JAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIO
青木さん)改めてお伺いしたいのですが、選挙の公示後に政治選挙関連の放送が無くなるのはなぜなのでしょうか?
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年10月10日
山田さん)放送法と公職選挙法の二つが関係しています。151条の三では自由を妨げるものではないとあるのですが、表現の自由を乱用して〜という部分に縛られているのです。
弱いものを虐げ、強い者に寄り添うことのないように同質に扱うことが公平なのですが、数量平等を公平と解釈してしまっているのです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年10月10日
最近の傾向では行政処分と行政指導という圧力めいたものが加えられています。放送事業はライセンスを取らなければならないので、万が一の場合は免許を取られることがあります。本来はリンクしてはいけないのに放送事業者にプレッシャーがかかっています。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年10月10日
青木さん)当時の高市大臣の発言が物議を醸しましたが、番組についての発言もあるのですか?→個別の問題にいちいち政府が口を出すのは新しい傾向だと思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年10月10日
→例えばワイドショーで同じ時間が必要となると取り上げることをやめてしまうということがありますよね?→日本の選挙活動はとても厳しい。だから二週間の間はマスメディアは制約なく有権者の為に有益な情報を伝えなさいということなんです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年10月10日
選挙運動も少なく、メディアからの情報も少ない中でどうやって有権者が投票行動できるのか。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年10月10日
青木さん)海外ではメディアが支援する政党を宣言する場合がありますがどんな報道がいいのか?→メディアが自分たちの主義主張をした上で、リテラシーの高い有権者が判断するのも一つだと思います。しかし、日本は全国津々浦々に情報が届くのですから多種多様な放送をしたほうがいいと思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年10月10日
山田さん)規制されるのではなく、自ら律することができなければ、放送の自由を自ら手放してしまうことになると思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年10月10日
青木さん)僕ら頑張らないといけませんね。今日はありがとうございました。 #jamtheworld
JamTheWorldがリューアルされてから、この記事が初めてのメモになります。
…なのに他局で申し訳ないのですが、久米宏さんの番組に山田先生が出演されていたのを聞いて、非常に興味深かったのでJamTheWorldに出演すると知ってからメモのスタンバイしてました。笑
「なぜ選挙前になると政治の話を取り上げなくなるのか?」という疑問について、とても分かりやすく説明されていたので聞きやすかったです。自由が保障されているのに、放送免許を取り上げられると考えて圧力に屈してしまったら、権力の監視なんてできませんよね。
【メディアのあり方について】ゲスト 映画監督 是枝裕和さん - モブトエキストラ
放送法に関しては以前にゲストで出演された是枝監督も似たことを言っていたので、企業の体質も関係しているのでしょうね。