【クラスター爆弾の製造会社に対する金融機関からの投資、融資の実態について】ゲスト：フィロズ・アリザダ(クラスター兵器連合コミュニケーション地雷禁止国際キャンペーン担当マネージャ)

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先週火曜日、東京千代田区の外国人記者クラブで
クラスター爆弾製造企業に対して行われている
金融機関の投資や融資状況をまとめた報告書の改訂版が発表されました。
世界で同時発表され、今回初めて東京で記者会見が行われたんですが、
報告書はどのような実態を明らかにしているのでしょうか？
クラスター兵器連合コミュニケーション地雷禁止国際キャンペーンの担当マネージャ
フィロズ・アリザダ氏にお話を伺います。

以下、メモです。

アフガニスタン出身。現在はスイスジュネーブで暮らしているということですが、何歳の時に足を失ったのでしょうか？→当時、アフガンのパルワン州に住んでいて13歳の時に対人地雷を踏んで両足と左手を怪我しました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

クラスター爆弾について教えて頂けますか？→クラスター爆弾は対人地雷と似た被害をもたらす兵器で、多くの罪もない人が犠牲になりました。大きな爆発によって、小爆弾がサッカー場何個分もの範囲に撒き散らされる爆弾です。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

また、海から地上へ発射されることもあり、不発弾として残った小爆弾を子供がボールと勘違いして被害にあうのです。被害の96%が民間人とも言われています。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

これまでに2、30カ国が被害にあり、20カ国が使用し、２、３％が不発弾になります。→現在も製造されているのですか？→残念ながら世界の様々な企業が製造しており、公開された企業の２社はアメリカ、２社は韓国、２社は中国になります。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

他にも例えばブラジルの企業が製造したクラスター爆弾がイエメンで使用されたことが分かっていますが、今回の報告書には含まれていません。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

対策については？→2008年にクラスター爆弾の製造を禁止する条約ができました。その前にオスロプロセスというのがあり、日本政府もリードする役割があり、18カ国が加盟しました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

→なぜ加盟していながら製造企業に投資や融資ができるのでしょうか？→報告事項については166の金融機関が製造企業の６社に対し310億ドルの投資をしていました。おっしゃる通り、疑問を持たざるを得ません。大部分の国では規制する法的措置が導入されています。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

クラスター爆弾に加盟している国のうち、日本を含む7カ国は製造企業に対する投融資を許しています。日本の場合は４社の金融機関が投融資していることが分かりました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

→こうした投資によって罪のない人が命を奪われてるかもしれません。私たちにできることは何でしょうか？→誰にも解決に向けて果たせる役割があると思います。もしリストに記載されている銀行に預金しているのであれば電話をして、違法企業に投資しているのであれば講座を閉じると言って下さい。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

具体的にお金がどのように流れているのか証明することは難しいですが、加担していることには変わりありません。もし情報が知りたいのであればJCBLに連絡して下さい。#jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日

→今回、日本に来て頂きましたが、両足を失ってもなお活動できる原動力は何でしょう？→私にとって活動に携わる動機は悲劇的な体験です。学童だった自分がなぜこのような被害に遭わなければならなかったのかは未だに分かりませんが、途上国には私よりも悲惨に被爆して亡くなった方がいるのです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月31日