JAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIO
きのう、衆議院の憲法審査会は、今国会で2回目の議論を行いました。
立憲主義や憲法改正の限界をテーマに議論しましたが、
民進党は去年9月に成立した安全保障関連法と、自民党の改憲草案を「立憲主義に反する」と批判。
一方、自民党は「安保法は現行法の枠内」「草案は立憲主義をなんら否定していない」と反論しています。
以下、メモです。
#jwave #jamtheworld 今夜はジャーナリストの青木理がナビゲート!きのうの衆院憲法審査会で自民党は改憲草案の撤回に応じませんでした。20:20-のcutting edgeではこのニュースについて首都大学東京教授:木村草太さん @SotaKimura にうかがいます
— JAM THE WORLD (@jwavejam) 2016年11月25日
憲法審査会の議論「立憲主義」について。自民党草案は立憲主義に反するかどうか、与野党の議論を木村さんはどうご覧になりましたか?→自民党が立憲主義の理解を含めたとは思いますが、表面上のリップサービスで具体的な行動としては引っ込めていない。 #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年11月25日
立憲主義とは?→政治権力による人権侵害や戦争といった過去の失敗を振り返らなければ同じ問題が起こらないように創られた法律です。例えば「廊下を走らない」という貼り紙と同じで、独裁に走らないようにするもの。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年11月25日
民主主義で政治権力を動かすからといって権力がいらないということはありません。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年11月25日
改めて集団的自衛権の行使について→9条の例外として国民の自由と生命を守ることは個別的自衛権でできるのに集団的自衛権を行使することは違憲であると、ほとんどの憲法学者や最高裁判事が言っていて、一部の専門家だけが言ってるわけではありません。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年11月25日
憲法を守って国が滅びるという意見については?→憲法に適合しないのであれば、憲法を改正する必要があって手続きに問題がある。そうすれば解釈論的に違憲ということにはならずに、余計な喧嘩をさせられているように思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年11月25日
自民党の中谷さんはオウム真理教を例題に権利を制限することを提案していますが?→必要最低限の自由は確保されるべきなので、制限することが当たり前のようにならないように慎重に発言してもらいたいと思います。 #jwave #jamtheworld
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年11月25日
以上。
東京新聞:表現の自由に制約「当然」 自民、改憲草案撤回せず:政治(TOKYO Web)
この日の審議で民進党の奥野総一郎氏は、二一条に触れ「精神の自由の尊重は憲法の基本原理。修正を加えることは改正限界を超える」と問題視した。これに対して中谷氏は「オウム真理教に破壊活動防止法が適用できなかった反省を踏まえた」と説明。「公益及び公の秩序を害すること」という表現が「制限を厳しく限定している」として理解を求めた。ただ、何が「公益及び公の秩序」に当たるかは曖昧との指摘がある。
現行憲法は国民を権力から守るため、国会議員ら権力側だけに憲法の尊重擁護義務を課しているが、自民党の草案は国民にも尊重義務を課す内容。中谷氏は、これについても「国民も憲法を尊重すべきことは当然」と指摘した。