かるようにねっ!」
類似「自分、配管工なんで水回りの整備は得意なんですけど、逆にレトロなほうが良いと思って汲み取り式にしました」
類似「和室はこんな感じです。畳は羊毛で代用。絵と花でごまかしました」
類似「ここは階段を上ったところです。吹き抜けのところの梁が意外と邪魔だったので取りました。二階の作りはシンメトリーになってます」
類似「二階に暖炉を作りたかったんですけど、ボヤ騒ぎになるので断念しました。学習しました」
類似「二階の左側の部屋はこんな感じです。図面だと和室ですけど床を緑のブロックにすると一階の天井が緑になってしまうんです。だから仕方なく洋室にしました」
類似「隣のベランダ部分です。灯りは無くても大丈夫だと思いますけど、殺風景なので付けました」
類似「この部屋でラストです。窓ガラスで統一しないところに悪意を感じてもらいます。顔面に風を浴びてしまえばいい!」
再現してみた結果
→家を建てる前にマイクラで再現するのはアリだと思った
家を建てるだけじゃなくて、引っ越しの物件を見聞するときにも使えそう。
ただ、「近所にどんな変態が住んでいるのか?」
「ゾンビが来たらどう狙撃するか?」
「クリーパーが爆発した際に保険が効くのか?」など、詳細なところはちゃんと不動産屋に確認したほうがいいです。
皆さんも一度試してみては?