モブトエキストラ

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【TPPで食の安全はどうなるのか?】 安田節子さん (「食政策センタービジョン21」代表)

JAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIO
TPPが発効、効力を持つようになると、日本は農林水産物の八割以上の関税が撤廃されることになります。
食糧品の大半を海外からの輸入に頼っている日本。
輸入関税が撤廃、引き下げになれば、食料品の値下げが期待出来ます。
一方で心配されるのが食の安全ですが、どうなんでしょうか?
食糧安全問題の専門家で「食政策センタービジョン21」代表 安田節子さんに伺います。
以下、メモです。

  • 政府は食品の表示基準の変更はないと言っていますね→規定の文言はありませんが、今後ISD条項を使って提訴されれば撤廃される可能性はあるでしょう
  •  遺伝子組み換え作物について→EUではGM作物の規制が進んでいますが、TPPの中でアメリカが承認すれば日本は加速して使うようになるでしょう
  • 醤油やサラダ油などに遺伝子組み換え作物の表示義務はありませんし、現在、家畜の飼料のほとんどはGM作物です。レストランのメニュー表示にも表示義務はありません
  •  TPPが流れたとしても、日本はアメリカとの二国間協議が決められていて、食の安全を緩和するSPSルールの話合いが協議されます。
  • コストハーベスト農薬という収穫後に散布される殺虫剤などの使用を認めるようにアメリカは圧力をかけるでしょうし、既に取れるものは取ったと思っているでしょう
  • 日本の輸入体制については全体の10%しか検査できていませんし、30年前に規制強化はしないと約束してしまいました。
  • アメリカの合成成長ホルモン剤の使用量は日本よりも600倍も多く、アンジェリーナジョリーのように乳がんの発生率も多いのです。日本では使用できませんが、海外で使われて検査をすり抜けて入ってきてるのが現状です。世界160カ国が規制を強める一方で、対米従属の日本は緩和していきます。

以上。


安田節子さんの話は分かりやすいですね。
以前にもホルモン剤の危険性を指摘されていたのを記憶しています。
前のブログにメモがあるので興味がある方はどうぞ。


うしの検査の話① - モブトエキストラ(左利きの空想記)-http://bit.ly/1NnhjDf

うしの検査の話② - モブトエキストラ(左利きの空想記)-http://bit.ly/1NnhpuE