モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

「20代から身につけたいドラッカーの思考法」の感想

ドラッカーって誰やねん


世の中とはいい加減なもので、ある日突然に知らない言葉があたかも誰もが知っているかのように扱われることがある。
こういうのは広告代理店のステマだったり、それに加担する芸能人ブロガーが流していたりする。
何年か前に「ドラッカー」という言葉が流行った。興味のない私は薬物中毒者が再起する物語」というイメージを持っていた。
今更ながら「あれ、なんだったんだろ」と気になって調べてみると…

ぜんぜんちげー

ピーター・ファーディナンドドラッカー(Peter Ferdinand Drucker、ドイツ語名:ペーター・フェルディナント・ドルッカー 、1909年11月19日 - 2005年11月11日)は、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤオーストリア人[1]経営学者。「現代経営学」あるいは「マネジメント」(management) の発明者。
他人からは未来学者(フューチャリスト)と呼ばれたこともあった[2]が、自分では「社会生態学者」を名乗った。父・アドルフ・ドルッカー(ウィーン大学教授)と母・ボンディの間の子で、義理の叔父に公法学者・国際法学者のハンス・ケルゼン(母方の叔母・マルガレーテ・ボンディの夫)がいる。ドラッカーの自著によれば、父親はフリーメイソンのグランド・マスターだった[3]。
→つまり、ドラッカー経営学を啓蒙したフリーメーソンのおじさんだった。

行き過ぎた資本主義によって、格差と貧困がもたらされることは言うまでもありません。
ドラッカーの思想を学ぶことで、カウンターインテリジェンスを見出すことができるのではないかと思い、おっさんの顔だらけの本を読んでみることにしました。


20代から身につけたいドラッカーの思考法

20代から身につけたいドラッカーの思考法


「社員はコスト」と言うブラック思想

f:id:ebiharaism:20160110123215j:image
本の内容はドラッカーの思想を藤屋伸二という人が意訳したもので、ドラッカーの思想そのものではないという前提で読むことにしました。

まぁ、すぐ読みたくなくなりましたが。笑

先日に読んだ本にも、在庫は管理維持費のかかるコストであるという考え方が記載されていました。それは理解できます。
しかし、ドラッカーのおっさんは「労働市場」から従業員を連れてきて、いかに安いコスト(人件費)で働かせるか?という思想なので、奴隷文化まるだしの白人的(ロスチャイルド臭い)な考えが色濃く反映されているように感じました。
労働者側の私は率直に「やい!くそじじい!」と思ってしまいました。
また、嫌気がさしたと同時に竹中平蔵「格差を無くすために正社員を非正規社員にしよう!」と言う理由が分かった気がします。
こうした人間たちにしてみれば、企業こそが国であり、自らのアイデンティティ(企業方針)なのでしょう。

本に書かれている幾つかの考え方は使えるものがありますが、社長じゃないと使えません←どっちだよ!

老子の「戦わずして勝つ」とは似て非なるものだと私は思いますし、何百年もの歴史があるこのような白人思想のマーケットの中で、今しがたその当たり前を学んだ会社が競争するのはカモネギではないでしょうか?
つまり、この本を買うor読む人間にとっての競争相手はこの本を書いた人間or自分よりも早くこの知識に触れた人間ですから、同じ土俵に上がるのはある意味では何も学んでいないのと同じだと思うのです。