今年を振り返ると
今年を振り返ろうと記事を書いてみることにしました。
いつかの私の考えによれば、本当は月に一回「こんなことがありました」みたいな記事を書いて、それを一年の最後に振り返るのでワンパッケージにするはずだったんです。
嫌ですよね。そんなめんどくさいの…笑
薄志弱行がすぎるんですけども。
まぁでも今年は色々なことがあった気がするし(遠い目…)、この国には「忘年会」という忘却の文化があるから思い出すことは重要だと思って、三日坊主のくせして振り返ることにしました。
政治の話が多くなってしまうのでいささか息苦しいのを懸念して、どこかで笑えたらいいと思いながら書いてみようと思うよパトラッシュ。
JamTheWorldの話
1月11日 ジャーナリズムが聞こえる時に - モブトエキストラ
まず今年の1月に竹田圭吾さんが亡くなったことに衝撃を受けました。
JamTheWorldの木曜日はわりと政府与党の意見を取り上げることが多いから面白く感じないのです。以前は東京新聞の長谷川氏が担当していて、現在担当している萱野さんも例外でなくて。
竹田圭吾さんも木曜日を担当していた時は集団的自衛権に賛成していたのですが、月曜日に移ってからは問題点を浮き彫りにするような質問をゲストに投げて四苦八苦させる感じが面白かったです。テレビの予定調和と違って、生放送で人間が追い詰められる感じってスリリングじゃないですか。物事の全体像を把握してないと核心を突くのって難しいと思います。場数の経験と知識を兼ね備えた賢人は貴重な存在でした。
本当に声が弱っていて、リスナーに言いたいことがあると言ってそのままお別れした形です。多くのリスナーは誰がこの穴を埋めるのか気になっていたと思います。
【今後のメディアの役割とは?メディアからどのように情報を取り入れるべきなのか?】 ゲスト:青木理 - モブトエキストラ
竹田さんが担当していた穴を埋めたのは津田大介さんでした。以前もJamTheWorldを担当していたので出戻りという形になるのでしょうか。
ただ、弔辞を読んだこともあって、以前よりも使命感や責任を持って番組をやられているなぁと感じます。
白羽の矢が立ったのがゲストで登場したこともある青木理さん。
私が青木さんを知ったのはワイドショーよりかは、311後に目にした神保哲夫さんのビデオニュースドットコムでした。
取材で神保さんがいない代わりを担当していたんですよ。だからシリアスな現場にしか居ないっていうイメージを持っていたんです。
それが自分のことを「食いしん坊なおじさん」って言うから、「ああ、お茶目なところもあるんだなぁ」って思ったんです。そしたら生放送で虫を貪り始めたから「あ、この人ヤバイ人なんだな」って笑
その後、ゲストに辛酸なめ子さんを呼んだ回では「言ってる意味が分からない」って、意思の疎通が困難になったりしてかなり面白かった記憶があります。
あとは作家の西田さんとポケモンGOをやったとか、JamTheWorldの前の番組を担当してるアンジャッシュの渡部さんをカッコイイって褒めまくったり、小さな笑いも散りばめられています。
JamTheWorldで一番やばいのは間違いなく金曜日だと私は思います。
TPP
【TPPで食の安全はどうなるのか?】 安田節子さん (「食政策センタービジョン21」代表) - モブトエキストラ
【TPPの承認を急ぐ安倍政権の対応に問題はないのか?】電話:内田聖子(アジア太平洋資料センター事務局長) - モブトエキストラ
秘密会が前提となっているTPPは民主主義的な採決とは真逆に位置しています。
去年は増税する場合に新聞の軽減税率を導入する事と引き換えに大手メディアはTPPの議論をほとんど報じないということがありました。
「秘密会だから材料がない」というのもかもしれませんが、逆に言えばそれは海外の情報網を持っていないということです。
去年の10月の時点で仮にTPPが頓挫してもアメリカとの二国間協定という形で、日本にホルモン剤だらけの肉が流通すれば健康被害の一例として乳がんの発生率が高くなると安田節子さんが指摘されていました。
結果的にアメリカ大統領選でトランプが勝って公約としていたTPPの破棄を行うことが濃厚になりました。
しかし日本では予算のばらまきなどの理由もあり、TPP関連法案が可決されてしまいました。これにより譲歩した内容をベースに二国間協定を行うことになりました。
トランプは自国の利益を最大限に考えるでしょうから、さらに傷が深くなると私は思います。
改憲
#ss954 国家緊急権と緊急事態条項について - モブトエキストラ
【緊急事態条項は必要なのか?】木村草太さん (首都大学東京 准教) - モブトエキストラ
【昨日の憲法審査会の議論について】電話:木村草太(首都大学東京教授) - モブトエキストラ
政府与党が掲げる緊急事態条項の問題点について警鐘を鳴らし続ける木村草太さん。
権利というのは目に見えないから知識を持ってないとシュミレートが難しいんですよね。だから問題点が分からないまま「ふーん」とか「へぇ」で終わってしまうんですけど、木村さんの説明は例え話が分かりやすいからかなりイメージしやすいですね。
パナマ文書
【パナマ文書を報道したICIJ国際調査報道ジャーナリスト連合とは?】 電話:奥山俊宏 (朝日新聞編集委員) - モブトエキストラ
【パナマのペーパーカンパニーの設立と節税効果について】電話:若林亜紀(フリーライター) - モブトエキストラ
http://merkmal-for-someone.hatenablog.com/entry/2016/04/23/134219
【パナマ文書の情報公開について】電話: 奥山俊宏(朝日新聞 東京本社報道局 特別報道部) - モブトエキストラ
5月12日 発災4ヶ月後にペーパーカンパニーを設立か? 廃炉作業よりも国の面子を優先する東電 - モブトエキストラ
パナマ文書については先月NHKが特集を組んで取材報告をしていました。
主な内容は年金の運用で姿を消した大金が海外へ流された可能性と、ペーパーカンパニーの設立の際に一般人の名義が使われている場合があることが指摘されていました。それはそれで重要な問題だと思いますが、私は東電のペーパーカンパニーが気になって仕方がありません。
経営方針として東南アジアのマーケットを狙うとしているので、廃炉費用や除染費用の一部がペーパーカンパニーに流れる可能性があるのではないかと。
明確な証拠がなければ憶測に過ぎないので、この疑念を現実の問題として捉えるにはジャーナリズムが足りないのです。
日米安保
【オスプレイを被災地に配備した判断の妥当性と目的について】石井暁(共同通信防衛担当記者) - モブトエキストラ
【 13日夜に発生した米軍オスプレイ不時着事故に対する現地の反応について】電話:松元剛(琉球新報 編集局次長) - モブトエキストラ
アレルギーを取り除くために熊本の震災をPRに利用したオスプレイ。
機体の安全が確保されているにも関わらず空中給油の練習中に事故を起こし、別の機体でも胴体着陸をしていたことが分かりました。担当者のニコルソン氏は感謝されるべきだと言い放ち、バラバラになった機体を回収する米軍関係者が笑顔で写真撮影、ケネディ中日大使は逃げ恥の恋ダンスの動画をYouTubeにアップ。捜査権を持たない日本政府は米軍の言うことを鵜呑みにして合理性があると判断し、オスプレイの使用を許可しました。
これは沖縄の問題ではなく、日本の主権の問題であることを忘れてはなりません。
警察の権限拡大とNSA
【刑事司法改革関連法案の本当の狙いについて】 海渡雄一(日弁連 前事務総長 ) - モブトエキストラ
【刑事訴訟法と盗聴法の改正案について】 電話:海渡雄一弁護士(日弁連の前事務総長) - モブトエキストラ
【政府が9月の臨時国会で提出を検討している『共謀罪』の新たな法改正案とは?】TEL:海渡雄一(日弁連前事務総長) - モブトエキストラ
今年の夏に大分県警が日常的に盗聴を行なっていることが判明しました。
果たして大分県だけの話なのか疑問ですが、盗聴法は拡大され司法取引が導入されたことにより冤罪(身代わりに逮捕される等)を大量に生み出す可能性を持った法律になりました。
権力を拡大した警察は全能感を味わっているのかもしれません。
しかし、警察の情報も政府の情報もアメリカNSAの盗聴対象です。政治的な意味で間接統治が強まったと言えると思います。
メディアの問題
【報道特集】放送法を考える〜テレビから消えたキャスター〜 - モブトエキストラ
【国立公文書館と公文書の重要性について】 高山正也(国立公文書館前館長) - モブトエキストラ
笑えねぇ……けど笑うしかねぇ!アナタの知らない、こんなにトホホな大本営発表のひみつ」特集 - モブトエキストラ
【大本営発表の歴史とねつ造の背景、政治とメディアの関係について】辻田真佐憲(近現代史研究者) - モブトエキストラ
公文書の問題を取り上げることは少ないので貴重な回だったと思います。
「日本の公文書館は政府の紙くず箱です」という発言は驚きでした。
現在進行形の問題ですからね。
ライムスターの宇多丸さんの番組でも大本営の話題を扱っていて、より多くの人に届くようにTBSラジオは工夫していたと思います。
選挙
【高校生の主権者教育の現状と課題について】 林大介(東洋大准教授) - モブトエキストラ
【昨日の参院選について】ゲスト:宮台真司(首都大学東京教授/社会学者) - モブトエキストラ
今年は18歳選挙権が導入されて現場の教師の方々はかなり大変だったかと思いますが、一部では生徒を保護するという意味で行動を監視する学校があったりと問題は多いようです。今後、思想の自由を侵害しているとして違憲訴訟を起こされるかもしれませんね。
選挙の結果はと言えば、結局安倍政権が続くことになりました。民主党のどこがクズだったのかを語る宮台真司さんの発言は面白いと同時に悲哀を感じました。
三宅洋平を応援する有名人が豪華すぎる - NAVER まとめ
個人的には三宅洋平さんが落選してしまったのが惜しいです。彼の全てが素晴らしいなんて思ってはいませんが、少数派の意見を持ち前の発信力で問題提起する才能は稀有な存在だと思います。
ほとんどTVで取り上げられることはありませんでしたが、ヴィヴィアン・ウエストウッドから直筆の応援メッセージが届いたり、多くのミュージシャンが現在の政治の危機的状況を呼びかけていたんです。「音楽に政治を持ち込むな!」という意見がいかに馬鹿げているのか理解すべきだと思います。また、立候補者の扱い方についてはメディアの問題も深く関わっていますね。
原発問題
【NNNドキュメント】THE 放射能 人間vs.放射線 科学はどこまで迫れるか?(2016-03-13 OA) - モブトエキストラ
【福島県民健康調査 検討委員会の第二巡調査結果について】 電話:おしどりのマコさん - モブトエキストラ
日本テレビの深夜にやっていたドキュメンタリー番組は良かったです。
推進派と反対派の両方の意見を取り入れた番組構成で、イデオロギーにとらわれず率直に疑問の答えを知りたい視聴者にとってはとても見やすい内容でした。
また、小児甲状腺がんについては追跡取材をする必要があるのでおしどりさんみたいに活動する記者は少ないでしょう。
放射能は目に見えません。仮に目に見える形として症状が現れても「因果関係はない」と国は言います。
自分の身を守るには知識が必要ですし、お子さんをお持ちの方は神経をすり減らしながら育児をしていることと思います。
被ばくから遠ざかることとそれによって別の問題が生じることを天秤にかけて、毎日選択を強いられている人がこの国にいる事を知るべきだと思います。
被災者支援の打ち切りの問題は山本太郎議員が国会で追及していました。弱い者の味方をする議員を国会に送らなければ、企業に都合のいい法案だけしか可決されなくなるでしょう。
【誰がどのような目的でメルトダウンという言葉を禁じたのか?】 電話:飯田哲也(NPO法人環境エネルギー政策研究所所長) - モブトエキストラ
7月4日 東電が第三者機関のヒアリングに介入していたことが発覚 - モブトエキストラ
12月1日 ケツから数えてナンバーワン - モブトエキストラ
12月5日 選択肢を奪われたことさえ知らずにいたら。 - モブトエキストラ
東電に関しては4月の時点で地元自治体への早期連絡が努力目標としていたんですけど、原子炉の冷却機能が失われてもそれが変わらなかったんですよね。
重大な問題であるにも関わらず「作業員が警報を誤認した」の一言で片付ける東電をほとんど追及しないこの国はヤバイと思います。
あとはマニュアル隠蔽の問題もありました。この時は舛添都知事の問題があって、立ち上がった第三者委員会に名前を連ねる「マムシのゼンゾウ」が東電の第三者委員会も担当していました。
その後に行われた東京都知事選に東電の関係者が立候補していたので私はTwitterで拡散してたんですけども。
新党がどうのこうのという話もありますが自民党の議席を確保していますし、小池都知事になったからといって原発が取り上げられることはないようですね。
8月にはベテラン作業員さんが亡くなりました。無責任のつけは現場と国民に回ってきます。
【高速増殖炉もんじゅについて】電話:後藤政志(元東芝・原子炉格納容器設計者) - モブトエキストラ
政府がもんじゅの廃炉を決めたことに対して地元が反対していましたが、事故が起きるリスクよりも先に交付金が頭によぎるとしたら、それほど日本の産業は弱っているのだろうと思います。
ろくにコントロールもできないのに原発でなければならない理由が分かりません。
事故が起きても倒産しないし、誰も責任を取る必要がないという前例ができたことで他の電力会社は再稼働を急いでいます。仮に別の県で電源喪失が起きたとして、その時に都合よく偏西風が吹いてくれるでしょうか。
倫理観の欠落は産業と社会を衰退させる要因の一つに思います。
労働問題
【若手アニメーターの労働実態について】 川内正行(全東映労連委員長/東映動画労連副委員長) - モブトエキストラ
【フィンランドの「ネウボラ」について】ゲスト:保坂展人(世田谷区長) - モブトエキストラ
労働問題については外国人労働者を外国人実習生としてパッケージして、低賃金で働かせる問題があります。
この問題を追いかけている方の話では、憧れを抱いて日本にやってきても不当な扱いを受けたことによって、帰国する時には嫌いになっている場合が少なくないというのです。つまり、この搾取のシステムが反日感情を生み出す装置になっている可能性があるのです。
あとは長時間労働をしても効率は上がらないことが分かっているのに、未だに精神論で動いている会社が多いということ。しかもそれが電通のような大きな会社でも起こっていて、生活を人質に取られた社員は自殺をするしか逃げ道がない。そんな社会だから若者の死因第一が自殺なんですよね。
目的のために個人を犠牲にしても目的を達成できないのですから、いずれその集団とシステムは滅びます。
ナチスの手口
【報ステ】「ワイマール憲法の教訓 なぜ独裁が生まれたのか」 古舘伊知郎 in ドイツ - モブトエキストラ
【ワイマール共和国がヒトラーの独裁を許してしまった理由。 日本がそこから学ぶべき教訓について】ゲスト:石田勇治(東京大学教授) - モブトエキストラ
報道ステーションの古舘氏が降板する前に取り上げたのがナチスでした。
おそらくは今のような時代にならなければ興味がなく、退屈なテーマだと思います。グロテスクですし目を背けたくなりますし。
でも、来年には世界のあちらこちらで選挙が行われますから、気がついたら極右政党が戦争に舵を切っているかもしれません。それを考えると今のうちにナチスの手口を理解しておくことで、小さな兆候に気付くことができると思います。
日本の教育では近代史にほとんど触れないまま受験シーズンに入りますから、戦争に対する知識や抗体がないんですよね。
個人的に驚いたのがナチスの得票率が37%だったということです。
政治不信と残業が弱体化していた背景は今と重なるので、ちゃんと知識を得て自分で考えて投票行動をしないと簡単に塗り替えられてしまうと思います。
日本会議は地方議会の議席を確保して、「地方の声」として中央の議会の議題を設定する活動をしているので、自分の住む町や村の議会にも目を配らないといけません。
その他
「空から死が降ってきた」
民間人の頭上に異なる2つの原爆を落としたのはアメリカです。オバマのスピーチは「言えない部分」を感じさせるもので、大統領ではなく個人の意見のように感じました。
核なき世界を提唱していた大統領は就任と同時に派兵人数を増やし、ビンラディンの殺害を行い(本当かどうか分からないが)、中東に空爆を降らせたあと、ドナルドトランプに引き継ぐことになりました。既存のシステムと戦争に疲れたアメリカ国民がトランプという破壊神を選んだ格好です。
この先、世界がどうなるのかなんて分かりませんが私には「この世界の片隅に」が現在も地球上のどこかでありうるリアルに思うのです。
本の感想部門
何気なく手に取った本が面白かったという中ではこの本は最高でした。
文章自体は少し固いんですけど、それは頭で映像化するうえで必要最低限の固さなんです。つまりは、具体性のアルデンテですね。
気に入ったから具体性のアルデンテの著作権は私のものにします。(なんやそれ)
「ロリータ/著 ウラジーミル・ナボコフ /訳 若島正」の感想 - モブトエキストラ
ナボコフとそれを翻訳した若島正さんの文章表現力がスゴくて、ロリータには衝撃を受けました。
ベースは拉致監禁をラブコメっぽく描いた作品なんですが、文章表現がところどころで光っていて間延びする部分がないんです。これは変態ですね。
この本も面白かったなぁ。
読み終わってから考えたのは、人間の欲望の経路がローマに通じたり、シルクロードになっているとして、現代はインターネットが登場して見えないところでやり取りが行われている。それがタックスヘイブンや新自由主義に繋がっているんだなぁと。
「君の名は。」で感動したのはテッシーとテッシーのチャリが落ちるシーンでした。
番組の感想部門
【100分de名著】「苦海浄土」の感想 - モブトエキストラ
この番組をきっかけに新しい考え方や多角的な物の見方を知ったりと、かなり勉強になっています。
政府のプロパガンダを流すだけのNHKではなく、ちゃんと伝えようとする人がいるのだと理解しました。(籾井さんが任期を終えたとしても、NHKの経営委員会は政府が人選する場所ですから、そこから新たな会長が誕生するのを私は楽観視してはいません)
そんな気骨のある製作陣がテーマとして選んだ「苦海浄土」は衝撃的でした。
今年は水俣病から60年という節目であることもこの番組をきっかけに知りました。それと同時に普段ニュースを見ているつもりでも、いかに自分が興味の薄い記事を流しているか気付かされました。
一番感動をしたというか、胸をえぐられる感覚になりました。素晴らしかったです。
自衛隊の南スーダン派遣については現地がどのような状況なのかを含めて議論する必要があると思います。そういう意味で報道特集のこの放送は貴重だと思いました。
勇気をもって現場で起きた残酷を告白した被害者女性のためにも知るべきだと感じました。
HIPHOPに幸あれ。今週のフリースタイルダンジョンの感想 - モブトエキストラ
「HIP HOPに幸あれ」
一体、誰のことをラップしているのかを私が知ったのは放送後でした。
今年は「音楽に政治を持ち込むな!」なんて馬鹿げた意見もありましたが、音楽は差別や偏見との戦いの中で培われてきました。
日本では少年法との兼ね合いもあり、テレビやメディアで低年齢の子供が行う差別や誹謗中傷を「いじめ」の三文字で表記します。多感な時期の少年少女にとって、それがどんなに辛いことなのかを理解できる人間は少ないのかもしれません。
そんな社会の中でコワモテのおじさんたちがマイクを手にして「お前より俺のほうがスゴい」を言い合う文化がテレビやYouTubeで見ることができて「お前ら死ぬな!こっちへ来い!」と語りかけるのは稀有な存在だと思います。
「タカシにヒロシ」に続いて、「HIPHOPに幸あれ」は個人的には流行語大賞ですね。
「サントリー天然水 presents 宇多田ヒカルのファントーム・アワー」の感想 - モブトエキストラ
宇多田ヒカルさんが活動再開をしたのは吉報でした。しかし、SMAP解散の話題で掻き消されてしまった印象があります。ニューアルバムが世界のチャートにランクインしても、その後にピコ太郎が塗り替えてしまいましたし…笑
TBSラジオの堀井美香さんがイレギュラーで放送してたのを偶然聞いた回。
ふざけてる感じが何とも言えなかったなぁ。
この時はまだradikoにタイムフリー機能なかったけど、今だったらかなり反響があったと思います。
何度も見ているはずの紅の豚。
ジーナさんの跳躍力が異常であることに気づくーー
【100de名著】第二回「続 堕落論」〜安吾ラッパー説〜 - モブトエキストラ
坂口安吾が韻を踏んでいることに気付いたんですよ。
はい、それだけです。
Twitterの面白いところは道を歩いていても絶対に会えない人とすれ違えるところだと思うんです。まさか藤田ニコルさんのアカウントからリツイくると思わないじゃないですか。スタッフの方でしょうね、きっと。ちなみにポケモンGOはもうやってません。
今、見てるアニメは「舟を編む」と「3月のライオン」と「ぼのぼの」の3タイトルなんですけど「僕だけがいない街」は超えてないですね。
面白かったなぁ。
【100de平和論】ヴォルテール著「寛容論」 - モブトエキストラ
今年のお正月に放送された100分de名著の特番で高橋源一郎さんが紹介したのが寛容論でした。
あれからテロもありましたし、アメリカ大統領選ではアメリカが二分されました。今月にはトルコのアンカラでロシア大使が警官に射殺され、クリスマスを狙ってテロが起こりました。
今一度この記事を読み直してみたのですが… なんでしょうね…
自分で書いたくせして、ヴォルテールが神に対して書いた手紙のあたりで泣きそうになるんです。
時代はますます悪くなっていく中で、ヴォルテールの遺した言葉は遜色なく光っている感じがして、私の中で「寛容論」という言葉は忘れようがない言葉になりつつあります。
来年も100分de名著の特番があったら必ずチェックしたいと思います。
おわりに
今年の漢字は「金」
ユーキャンと漢字検定協会が発表する言葉に納得してる人はいるんでしょうか?
広島東洋カープが優勝したことはすごいと思いますが、去年はトリプルスリーなんて言葉もありましたね。
もしかして、野球枠が存在するのでしょうか?
だったらほとんど活躍してない長友のゴシップなんかより、バスケの統合リーグが発足したことを記念する意味でBリーグが受賞すべきだったと思います。
ピコ太郎の人気も「おい見てみろよ!日本人が変なことやってるぜ!」という海外の目線が中心だと私は思っていて、それを考えないままにピエロを真似する日本人の全体主義が、気持ち悪いのを通り過ぎて不気味に感じます。
要は面白いからやっているのではなく、視聴率を稼ぐために、PVを稼ぐために、儲かるからやってるという魂胆が透けて見えるんですよね。子供騙しに大人が引っかかるのはどうかと思います。
胡散臭いなぁって。
それでも、ラジオばかり聞いて文章を書くだけの私よりもよっぽど健康的な生活を送っていると思います。
私の話でいうと…
うつ病の投薬治療をやめた事と引越しした事ぐらいしかないんですよねぇ。
まぁ、空っぽだからこそ勉強するのだし、興味を持とうとするんです。
ただ最近は、それさえ疲れてきた感じもあって、常に何か新しいことを考えてはいるんですけど具体的ではない。
苦しいのは感想って二次創作だから、自分で書いた文章であってもどこかで引け目を感じるんです。他人のふんどしで相撲をとってるような話で。
ここから先に進むには小説を書くぐらいしかないとは思っているんですけど、つまらなければ意味がないですからね。
この無限地獄からの脱出をしないと死にますね。
【Minecraft】歌川国芳作「金魚づくし にハかあめんぼう」|海老原いすみ|note
ドット絵のスキルは前よりも上がった気がしますね。
でも、最近はマインクラフトほとんどやってないんです。ドット化の作業が辛いのもあるんですけど、それよりも作りすぎてデータ容量が500MBぐらいまで肥大化してるんですよ。笑
アップデートのたびに重くなってしまうし、ワールドを一旦消そうかと思ったんですけど勿体無くて消さずにいます。
社会風刺っぽいデザインで個人が人になるのを描いたやつ。
東京五輪のロゴを作ってみようと思って描いたのがこれ。
自己満足ではあるんですけど、よく描けたと思うのはこの絵かなぁ。以前に見た3.11の予知夢に出てきたキノコを描いたんですけどね。桃源郷と元凶をかけたタイトルです。
アプリは「dot pict」と「MemoPad」と「ibisPaint」を使っているんですけど、アイビスさんの使い方が未だに分かりません。
そんな私からしてみると、ミニスカ少女の絵を量産してる絵師とか意味が分からないんです。なんで描けるんだよ!って笑
来年は自分で書いた小説の表紙を自分で描いたらクリアのゲームをやろうかなぁ。
ほらまた三日坊主が嘘を。。