モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

【東電会見メモ】2017年9月から12月末まで

9月

9月1日
No.3 ダストモニタで高警報
→鉛とビスマスのみ

おしどりさん)
→回収ウラン燃料について
発見したのはどこ?
→福島第一で資料を見ていたときに発見した

 

9月4日
ヤギとカンノ
赤旗カラサワ記者)
→31日にバス停で倒れていた作業員が亡くなったことについて。
1日に発表されているが東電が知ったのはいつ?
→時間については確認するが当日であったかと思う
→車両の検査をしていたということでいいか?
→はい。福島第一で4年半、車両スクリーニングは3、5ヵ月
→それ以前は?
→そこまでは把握してない

おしどりさん)
→亡くなった方の累積線量は4年半でいくつですか?
→把握できてない
→何かしら公表できるものは?
→知っていても公開できない。
車両検査の雰囲気線量は0.5μSv/h
→今まで亡くなった方の作業実績や線量については度々、公表されてきた。
福島第一では死亡の確認はしないと取材で聞きました
AEDによる蘇生が行われたがそれに至らず救急搬送された
→病院で亡くなると雇用主と東電に連絡がいくと病院に確認した。18時に確認してますよね?
→確認する

 

9月7日
オオヤマ氏が着任
回収ウランのキャスクはBキャスク

 

9月8日
Bタンクエリアでタンク解体をしていた協力作業員が内部ひばく(最大で0.010mSv)

 

9月11日
キモト、カンノ
時事通信わたなべ記者)
→作業員のひばくについて
→ボルトを外す作業中にマスクが外れるようなことがあったのかどうかヒアリング中

おしどりさんへの回答
経験年数は8ヵ月
鼻の奥で1100CPM
サリーとキュリオンを通って戻す水でストロンチウムが入ってる淡水
計画線量はガンマで0.9ミリベータで5ミリ
おしどりさん)
→8日に清水建設が不正取引を行ったと公表していた。除染の架空請求も相次いでいるが、廃炉に関して御社で調査しないのか?
→我々が発注したものについては言及するが、それ以外は是正してもらうしかない。

 

9月14日
オオヤマとヤギ
Bエリア タンク20基の解体終了
給油所を新設する
Jヴィレッジ返還に向けた動画公開

 

おしどりさん)
→地下貯水槽Aシリーズで新たに数値を更新した。評価はしているのか?
→雨が多いと薄くなり、少ないと濃くなるがメカニズムは把握していない
→降雨とは関係なく数値は上昇している。関係あることになったのか?
→傾向としてはっきり分かっていない
→昨年9月の最も雨が多いときでも変化はなかった。データを見てから回答しているのか?
→データを見て回答している。降雨が多いときに下がると言っている。
→傾向がないから疑問だという議論をしていたのだが?
→残水の影響は低い
→800m3残っていますよね?
→以前と比べたらリスクは低い
今までの説明者と説明に齟齬があるということなら確認します

 

赤旗カラサワ記者)
→内部ひばくの経緯について
→マスクを外すとき、一つ目の手袋を外した時に、マスクの外部に触れて汚染が顔面に広がった可能性
→再発防止については?
→マスクの外し方の啓示と再教育を行なっている。

 

9月19日
ヤギとカンノ
木野さん→港湾内の汚染について
高止まりしている事と、雨が降るたび跳ね上がっている。K排水路について説明できないか?
→メカニズムは把握できていない
→K排水路の付け替え前から港湾内の汚染が下がらないことがあったが
→放水路があった。明確な説明はできないが4m盤から〜
→微量ではあるが汚染し続けていると考えていいのか?
→排水路から流れているのが大きいかと思う。陸側遮水壁から漏れているのかについては分からない
→K排水路の付け替えで原因特定がしにくくなったのではないか?
→流れ出ている排水路から調べる方がベストとは言わないが正しいかと
→対策が後手にならないか?
→排水路以外に汚染源を探すのは大変。分かっているところからやるしかない。
→並行にやればいいのでは?
できない理由を次回にお願いします

 

おしどりさん)
→更田委員が、もし逆転していたなら建屋とサブドレンに距離があるので1ヶ月ぐらいかかるのではないかと見解を示していた。これについてはどう考えているのか?
→私が言いたいのは1F由来ではないという事ではなく、変動の範囲が微量であるということ
→サブドレンの逆転以降、検出限界値が高くなっているのはなぜか?
→確認する

 

木野さん)

→地下水ドレンで汲めないところはどこに行っているのか?
→オーバーフローしているということはない
→海側で貯めていると溜まるわけですよね?
濃度が高くなったものはどこに行くと考えているのか。もし完全に止めているなら地下を流れているのでは?
→汲み上げていると思う
→100%ですか?
→オーバーフローしていない
→止まっているとすれば何かしらの経路で汚染がどこかに行っているのでは?
→だんだん質問に対する答えに自信が無くなってきた。4m盤は土壌自体が汚染されているので〜
→東電としては流れているものをほぼ汲み上げていると評価しているのか?
→地下水の収支でバランスを出している
→あれはシミュレーションですよね?
→実測値を使って陸側から内部に溢れる想定値を加えている

 

9月19日
4号リアクタービル内RO設備
逆浸透膜装置(B)RO膜ユニット1段目出口部から漏洩
堰内に約0.65m3溜まっていた。

 

9月21日
オオヤマとカンノ
試料分析について
①1号機格納容器底部(砂状のもの)
②2号機TIP配管
→20日後、JAEAとNFDへ送る

 

時事通信わたなべ記者)
→なぜ試料の移送は今頃になったのか?
→地元の調整があった。福島、茨城県の自治体に説明した

 

おしどりさん)
→大洗の取り込み事故でどれくらい遅れたのか?
→確認する

 

9月24日
14時30分 DのC1タンク水位計(超音波)で低警報が鳴った。6マイクロ(雰囲気線量と同等)
地下水移送・流入量について
→110.5ミリの雨が降ったので先週より100m3多い

 

ファクタ宮島記者)
→C1は1000トンタンクですよね?
16.4%ということは残水が100トンはあるということか?
→165トン残っている
→30cmまで残ると聞いたが、なぜ連通管まで残っているのか? 1m50cmも残す意味が分からない
→これは多核種にかけるレベルの高いもので、言い方が悪かった。言葉足らずでした

 

おしどりさん)
→超音波の水位計が誤作動したのか?
→まだはっきりとは分かっていない
→Dエリアのパトロール頻度は2回?
→2回だと思います。溶接とフランジ型は4回で変わっていない
→1.5mもRO濃縮塩水が残っているのは疑問。全て処理したのではないのか?
→実際にはストロンチウム処理水に変わっている
→ALPSに通したのではないのか?
→15年5月にモバイル型も使って一度通したということ
→(処理水と残水が混ざった)ストロンチウム処理水は残っているということですね?
→18万5千m3 残っている
→質問の回収
台風が来たときの1Fの天候について
浪江のデータでは午前中に晴れ間があったが
→現場のリーダーが判断することになる。風向が下がっていても安全が確認できなければ〜
→台風の翌日は機械的に測らないのか?
→警報がでていれば〜

 

木野さん)
→配管の交換作業について。細かいところは実施計画に書いてなかった。高線量作業なので労基に出してますよね?
→確認する

 

9月28日
中長期ロードマップ
デブリの取り出しは三年遅れることが決まった)

J4-D4タンク及びJ4-F2タンクにおいて水位偏差の警報が発生
→目視では漏洩の異常はなく、水位低下も見られなかった。外気温の変化に伴うタンク水位の変動と判断した。

増田、オオヤマ、キモト

水位逆転について→6ヶ所のピットで700ミリ低かった
(No.201、No.202、No.203、No.208、No.209、No.215)

1号機の北側の瓦礫撤去を年内に終わらせる

2号機の上部を全面解体する
排気筒にも着手

3号機のドーム屋根
来年の中頃から燃料取り出しの予定

凍土壁の全面凍結
残り7mの凍結開始
2020年に汚染水処理を終わらせる

乾式キャスクからの回収ウラン燃料の取り出しについて
10月に4体の燃料を共用プールに戻す

燃料プールの冷却停止試験について
2号機 8月21日からやっていたが65度を下回ることを確認した。

 

河北新報オオトモ記者
→早口で分からない。図はないのか?
→ポンプは下限値の1800ミリで止まるはずが、設定値が1091ミリだった
→水位計の間違いの理由と時期は?
→OPからTPに管理することになったが、四月にそのままにしてしまった
→6つとも?
→はい結構です

 

日テレナカムラ記者
→建屋内水位を1mに決めた理由は?
→建屋、サブドレン、ポンプそれぞれに200の誤差があったら600ミリ。そこに急激な雨があった場合を含めて800ミリとして1mの水位差を持たせている
→今回の70センチに誤差がない理由は?
→現状のデータからは余裕がある

 

おしどりさん
→2013年からTP管理になったらはずなのになぜ今になって混ざったのか?
オオヤマ→確認
→オオヤマさん200ミリと言いましたか?
→200ミリです
→709が正しい値なのか、誤差は入るのか?
→分かったら教える
→別件で清水建設の作業員の死に関する調査書が出た。架空請求されたということでいいのか?
司会→清水建設さんはまだ調査を続けるのでー
→安藤ハザマの詐欺罪は調査しないのか?
→報告をまつ
→増田さんへ質問。外国人作業員向けのアンケートは日本語のみですか?
増田→訳してくれる窓口に案内した
姉川さんは外国語表記のアンケートの実施を目的としていた。その窓口に貼り出しはあるのか?
→今はやってません(え?)

10月

10日2日
ヤギとカンノ
テレ朝よしの記者
4月以降の滞留水の水位のグラフを要求

フリーまさのさん
→水位逆転について新しいことは?
→調査しないと分からない
→柏崎の審査を自主的に止めることはしないのか?
→引き続き改善をしていく
→審査の終了近くになって発表したことは恣意的なものなのか?
→過去にも発表が遅くなったことはあったが、今回は速やかな発表だった。

 

10月5日
オオヤマとヤギ
司会→システムの不具合で東電サイトからライブ配信が見られないことをお詫び

水位の逆転について
調査の結果、No.203の下限値が1,800ではなく1,110に設定されていた。
709ミリと連絡していたが、690ミリが正しい値。
5月20日にラドウエストと逆転が起こり、No.203は19ミリ低かったことが分かった。
No.204 No.205 No.206 No.208 No.8 No.9の水位は最大値よりも高く、漏洩はないと判断。水位は概ね約1m高い状態にあり、No.203からの漏洩はない。セシウムトリチウム濃度ともに低い値だった。

 

福島民友みずの記者
→漏洩はなかったという結論でいいのか?
→よろしいです

 

時事通信わたなべ記者
→塩分濃度補正とは?
→塩分のほうが真水よりも重いので補正している
→No.9のトリチウムはパッと見、右肩上がりに見えるが?
→変動の範囲内
→原因は?
→必ずしも連続して上がっているわけではない

 

毎日なぎら記者
→凍土壁の水の収支を出して欲しい
→8月から2、3ヶ月かかれば評価できると思う

木野さん
→No.203のセシウムの値しかないのか?
→はい、一点だけですね。LCO逸脱の際に採ったもので、漏洩はないと判断したのでサンプリングの予定はありません
→運用後にセシウムのサンプリングは検討していないのか?
→直線上にあるNo.204で逆転がなかったので漏洩はないということです
→1号機南タービンからは漏れていないのか?
→水抜きが終わっている
→地下水がどのように流れているのか、綺麗に線が引ければいいが、近傍にあって数字が違うということありますよね?
No.204が大丈夫だから他も大丈夫と判断していいのか?
→ラドウエストよりも水位は高いので
→ではNo.9とNo.206のトリチウム濃度が高いのはなぜですか?
→ばらつきだと思っている
水位の高い、低いの話をしていまして、水は高い所から低い所へ流れます
→高低差がある場合に底面の水が動かないということはあり得ないと専門家は言っています。6年もトリチウムの濃度が高いままなのはなぜなのか?
→No.203への流れ込みはなかった
半減期を加味するとフォールアウトを理由にするのは納得できないので、理由を説明して欲しい
ヤギ→土の中のトリチウムがサブドレンから地下水に流れていると考えている
→30m盤から流れ込んでくるとなると、全体的に濃度が上がっていいはず。なぜ建屋の近くだけ高いのか?
→建屋の土壌から流れてきていると言いたかった
→それでもNo.8とNo.9のトリチウムが高いのか?
→比較的、大きいと思うが1000Bq上がるには微量であろうと思う
→今のは「物理的に」ということですか?
→数億分の1グラムなので〜
→昔の説明と整合性がとれません
→いずれにしても大変微量な量で変わるので、いろんな状況が考えられます
→それを言い出したら圧力容器内部の中に何グラムあるのかという話になる。
『ちょっとだから』という話ではないのでは?
→えーっと… 量が少ないから良いというわけではなく、物質の量として換算すると微量で変動するということです
→微量だから何なのか?
→微量で起こり得ることなので説明しきれない
→仰りたいことが分からない。変動の原因が分からないなら、追いかけるのが筋ではないのか?
オオヤマ→No.8とNo.9は代表サンプルとして引き続き追いかけていく
→継続的に高い数値が出ていて、建屋の可能性を除くのであれば納得のいく説明をして下さい
→え〜、我々は建屋と地下水の評価で見てるので〜
→なので原因を説明して下さいと言っている。ずっと出続けているなら見ていても仕方ない。6年半経っても、フォールアウトでここまでの数字が出続けるのは考えにくい。だから説明を求めている
→確認しておきます

 

10月10日
キモトとカンノ
窒素ガス分離装置を設置する。
ABCのうちAとBの交換を行い、非常系にしか付いていないディーゼル発電機もつける

G4南のフランジ型タンクの撤去する

 

10月12日
オオヤマとカンノ

3号機のドーム型屋根 8枚中3枚の設置が完了
1号機のPE管の交換が完了
3号機の使用済み燃料プールの自然冷却試験を行う(1号機と2号機は夏に試験が終了)

 

おしどりさん
→3号機は最も湯気を出していたと思うが、試験中の蒸発量はいくつなのか?
→評価していません
→2号機は100L/hだった。なぜ3号機は評価しないのか?
→私がデータを持っていない可能性
→追加放出量と湯気の量は関係ないのか?
カンノ氏→また改めて説明
→10月16日〜30まではウェブカメラで確認されてますか?
オオヤマ氏→確認させて下さい
→サブドレン6件の逆転について
「少し調べて影響がないというのは子供だましだ」と更田委員が強い言葉でコメントしていた。どう考えているのか?
→No.203とラドウエスト建屋の間のピットの水位は高かったので漏洩はないと判断した
→ 1日10cm進行するということですが、水には「移行」と「拡散」があります。繋がっていれば「拡散」の可能性はありますよね?
→漏洩はなかった
→最後に生業訴訟で11日にゴルフクラブの判決が出たことについてコメントを
広報)→対応については適時対応。場合によっては控訴する
→今回、茨城県に対する被害も認められた。「広く社会の方々にご心配をおかけした」という言葉の中に他県も含まれているのか?
→ご心配をおかけしたということ
オオヤマ氏→3号機の放出量については、2号機よりも環境に影響を及ぼすものではないと考えて評価は出していない。外から見えるのでカメラもつけない
→崩壊熱は2号機とさほど変わりませんよね? 目視できるということは炉内の水がオープンになる。4日後に冷却を止めるのに評価を出さないのか?
→今日現在、評価していません
推論の根拠は温度です。37〜44℃の間です
→44℃の風呂だったらかなりの湯気が出ますよね
→確認します

 

ファクタみやじま記者
→はいろみちという広報紙について
リクリーティングで5日間の研修をしたというのは学生か?
高専になると思うが発電所に泊まったかどうかは確認する

 

10月16日
ヤギとカンノ
3号機の燃料プールの冷却を停止

 

読売いなむら
神戸製鋼のデータ改ざん
第二原発の納入以外に確認できたものは?
→納入については分かっているものについては分かっているが、何の数字が間違っているのかは神戸製鋼しか分からない。プラントメーカーにも確認している

 

おしどりさん
→福島第一では金属キャスクと雑固体廃棄物の設計ミスがありましたよね?
→はい
→どれが分からないとは?
→受注したがどの部分なのかは分からない
→昨年10月の段階で発注者として調査すると言っていたのになぜ部品が分からないのか?
→全ての設備を神戸製鋼さんが建設したのか分からない。製品の寸法は分かるが、材質について指摘することは難しい
→柏崎のチャンネルボックスの欠損についても同様の設計ミスがあったが、バックチェックはしているのか?
→我々として調べられるのは限定的
→では発注者として何を調査していたのか?
→どんな温度条件でベローズに穴が空くのか等を仕様書にちゃんと書くようにチェックしていた
→仮に問題の配管を毎日使っていたらどうなっていたのか?
→熱交換器のチューブについては寸法がものすごく違っていたら取り付けられない。JISには適合している
→高校生のインターンについて。木曜日には1日と言っていたが、5日間ですよね?
→はい、5日間です
→3号機の湯気については?
→2号機と大差ない

 

木野さん
→1号機の堆積物の解析結果は?
→遠くない将来に報告できると思う
→TIP管の付着物は一年近くかかっているが、これは何をしていたのか?
→検討だと思います
→どんな容器なのか資料に出てますか?
→はい
→これからも採取物の性質が分からないことがあると思うが、それも半年かかるのか?
→通常の核物質移送とは違うので、安全対策に時間がかかる

 

ファクタみやじま記者
→先ほどの高専生徒さんの5日間の研修について。私は水に溶ける凍土壁よりも、こういうリテラシーの高い人が廃炉に携わることが重要だと思うので、ちゃんと安全対策や雇用について木曜日に説明して下さい
→ご意見ありがとうございます

 

おしどりさん
→3号機の蒸発量が2号機の蒸発量より低いというなら、2号機の実績値をお示し下さい
→お早くお示しできずにすいません
→3号機はすでに冷却停止が始まっている。40℃でも多くの水蒸気が出るのでお示し下さい。まだなのですか?
→はい
→冷却が始まる前に出すと言っていたが、評価もせずに問題ないとするなら実績値を出して下さい
カンノ→データが〜

 

10月18日
午後5時1分 5、6号機に設置している増設RO設備から漏洩(2m×2m×1mm)

 

10月19日
オオヤマ、キモト
3号機のカバー 4枚目まで終了
インターンの件について
→学生を対象とした5日間のカリキュラム。オリエンテーションと福島第一の業務の紹介(分析棟、格納容器、ペデスタル、保管施設、危険体験など)

時事通信わたなべ記者
インターンの危険体験施設とは?
→坂や通電、感電の体験施設で、社員教育に使うところ

 

赤旗カラサワ記者
→16年2月からの人数は?
→今まで8人、6名、7名、8名の4回行った
→募集方法は?
→お付き合いのある学校からの応募
→業務体験とは?
→事務所や分析棟を見てもらった
→装備については?
→5号機 GまたはY装備
APDで0.01設定

 

ファクタみやじま記者
→もう4回もやっていたとは思いませんでした。学校なら公表を控えるように言われていたのか? 他県や福島枠採用など、どういう狙いでやっているのか?
→当社が中長期的には廃炉を行うためにやっているのは事実。大学と高専とでどれだけ内定者がいたのかは分からない

 

東洋経済おかだ記者
神戸製鋼は過去1年は調べるが、あとは個別の問い合わせと言っているが?
→16年9月以降を調べることにした
→それ以前は?
→改めて考える
→乾式キャスクに問題はないのか?
→報告を待っている

 

おしどりさん
→RO設備からの漏洩について。バックグラウンドの数字も公表してお示し下さい
司会→ご要望として承りました
→測定しているのに出さないのか?
→あっ、はい、ご要望として〜
インターンについて。冬は8日間ですか?
オオヤマ→夏が5日間で冬が5日間ですね
→スケジュールは?
→プラス3日間は本社が加わっている
→イエローゾーンは全面マスクでは?
→軽いほうだと思うが確認する
→APDの累積は?
→確認
→ガラスバッヂは?
→一時立ち入り者なのでガラスバッヂは付けてません。化学分析棟はG、5号機のペデスタルはYです
→18歳以下でもこの運用でいいのか?
→この高専の方々に18歳未満の方はいない
→20歳を超えている?
→はい、そう思います
ロボコンの方も入っていると思うが、イベントで入る方も含めて、どれくらいの頻度で入っているのか教えて欲しい
司会→1年でだいたい1万人ぐらい
→視察にインターンも入っているのか?
→何々関連で何人とかおさえてないので分からない
→海外の方もサマースクールで入っているのか?
オオヤマ→質問の意図はなんですか?
→前回から質問している。どのくらいの方が入っているのか取材している

 

東洋経済おかだ記者
神戸製鋼の不正は10年前からなどとも言われている。原子力など重要な設備に対して、遡って調べるという方針がないのはなぜなのか?
→モノが多いので報告を待ってる
→去年の9月より前に乾式キャスクを入れ替えてますよね?
→はい、震災後数年ですから
→この20機について問題があるかとうかを出して下さいと、神戸製鋼に要請していますか?
→詳細については確認をした後で

 

おしどりさん
→20機と仰ってましたが正ですか?
→11かと…あっ…
→そうですよね。もともとあった9機は問題なくて、11機納入して、また8機と聞いたが?
→記憶が曖昧なので確認する

 

10月23日
台風21号上陸

午前3時5分に1〜4号機周辺にあるサブドレンピットNo.19の水位計が上昇、オーバースケールした。監視が不可能となったことから運転上の制限逸脱と判断した。

 

キモト、カンノ
サブドレンNo.19について、その後の間尺で水位計が正常だと確認した。
台風によるトラブルはない。

管理区域外正門 管理施設建設現場の作業員が頭部を蜂に刺され、ERの医師の判断で南相馬の病院へと搬送された。

 

日テレ ナカムラ記者
→どれくらい上昇したのか?
→フタよりも水が出ていて湧き出ている感じだったと聞いている
→その水は上から来たのか、それとも遮水壁を通ってきたのか?
→浪江の降雨は3時に増えている。なぜNo.19だけ上がったのかまだ分からない
→降雨の影響なのか?
→遮水壁の影響はゼロではないと思うが、一時的に降った大量の雨の影響だと思う

 

朝日かわはら記者
→No.19と18の汲み上げを止めていた理由について。4m盤を優先した事との関係は?
→サブドレンを増強する途中だった。
リスクを低減させるために4m盤を優先させた

 

10月26日
中長期ロードマップ
増田、オオヤマ、ヤギ
冒頭で開始が遅れ、作業員の死亡が発表された。
午後1時頃、車両整備工場の協力企業作業員が休憩後に倒れた。
ERの判断で1時20分にドクターヘリを呼んだが、ヘリコプターの医師の判断で救急車で高野病院へと運ばれた。病院で死亡が確認された。

 

福島テレビえんどう記者
→どのような作業をしていたのか。年代や病気など
→50代男性、車両整備を担当していた方で、プライバシーの関係で〜
→作業が起因したのか?
→昼休みの休憩を取って、作業に向かうときに倒れた。直接的な因果関係はないと思う

 

河北新報オオトモ記者
→死因は把握しているのか?
→詳細については控えるが、状況としてはうずくまるように倒れた
→詳細はと言われたが、大まかな事しか訊いていない。作業との因果関係はないと?
→はい、けっこうです

 

読売はっとり記者
→午前の作業時間は?
→8時から12時まで

福島民友みずの記者
→本県の出身者ですか?
→はい、福島県出身です
→分かっていて言わないのか?
→詳細な状況は控えさせて頂く
→死因について控えるのは分かるが、環境については教えてもらえないか?
→その場には何名かいて、急にうずくまったと聞いている

 

福島中央テレビゆさ記者
→確認ですが、分かっていて言えないのか、報告がないから言えないのかどちらですか?
→作業との因果関係がないので差し控える

 

共同おじま記者
→詳細は言えなくていいが病死なのか?
→はい、けっこうです
→因果関係はないと回答していたが、労務環境をしっかり詰めたうえでの回答か?
司会→医師からの情報を踏まえて控えるということです
→労務環境上の問題はないのか?
→現時点ではないです
→過労死ではないのか?
→因果関係はないものと考えている

 

赤旗カラサワ記者
→作業員は下請けでいいのか?
オオヤマ→当社から受注した企業
→何次請?→分からない
→意識はあったのか?
→その時にはあってERに運ばれた。
あっ、ERに入った時には意識がなかったと。訂正です
→心肺については?
→ERの医師の判断で心肺停止を判断したそうです
→外傷は?→なかった
→病死の根拠は?
司会→死因については控えるが、怪我がないので広い意味で病死です
→作業歴は?
オオヤマ→この作業を五年です
→救急車に切り替えた判断は?
→医師の判断なのでわからない
→今年構内で亡くなった作業員の数は?
→分からない

 

ファクタみやじま記者
→結局、400億円かけて地下ダム構造になっていないのは国の責任か。虚しい。
凍結宣言はできないのか?
増田→奥歯にモノの挟まった言い方になるが肌感覚としては堰きとめられているように思う

 

木野さん
→作業員の五年分の積算線量は?
司会→個人のことなので差し控える
→因果関係の根拠となる積算線量を把握していないのか?
→回答は控えるが因果関係はない

 

10月30日
ヤギとカンノ

5、6号機滞留水処理装置エリア内で水溜りを二ヶ所発見。増設RO処理装置からの漏洩は確認できず、スミヤ測定の結果、バックグラウンド相当。雨水、結露水と判断。

地下水移送流入量の合計866m3
→台風のせい

LCO逸脱を受けての総点検について
監視評価検討会に報告した
社と発電所にチームを設置して判断の妥当性について検討する
差異の大きなピット2ヶ所(No.22とNo.513)
基準点の誤記が2ヶ所あった(No.208とNo.209)

6号機のディーゼル点検でA号機が回らなかったから除外した。原因を調査する

 

日テレナカムラ記者
→6号機のディーゼルの待機除外とは?
→今、使用できないということ。5号に2台、6号に2台あって、3台で融通している
→試験は?
→月に1回
→回転数がどうかしたのか?
→詳細は把握していないが、調査をしてご報告する

 

赤旗カラサワ記者
→総点検はいつから?
→10月6日〜30日。本日まで
→規制の資料で設定の誤りについて、施工会社が周辺建屋の外壁の標高を用いたと記載されていたが?
→OPとTPの共通認識がないまま説明していたらしい
→最大で19ミリの水位差があったのになぜ4ミリになったのか?
→1時間の中で最も低いものと高いものを比べると19ミリで、1分だと4ミリということ
→誤差を加味して逆転はないとは?
→計器の誤差は5%
→つまり誤差を加えて4ミリということか?
→最小水位差が−4.1ということを申し上げています。19ミリのほうが保守的です

 

おしどりさん
→サブドレンNo.53の差異について
→No.53はコンクリート部分が2010年より高く作られた可能性がある
→なぜ資料にNo.53の図がないのか?
→No.22は2014年の写真があった。深い意味はありません
→燃料デブリの取り出しリスクについて
どの程度評価していますか?
→リスクの条件は決まっているので、一覧としてまとめてますが、どれが実際に当てはまるのか分からない。ケーススタディで止まっています
→その一覧の評価は東電独自のものなのか?
→IRIDさんとの研究で行ったもの。まだ採用するには時期尚早
→臨界検知はキセノン135を見ていくのか?
→はい
→ND値はいくつ? 10^-3ですか?
→確認する
→8月のサブドレンの評価を書き直せと更田氏に言われて今回出てきた。規制のヤマガタ氏は増田氏が口頭で説明した事と資料が違う。通常の企業の安全管理ができていないと指摘されていた
→え〜。どういうやりとりがあったのか分からないが修正はない
神戸製鋼に送ったリストについて
1年以上前のものも含まれているのか?
→その通りです。契約記録があるものは確認していますが、間接的なものは分からない
→リストの公開を要望します
→検討する

 

木野さん
→LCOの逸脱について
総点検したということだが、TPとOPの混合については全般に関わるのでは?
→その他についても今後行うと思う。具体的な計画は決まっていない
→大きな工事で混合してるとは思いたくないが、早急に行うべきでは?
→早くやるべきだと思っているが詰まっていない
→水中ロボットのサンプリングについては?
→付着物については拭き取りを行った段階で、まだ輸送準備中

11月

11月2日
オオヤマとキモト

6号機のディーゼルは電圧が機能していなかったので、工場への持ち出しを行った
3号機のドーム屋根は5枚目に着手

 

テレビユー福島サトウ記者
→一部報道で凍土壁が完成したとあったが、東電として完成度は何割なのか?
→地中の温度は概ね零度。台風が来たので評価には数ヶ月かかる

読売はっとり記者
→全体の何割が0度になったのか?
→デジタル的には取ってない

 

福島民友ミズノ記者
→0度になっているなら凍結ではないのか?
→表層面はまだ0度になっていないので、凍結していると言及できるものではない

 

日経ごそう記者
→地中内部が0度でも凍結と呼べないなら、他に条件があるのか?
→定義がないので評価していくということ
渇水期のデータが必要とされているが、それは年内に規制に提出できるのか?
→求められているが評価をする段階だと思う

 

赤旗カラサワ記者
→先月23日に作業員が蜂に刺され、26日に死亡者が出た。通報公表基準についての基準を知りたい
司会→蜂の方は作業中なので区分Cとしてお知らせしてる。亡くなった方は作業に起因しない区分Dなので日報に記載した
→作業に向かう途中で亡くなったわけですよね。これはバランスとしてどうなのかと思うので見直しを要望します。
統計的にカウントは取っていますか?
→作業起因ではないということか?
→作業に起因しない、同じ敷地内のものです
→え〜。なかには持病を持っていて、敷地外で亡くなっている方もいるかもしれないので、全ての把握はしてない
→数をカウントしていないのかどうか先日質問したが、カウントをせずにまとめてもいないのか?
→広報として起きたことは説明するが、数としてカウントはしてない
→同じ敷地内で亡くなった方の数をカウントして欲しい
→要望は確認しました

 

11月6日
キモトとカンノ
非常用窒素ガス封入 非常系の点検を開始
2号復水器の汚染水の抜き取り開始
金曜が休みだったのと、体制が新しくなったので、データについては明後日になる

 

おしどりさん
→新しい体制とは?
廃炉カンパニーで細かい変更があり、新しい人間になるので、記載ミスなどがないようにチェックプロセスを〜
→タービン建屋東側 No.1の全ベータ
10月20日も最高値を更新。高止まりしていることについて
→1-17が上がっていたりとか、今までと流れが変わってきて、護岸エリアが一様に数字が近づいてきてるのではないか
→No.1と1-17は1mも離れていない
2015年10月に海側が併合されたのと1と1-17の上昇のタイミングが同じに見える。浅い場所の水が下に潜ったのか?
→さらに上昇する傾向があれば新たな対策をする
→11月から最高値の記載が無くなっている理由は?
→一つのパッケージに合わせる必要があった
→今まで通りにお示し下さい。要望です
原子力改革プランの委員会はいつ開くのか?
→少しお待ち下さい
→資料の出し方も含めて大きく変わったように思う。頻度の少ない会見を無くしたのか?
→ご説明を端折るということはない
→改革プランが出ても記者会見が行われなければ、頻度が下がっていると言わざるを得ないが?
→明確な理由は言えない
→少なくとも今まで通りの体制は維持して下さい。要望です。

 

テレ朝よしの記者
→あんたね、質問を切るようなオペレーションやめなさいよ。あんただよ、新しい人。感じ悪いんだよ。6年以上ここに来てる人間もいるんだ。
凍土壁について検証はできないという増田さんの返答の後どうなったのか?
→評価するためにもう少し様子を見させて欲しい
→年内に出ますか?
→時期については言えない

 

11月9日
オオヤマとカンノ

回収ウラン燃料4体の取り出しを行ったが、共用プールから有意な変動はなかった
3号機ドーム型カバー 8枚のうち5枚が終わった
燃料取扱機とクレーンが昨日、東芝の工場から到着した(動画)

 

赤旗カラサワ記者
→凍土壁の電力はどれくらいかかっているのか?(4400万億ワット)
→私が回答を持ち合わせていない
→今月から護岸地下水の最高値の出し方が変わってますが、以前のデータは出てこないのか?
→フォーマットが変わった
→データが上書きされたら見れないのか?
→直接的には見れない
→前回、おしどりさんが言っていたと思いますが、私からも過去のデータを知る上で以前のデータを一緒に出して欲しいと思います。トレンドが分からなくなってしまう。『過去のデータと比べて有意な変動がない』という表現を使うなら出して下さい。要望です

 

11月13日
ヤギとカンノ

日テレナカムラ記者
→遮水壁の評価について
地中の状態はこうした大雨が振らないと分からないのではないのか。
一週間経って水が増えている。こうしたことの科学的な分析を期待する。
→推定する部分が増えないようにしたい。4m盤の一部にフェーシングのない部分があり、それが要因の一つではないかと思うが、具体的にはいえない
→維持管理運転に切り替えたのだから、まさにそこの部分を踏み込んで評価すべきではないのか?
→具体的な評価はまだ検討中

 

テレ朝よしの記者
→ごちゃごちゃ言ってるけど、安倍政権に忖度しているようにしか見えない。
台風は年に2回必ず来るのだから評価できるのでは?
→どの時点で評価するのかを含めて時間が〜
→もう乾季に入っているのになぜ評価を行わないのか?
→地下の状態、遮水壁の効果を見極めたうえで評価する
→最後にしますが年明けに出せますか?
→いや、ちょっと〜
→年内かかっても凍結は終わらないのか?
→すいません申し上げづらい

 

ファクタみやじま記者
→3号機の燃料取扱機とクレーン取付作業について
鹿島と東芝でいいのか? 立派なのは上で作業している人なのだから公表して欲しい
→計画線量は1.72ミリ
1班5人×3班 全て遠隔操作なのかは確認する

 

おしどりさん
→凍土壁の効果について
毎年来る台風や豪雨はかんがみないと?
→推定が入るので定量的に評価ができるように
→雨がない時に評価するというのは不自然に感じる。雨や台風の時も効果が出ているとするなら、梅雨の時期も評価すべきではないか。都合のいい時に評価しているように取れるが?
→上がった時に評価すべきということか? 私は個人的に変わらないと思っていたので…
→それと護岸地下水の最高値のデータについて。過去の運用に戻すか、時系列で分かるようにしてくれなければ隠蔽です。今までは説明がありましたが、私が質問しなければ説明はありませんでした。
→えー。ご要望については検討
神戸製鋼について
3年前までしかデータは遡れないと言っていたのだが、御社が要望しているのは何年なのか?
→まだ確認できてない
→サブドレンNo.51の逆転について
何か影響はあったか?
→なかったと思う
→ではなぜ全ベータとセシウム137の数値が上昇したのか?
→雨が〜
→いえ、豪雨があっても上昇はありませんでした。原因が分からなくても問題はないと?
トリチウムを含めて上がれば〜
→電中研は地下水の流水量を1日10cmとしている。建屋からこちら側に達する日にちでは?
→3ヶ月で約9mになると思うが、山側から海に流れるのが基本だと思う

 

ファクタみやじま記者
→最初に凍らせると言った汚染水対策チームの人間をここに呼んで下さい。
東電は国のプロジェクトの下請けだから、説明責任を果たせないことは分かっている。これは税金が投入されているのだから、本来国会でやるべき問題。
僕は雨が降った時にどうなるのかを何回も訊いて、結局、隠蔽じゃないですか。
これじゃ会見が崩壊してしまいますよ。
→ご指摘ありがとうございます

 

11月16日
オオヤマとヤギ

サブドレンの水位設定値の誤りとは別に総点検を行う
K排水路の線量の高さの原因をタービン建屋の屋上の雨水だと考えて浄化剤を用いる試験を行った。18分の1から100分の1までセシウム137が低減した

 

おしどりさん
→タービン上部の線量について
→3万から4万の間なので10^4ですね
→2号機の2千〜3千に比べて3号は高い。何かフレッシュなものが供給されているのか?
→雨樋が破損していたりするので詳しくは分からない
→湯気が立っていた頃までは供給されていたのか?
→確認できない
→非常用窒素ガス分離装置の弁の誤操作については?
→手元に資料がない
→保安規定違反4件が公表された
一時保管エリアNの不適切な管理について定例会見で説明したか?
→私からは説明していない。判断するのは規制なので
→今日も説明しないのか?
→15日のプレスリリースに〜
→違反とされた後も報道には説明をしないのか?
→ホームページで足りないなら次回に詳細な説明をする
→タイベックなどか?
→土です。一時仮置きとの表示がなく、最終的に金属容器に入れればいいと思っていた。マネージャーの許可を受けずに工場方が不適切に仮置きした
→2015年からのものか?
→2017年3月以降です
→3月以降のトータルは?
→1200m2です
→どのくらいの量が溜まればキャスクに入れようとしていたのか?
→資料がない

 

木野さん
→昨日、2号機と3号機の間で湧水があったそうだが資料はないのか?
→資料にはないがバックグラウンドと同等なので雨水と判断した
→濃度分析してないのか?
→表面線量だけです
原発内に液体がある場合は興味があったはず。なぜ表面線量だけで判断したのか?
→エリアによる。法面なので〜
→そのクラックは前からそうなんですか?
→今回が初です
→遮水壁によって行き場がなくなった可能性はあるのか?
→調査している
→水源を特定するには分析が必要では?
→雨水だと思っている
→漏れた量は?→把握できてない
→なぜ日報に書かないのか。事実関係が後になって分からないのでは?
御社が出したいものを書いているようにしか見えない
司会→木野さんのご意見として〜
→とすると、私達の関心が低いと判断したのですか?
→そうは思っていない
→なら書いて下さい

 

赤旗カラサワ記者
→10m盤と法面の坂の境界から出たということか?
→上陸の排水路のクラックから流れて、その水が法面あたりから吹き出した
→位置関係は?
→手元に資料がない
→他に周囲で似たことはあったのか?
→パトロールと調査を続けている

 

11月20日
キモトとカンノ
2号機PCVガス管理でトラブルがあり、LCO逸脱と判断した。
A系は作業で停止させており、8時10分にB系の流量低警報が鳴った。A系とB系が両方停止したのでLCO逸脱と判断した。(その後復帰)
21B弁が閉になっていたため、ガスが通らず動かなくなったのが理由。現場から聞き取り調査をしている。

赤旗からさわ記者
→6時24分の時点でB系は動いていたのか?
→はい、ずっと動いてました
→8時20分まで監視できなかったのか?
→運転員によると7時50分には監視できていたということです

 

ファクタみやじま記者
→14日の湧水について
現在はどうなっているのか?
→凍土壁とは結びつかなかった
→今まで300ミリの雨が降っても湧水は確認できなかったのか?
→もうちょっと様子を見る

 

11月22日
オオヤマとカンノ

朝日かわはら記者
→凍土壁について
3ヶ月が経った。資料も配られていない理由は?
→今日は水曜日なので資料がない
→先週の現地調整会議で副大臣は年内の判断はムリだと言っていたが?
→評価には時間がかかる。資料は金曜日に出る

 

赤旗カラサワ記者
→20日に2号機のキセノンの監視ができなくなった件で続報はあるか?
→まとまったらお知らせする
→建屋との距離や現場の位置関係が知りたい
カンノ氏→設置されているのはタービン建屋のオペフロ二階。A系とB系が並んで設置されていて、当該の弁は2〜3m離れた所にある
→時系列を確認したい
→7時50分までは確認されていて、8時に指示が出ている。何らかの原因で人が弁の操作を行ったと思われる。A系の確認のために人間がいた
→A系とB系の間には仕切りなどがあるのか?
→そういったものは無いと思うが、重要設備なので鍵管理しているエリア
→現場の人の動きは?
→6時24分には電気関係の作業員がいて段取りを決めていた。A系を隔離する動きはしていた。だいたい20数人がいたと思うが、どのような方がいたのか整理する
→今までに同様の誤操作はあったのか?
→弁は高い所にあるので、以前に作業員がぶつかったのとは違う

 

おしどりさん
→会見が祝日と重なる場合、今まで前日に行われることはなかったと思うが?
司会→考え方は色々とあると思いますが、祝日に作業が減るので水曜日に一回行う判断をした
→先週質問していた非常用窒素ガス分離装置の誤操作について
オオヤマ氏→年次点検を行っていた時に誤って開運用をした事で封入量が減った。その後、気づいた作業員が閉運用
→2号機と同じ業者なのか?
→非常用窒素ガスについては当社の人間で2号機PCVガス管理については確認する
→一時保管エリアの説明は?
→Nエリアはそもそもブルーシートがあったが、仮置きの表示がなかったのが顛末であります
→報道への説明はこの口頭説明だけなのか?
→はい
→御社のホームページには文字情報しかなく、規制やエネ庁に出された資料のように具体的な図面や保安規定違反に関する詳細なものがありません。こまめな情報開示を要望します。
護岸エリアの最高値の表示については?
司会→おしどりさんとからさわさんのご意見は認識しています。より分かりやすく表示できるように、遠くない将来に〜はい
→遡れるようお願いします
→前よりももっとよくしたいと思います


11月27日
5分遅刻 ヤギとカンノ

3号機使用済燃料プール 循環冷却一次系ポンプBが停止した
9時24分の系統隔離弁 閉信号で止まったがすぐに再起動した。
原因については手前にある棒が当たって、位置検出スイッチに接触があったと思われる。
当時、配管塗装作業をやっていたので、誤って触れたと思われる。スイッチは160cmの所にあった

一時保管エリアNの不適切な管理について
抜き打ちのチェックで許可なく仮置きされていたことが分かった。仮置きとしては問題なかったが、線量率、仮置き場所の表示がなかった。最終的に金属容器への保管を年度内に行うことを目指す。
巡視の目的が定かでなかったので、確認項目に追加した。

 

共同さかえ記者
→閉信号の断定について
→作業員は「触れたかもしれない」と言っていたのでこのような表現になった。
→過去にこのようなことはあったのか?
→制御盤に触ったことはあったが、位置検出スイッチに関しては初めて

NHKあべ記者
→触れたかどうか分からないのに信号が出たことについては問題ないのか?
→人間は間違えを犯すので触れられないようにという一点を考える

 

赤旗カラサワ記者
→弁は閉まっていない?
→はい開いています
→位置検出スイッチとは?
→開閉を検出するスイッチで、弁が閉まるとスイッチに触れて信号が出る仕組み
→弁の開け閉めは現場とは別なのか?
→はい、操作室の中にある
→LCO逸脱には該当しないのか?
→プールの温度は65度を超えていない。数時間で復帰できた

 

おしどりさん
→ヒューマンエラーによる冷却停止は多々あって、対策としてカバーを付けることになったはず。また同じことが起きた。反映されていないのか?
→位置検出スイッチについては人間が操作するものではないので対象外だった
→昨年の対策を読んでいるのだが、「一つの人為的ミスで停止に至らないように」というのが目的だった
→当時の認識は人間が操作するスイッチとバルブが対象で対策が不十分だった
→ヒューマンエラーが続いているように思うが?
→誤った操作をしたという話は聞いていない。調査は継続する
→2号機PCVの作業員は?
→協力企業と当社の社員
→2号機PCVのバルブは?
→なぜ動いたのか分からない。誰が触ったのかも含めて調査している
→3号機SFPはどこの企業?
→協力企業で元請けはウツエバルブサービスさん。作業自体は配管の塗装です
→アメリカン・ニュークリア・ソサエティで石崎氏が地元の協力と復興を発表していましたが、そのパワーポイントをお示しできませんか?
→確認する
→一時保管エリアNについて
どのくらいの量になったら金属容器に入れるつもりだったのか?
→確認する
→作業員への被ばく調査は?
→確認する

12月

12月4日
キモトとカンノ

今日から3号機復水器の水(340m3)を2週間かけて移送する

建屋への流入量が増えているのは、移送に伴って水位差がついて増量したと考えている


日テレナカムラ記者
→8割のタンクはトリチウム水になると思うが、今後、海中に処理するとしたら放出前にどのような対応をとるのか?
→港湾内、港湾外の影響評価はやっていくが、今日の段階でお示しできるものはない

 

赤旗カラサワ記者
→30日に公開された3号機内部調査の結果について。
中心部まで行けたのか? それとも行けなかったのか?(ミュオンで溶け落ちてたことに関連して)
→調査は上と下の二段階あり、ほぼ中央だった部分をデータに落とした。下の部分は瓦礫があって行けていないところがあるので、データを立体的にする際は精査が必要
→凍土壁の評価は年度内に出るのか?
→3月を目処にするというのが先月の会見で言ったこと
→昨年、建屋への流入量に関する規制とのやり取りで、更田さんから「都合のいい計算式」と言われていた。
評価をする前に早い段階で計算式を示して頂きたい。要望です。お願いします

 

おしどりさん
→キモトさんは降雨がないのに流入量が増えていることをご説明されていましたが、特異的なものなので資料を見た方に分かるように日報に注釈で記載してほしい
→もう少し確証を得てから書きたいと思う
→水位計の構成は変えたのか?
→確認する


12月7日
オオヤマとヤギ

3号機の燃料取り出しクレーンは11月20日に設置が完了。現在はテスト中

 

おしどりさん
→情報公開姿勢の後退について
11月末の中長期ロードマップ会見では、福島会場では護岸地下水の最高値の資料が配られていた。これはなぜなのか?
司会→資料については手元にないので分からないが、もっともだなぁと思ってホームページを変えてみた
→福島では配布されていた事については把握していないのか?
→特段、差違をつけている訳ではない。確認する
クローラークレーンの旋回により工事車両と接触した不適合案件について
オオヤマ→クレーンの区画が不十分だった

 

赤旗カラサワ記者
→2号機のキセノンの監視について確認
→8時10分は流量低の警報がなった時間で、その時間に操作されたのかどうかは分かっていない
→弁が閉まってから警報がなるまでの間隔は?
→間をおかずに鳴ると思う。分も無いと思います
→聞き取りの結果、この時間の前後に人がいなかったというのは間違いないのか?
→今のところバルブの近傍には居なかった
→タグが付いていたというのは?
→作業が終わって撤去されるべきタグで「閉」と書かれていた。なぜ回収されなかったのか調査している
→8時10分より前だというのは間違いないのか?
→バルブの流量データからすると警報の直前に何らかの操作があった可能性があるが、誰が触ったのか分からない。重要なバルブには対策をする


12月11日
ヤギとカンノ

冒頭の説明は、3号機のドーム型屋根の8番目の吊り上げに着手した事、3号原子炉下部の温度計が溶断している可能性があるので抵抗測定する予定だという。実施計画の変更と補正については大型機器除染設備に関するもので、廃棄物管理と誤記の訂正だと説明があった。

 

読売イナムラ記者)

→建屋への流入量が80トン代ということだが100トンを切ったのは初めてか?
ヤギ氏)確認する
→評価については?
→3月を目標に現在もデータを取り続けている
→毎年、大雨の時期は来る。評価と合わせて大雨の対策について出すのか?→OP8.5m盤に染み込む雨と損傷した建屋の屋根から入る雨については対策が必要だと思う。
✳︎差し込み 100m3を切った日については10月12〜18日に72m3という事があったので、初めてではない

赤旗カラサワ記者)

→3号機のドーム屋根は明日で終わるのか?
→8分割しているものをさらに半分にしている。(多分、北と南ってこと)現在、8分割のうち6つは上げ終わっているので残りは2つです。
→3号機の温度計についてもう一度説明をお願いします

→健全と考えていた6つを対象に13日に抵抗測定する

→壊れたものが別の箇所を測っている可能性について前回説明していましたね

→それを確認する為に行う。今回は3号のみでペデスタル外の温度計が大丈夫であれば、1、2号機は行わない
→1、2号機のそれぞれの温度計の個数は分かりますか?
→月に一回定期評価を出している。2号機は全部で41個の温度計が付いていて、監視に使用しているのは6個。1号には42個あって、監視に使用してるのは6個
カンノ氏)耳打ちゴニョゴニョ
ヤギ氏)→訂正です。2号機は故障と判断して1つだけが使える
→2号機の内部調査について。パイプを曲げて幅をもたせて見ると聞いたが、CRDレールの上は見れるのか?
駆動機構は見るが、カメラの範囲は90度なので、見れるところを見る

 

木野さん)建屋に直接入ってくる雨の具体的な数字は?
→3月に一緒にお話する
→凍土壁の評価のベースとなる数字なので先に出せませんか?
→この場ではお約束できない
→評価の前に示して下さい。でないと、全体の調整に使われるような気がしてしまう
→ロードマップで各作業ごとの人数を出せませんか? 前々々回から結果だけで中身が出されていない。根拠を示して欲しい
→確認します
→半年くらい確認してる気がするが?
→確認します
→毎月の被ばく線量について。今回、全体で2ミリ上がってる理由は?
→増減に関しては、個々にこういう理由とはなかなか言えないが、10月分の皮膚と水晶体については1〜4号H6フランジ型タンクの除却工事と説明した
→平均が上がってる理由は?
→線量の多い作業をすると上がってしまう
→カバー取り付けは関係ないのか?
→少なくとも最高値作業にカバーはない。基本、遠隔で着床させる時だけ作業員が行ってる
→タンクの作業は継続していますよね? なぜ1ヶ月の平均で2ミリも上がったのか評価してないのですか? 元請けも東電も大雑把に把握してるはず
→線量低減に寄与できるかよりも〜(よく分からない)
→先ほどの話とカブるが、全体の作業を見ていないと計画は立てられないですよね? でないと行き当たりばったりになってしまう
→全体と言ってるものは厚労省に出しているもの
→どこでどのような作業を行ったのか分かりやすく出して欲しい
→個々の作業として積み上げて、そこは評価している

→なら公開して下さい

→質問があれば適時答えます

→質問しないと答えないのではなく、公開して下さい。以上です

 

12月14日 誰一人として質問せず終了
オオヤマとカンノ氏
3号機ドーム屋根は8枚中6枚が終わっている。
陸側遮水壁については10月の台風で水量が一時的に上昇したが、現在は台風以前に戻っている。データの整理をして、3月に向けて評価したい。
本日は給食センターの話をしたい。大熊町から2年と8ヶ月の間温かい食事を用意して頂き、12月7日に述べ100万食を達成した。本日、それを記念して福島県産の食材を使用した人気メニュー、ミックスフライとミックスグリルを作業員に提供して頂いた。
最後に広報誌「はいろみち」の紹介。

司会)それでは質問コーナーに移ります。挙手のうえご所属とお名前をお願いします。こちら富岡会場は質問ありませんので福島会場さんお願いします
→福島司会)ありません
→東京司会)ありません

→司会)本日は質問ないようなので以上で終わります。ありがとうございました。(8分間の出来事)

 

12月18日
キモトとカンノ

2号機注水炉心スプレイ系を給水系に切り替えて配管の交換(12月25日まで) 3号復水器の滞留水の移送が終了。本日をもって復水器の水抜き作業は完了。 水処理週報に1号建屋の水抜きが反映してバー表記になった。実施計画については集水タンクと配管の最適化の審議を継続

 

日テレナカムラ記者
→建屋の上から入ってくる雨水の影響と、なぜこれまで考えられてこなかったのか?について
→全体の供給量は山側からの地下水というのが従来の考え方だった。データを蓄積すると他にも供給源がある事が分かった。建屋の上部について考え、地面に染み込む含有率をパラメーターに追加する事を検討してる
→それは理解するが「表層の水」とは?
→地下水位の変動として書いてあるが、全体として地下水が上がった部分が表層になる。概念的なものなので分かりにくくて申し訳ない
→データを出す時は根拠を出してほしい
→『数字合わせ』と言われると我々としても本意ではないので、ある程度揃ったらお出しする

 

赤旗カラサワ記者
→凍土壁の計算式について。事前に早く出して欲しいと要望していたのだが?
→先ほどなかむらさんへ計算式が変わるような説明をしてしまったがまだ決まっていない。渇水期のデータをまとめて、できればプラスαで雨のデータもまとめたい
→3号機の温度計はその後どうなったのか?
→13日に検査が行われた。切断されている場合は無限になるが、震災後の直流抵抗と同じ値が取れた。3号を故障扱いとしたのはカメラによって溶断が確認された為。温度としてはどこかを測っているが健全な時に取れるデータとは違う。
→新しい温度計は何が違うのか?
→測り方としては変わっていない

→12個の温度計が故障していることに気づかなかったのに今回は大丈夫なのか?
→通常のプラントのように目視確認ができないので、抵抗値を見てデータが上下していたらはじく事しかできない
→壊れた温度計は銅と合金だと聞いた。不純物によってノイズが入る可能性は?
→その疑問はごもっとも。端子ボックスが短絡しているかもしれないので、様々な文献などを見ている。細かいところは後日ご報告する
→いつ頃になるのか?
→まだ技術サイドから報告が来てない

 

おしどりさん
→ガラスバッヂの不適合案件について。作業員はいつから使用していたのか?→12月1日から使っているものだと思う→失くしたのはいつ?
→本人へのヒアリングで11日に着替えをしている時に気づいたと
→どんな作業をしていた方なのか?
→あまり高い線量の作業ではないと思う→過去にも紛失はあったのか?
→私の記憶の中では無いですね。分からないです
→APDより正確に測れるのがガラスバッヂですよね?
→最終的にガラスバッヂで上書きされるが、今回についてはAPDで評価することになると思う
→御社はガラスバッヂのコントロールバッヂを何処に置いて評価されていますか?
→事務本館だったら事務本館
→作業によって変えているのか、それとも事務本館に置いているのか? コントロールバッヂは隔離された場所に保管し、職業被ばくと差し引きするものです→確認してみます
給食センターで100万食を達成されたそうですが、東電と協力企業の社員の間にあった値段の格差は無くなりましたか?
Jヴィレッジのハーフタイムという所があり、あとは寮に併設されているものがあった。今は一律380円で我々も企業も同じ物を食べている。
→保健物理学会での魚介類の汚染について。事故後の汚染度が高いので個体のサイズが分かるデータを出して欲しい。要望です
→即答できませんが要望として承りました

 

12月21日 中長期ロードマップ

H9タンクエリアの耐圧ホースに釘が刺さって漏洩
釘の長さは2.5cm 量は0.9ℓ
堰の外ではあるが、近傍に排水路はなく環境への影響はないという。

増田氏のトピックス
1号機上部の瓦礫撤去
2号機格納容器内部の追加調査
3号機は来年度の中頃までに燃料の取り出しを行う
復水器の水抜きが終了し滞留水の2割を減らすことができた
作業員アンケートの結果
労務費の改定について

オオヤマ氏の説明
アンケートについて賃金が払われていないという人がいた。元請の名前があるものについては支払われていることを確認した。それと東電社員の態度が悪いという意見もあった。

格納容器の内部調査についてはカメラに温度計と線量計を付けることにした。
モヤ対策としてカメラと照明を10cm離した

排気筒の年次点検を行った。
望遠カメラとドローンで確認したが、破断は今までに分かった9箇所しか見当たらなかった。

労務費の適正化について
グリーンエリアの拡大で全体の95%で軽装備で作業できるようになった

 

福島民報ハトリ記者)

→グリーンゾーンで働く作業員の人数は?
増田氏)一日五千人だとすると二千五百人。ただ、働く場所によって違う
→どのような定義で色分けしているのか?
→線量ではなく、汚染によって内部取り込みしないようにするという考え。
→どのくらい減額するのか分からないが二千五百人を維持できるのか?
→そこは我々としてもしっかりやっていく
→あくまで東電が払っているのかどうか。減額の幅について
→東電が払っているが、金額についてはなかなか今は言えない

 

時事通信ワタナベ記者)

→実額ベースなのか?
→数字が一人歩きするといけないが…一万円程度ということ
→一万円のうち何割が減るのか?
→6〜7割
→6千円〜7千円の減収ということか?
→そうですね

 

木野さん)

→労務費について。全体で5μ以下というのは2Fでも同じくらいなのですか?
→いえ違います。これは濃度によるものなので
→労働環境として1Fが2Fと同じと言っていいのか疑問なのですが?
→線量管理と装備の管理は別だと思ってます
→例えば同じ日にYR(黄色と赤)とG(緑)の作業がある場合は?
→会社によって違うと思う。どこの方が何処で仕事をするのかは私どもは関知しません。作業配分は企業さんに任せてます
→YRであっても賃金がGという事はあるのか?
→厳しい所で仕事をするのに簡単な所というのはあり得ないと思ってる

 

赤旗カラサワ記者)

→3号機の温度計が12個故障していた件。事故直後から急激な温度変化を捉えられていなかった可能性はあるのか?
→たしかに12本は違う所を測っていたが、その他のものも使ってトランジェットに捉えていたと思う。何か見逃したとは思っていない。
→6年半経ってから分かったということは、今後も健全だと思ったものが壊れていたという可能性もあるのでは?→画像解析を行ってくれた方々は本当に頑張ってくれた。ただ、何が起こってもおかしくないと肝に命じてやっていきたい。
あ、それとカラサワさんからの宿題で、ERの医師と話し合いました。作業による因果関係があるものについては公開しますが、普通の場合に持病まで公開することはないのに1Fだけ特別に公表するというのはおかしいというのが医師の意見でした。
→疾病を抱えた方が何年にも渡って作業をした場合にリスクがあると思って私は質問しました
→えっと、比較もできませんし福島でそれをやる意味はないと思ってます。

 

おしどりさん)

→作業員アンケートの回答にある「東電社員の態度が悪い」という点について
→数は減ってると思います。ダメですか?
→母数が違いますし『横柄だと思う』という回答は増えています。この結果を見て驚いたのですが、ここにあるのは昨年と全く同じ言葉です。コピーアンドペーストですか?
→いえ、そういうことではありません(増田氏の声のトーンが変わる)
→対応策とは何ですか?

→東電社員が企業さんの所に行って挨拶したり、毎日しっかりやっていきたい
→部署間の連携についても、一昨年からヒューマンエラーの改善点が挙げられていました。業務のモラルが向上するようなことは行わないのですか?
→結果を見て、去年と一緒という印象しか持てないのは分かりますが〜
→いえ、印象ではなく一言一句同じです。確認して下さい。
別件で排気筒の破断について。今回の結果に「2013年と比較して変化の有無を確認した」という一文が無い理由は何ですか?
→それは先ほどと同じように、前から変わっていないという言葉を同じ言葉で言ったほうがよかったということですか?
→いえ、13年と比較した評価が欲しいということです。それと増田さんが「トラブルの通訳」という事を言っていましたが、規制庁の更田氏は評価は要らないから技術者の持つ生データをすぐ出すようにと8月にコメントしています。これと真逆では?
→「通訳」という言葉は使いました。トラブルがあった時の発信の仕方として、どのような影響があるのか伝わるようにやっていきたいということ
→更田氏は「意訳はいらない」という事を言っていました。そのままデータを出してくれれば日本語ですし伝わります。
グリーンエリアについて。これは放射線管理区域によって分けているのではないのか?
→通常の発電所はそうだが、福島ではしっかり区域を分けることができない。装備で見て欲しい
→250μSv/hの瓦礫保管エリアもグリーンエリアですか?
→はい、線量では変わりません
→ここも減額ですか?
→いえ、マスクをするかどうかで決まります。なるべく線量が高い所は遠隔で作業するということ
→G服でも空間線量が高いこともあると?
→はい

 

12月25日

今日の東電会見は15分遅れで開始。未確認未解明事項の調査結果の説明があり、資料を読み上げる時間が多かった。今回説明されたのは6件。

3号機のデブリの分布の推定については制御棒のガイドチューブの落下を反映させた。

1号機の水素爆発の解析について。格納容器ヘッドから水素が漏れたのかどうか検討した結果、従来説明してきた5階に水素が溜まって爆発したのが確からしいと説明。上と横の圧力の流れが同時なので、体力の弱い横壁が損傷し5階の圧力が下がって吹き出した。4階のプルボックスも潰れていたと。

津波による非常用交流電源喪失について。津波の流れと非常用電源の位置をシミュレートし、侵入経路と距離と時間をグラフにした。津波によって喪失したのが確からしいと説明

3号機ベントガスが4号機に流入した割合の評価について。3号機と4号機は排気筒、SGTS配管を共用していて、3号機から回って4号機で爆発したのではないかと考えている。割合は35%前後という解析結果が出た。

3月12日に確認された1号機モニタリングポストNo.8と正門前の空間線量の増減については、建屋からの拡散とスカイシャイン現象の二種類が主な要因だと説明。

 

朝日ひがしやま記者)

→今までの考えから外れるものは無かったということか?
ヤギ氏)大きく外れるものは無かった

津波電源喪失について。この資料には全てのDGがマッピングされているのか?
→4号機は定期検査中で記録がないので入ってない
→1号機のグラフが横に長い理由は?
→過渡現象記録装置が1分間隔だったので幅をもたせている
→他は秒単位?
→もう少し早い
→15時40分40秒 2号機のオレンジのプロットが無ければ相関関係なんて見えない気がするが?
→電源盤が浸水してDGが止まったと考えている
→DG 2B#1メタクラが止まったと考えているならココにプロットしてはダメでは?
→位置関係として示した
→340mの位置にあるのは分かるが、メタクラがある40mの地点に津波が来て停止したならココに置いてはダメですよね? 相関なんて出ないですよね?
→おっしゃる通り、矢印の相関をとるかどうかは〜
→いやいや、距離が遠いってだけでココに乗せてはダメですよ!
それと配管内部の水位について。一旦、上がったあとに下がった理由は?
→14日23時ですよね。評価はしてません
→基準面の中に水が入る可能性は?
→原子炉から上がって流れ込むしかない
→ベントガスの割合35%について。35%と分かると何になるのか?
→こういう構成にすると流れ込むと分かるので安全対策に活かせる
→1号機モニタリングポストの件。格納容器内部の「何らかのイベント」とは?
→6時頃の圧力容器下部ヘッドが壊れたと想定してる
→高圧が逃げて内部の圧力が上がったと?
→そうですね。逃げたことでより放射線が検知されやすくなった

 

日テレナカムラ記者)

津波について。メタクラとDGどちらかが倒れるとどっちも倒れるというワンセットなら、距離をプロットするのはどうなのか?
→もう少し相関をうまくできたらと思う
デブリの進展について
→第四回の時に3号機の分布については説明していて、その時にはなかったガイドチューブを反映させた
→格納容器の底から外に出ているとすると3号機は落ちた量が多いのか?
→ミュオンは底まで見れないが解析としてこうなったということ
→1号同様に3号機の爆発の解析は行われているのか?
→3号機は今のところ解析の予定はない
→映像だと1号と3号の爆発が違うので興味があったのだが
→1号機は4階か5階かという問題があったので〜
→3号機は水素を35%与えて自分も爆発したということになるが、水素の発生源については?
ジルコニウムが水と反応したことだと思っている
→T字路で4号機排気筒に流れた理由は津波地震の影響か?
ベントラインはアクシデントマネジメントとして既成の配管を使って構成されている。全交流電源を喪失したことで弁が開いてしまい、そのせいで流路ができた

 

共同さかえ記者)

→このプロットは全体にどれだけあるのか。地震を否定する為にやっていると思うが14時46分以前のものは?
→停止するまでの間を表示している
→1号機と2号機のデブリに変化はない?
→はい

 

赤旗カラサワ記者)

→高レベル放射性廃棄物の住民説明会に東電社員が出ていたと聞いた
→NUMOの意見説明会で内部通報があり、実態を調査している
→今言えることは?
→お話しできることはない

 

朝日ひがしやま記者)

→今のNUMOの件。内部通報は東電の?
→そうですね。それを調査してる
→東電社員が動員されていたということか?
→動員という表現かは分からないが〜
→社員が出ても禁止ではないのか?
→参加すること自体禁止ということではないが調べてる

 

12月28日

オオヤマ、カンノ
冒頭の説明は主にーー
陸側遮水壁についてはデータを精査している。
タービン建屋地下階のたまり水の濃度が10月から一桁上がってる。
大型機器除染設備の認可が下りた。
の三点。

 

毎日なぎら記者)

→実施計画で認可された大型除染設備についてもう少し説明が欲しい
オオヤマ氏)

→これは研磨剤を入れたブラストで除染するもの
→かなり線量が高くなると思うが遠隔で行うのか?
→除染作業自体は遠隔自動で行いますが、ブラストは回収、分離して研磨剤は再利用。利用できる廃棄物は再利用
放射性物質はどう分離させるのでしょうか?
→えっと、金属ブラストだと思いますが確認します
→人が近づける線量ですか?
カンノ氏)これはフランジ型タンクを細かく裁断した部材を除染する設備で、人が近づけないようなものを保管するものではありません。

 

読売いなむら記者)

→二日前にホースから漏洩した汚染水の続報について知りたい
オオヤマ氏)

→ホースを巻き取って残水の処理をする際にビニール養生だけで、受け皿などを用意せずに行った。鋭意調査中です。
→高濃度汚染水を入れていたタンクを使い回しているのか?
カンノ氏)

→Gエリアにあった物にALPS処理水を入れていた。ストロンチウム処理水を入れた事のないタンクで配管を切り離していた。そこでホースの残水をビニール養生で受けていたが、アスファルトの上で破れて漏れた。受け皿を用意すべきだった

司会)先ほど毎日の記者さんから質問がありましたが、よろしければ2016年10月18日の報道配布資料の中に大型機器除染設備のイメージ図があるのでご覧下さい

 

東洋経済オカダ記者)

→今の件で、一部変更認可申請の中身について訊きたい

オオヤマ氏)防爆に関する補正をしました。いわゆる粉塵爆発ですね。その為に局所、排風設備を付ける等しました。今はコンテナ内に屋外保管しているのでそれを保管しようと
→量として数字、イメージ図はありますか?
→確認

 

赤旗カラサワ記者)

→26日の規制会議でキセノンの監視について問題になりました。作業員が誤って触れた可能性ありとなっていますが、これはどのような調査をして△に位置付けたのですか?
カンノ氏)

→資料をお持ちなら作業員の導線について見て頂きたい。作業で確認すべき所が床から2mの高さにあるバルブの上にあるので、誤って弁を上方向に引っ掛けた可能性が高いということで△を◯に変えました。
→以前は「人の出入りはなかった」と聞きましたが?
→それは33人の作業員以外の第三者の出入りがないという事で、それぞれの作業員さんの導線を整理して、聞き取りでも故意に操作した人はいないということです
→タグの取り外しは弁と同時に行うと行いますが、一人でやるのかそれとも二人でやるのか?
→一人なのか二人なのかは分かりませんが、作業前にタグを付けて、終わったら回収するものでした。そして、タグ札通りに弁は「閉」だったので、誰かがタグ通りに閉にした可能性もあるということです。

 

おしどりさん)

→G4北エリアの漏洩について。全ベーター10^7の水はどのような性質の水ですか?
カンノ氏)

→構成からすると8.5m盤からサリーとキュリオンを通したストロンチウム処理水です
→数千万Bq/hかと思うが作業被ばくはどうですか?
→Y装備。アノラックとゴム手袋を二重で行なって頂いたので、作業員さんに被ばくを呼び込んではいません。高圧で処理しました
→ガラスバッヂとして影響が出るのか?
→作業員さんの会社がガラスバッヂとAPDどちらで評価するか分からない
→手元に評価がないと?
→はい
→1、2号機の排気筒の破断について。どのような確認をしたのか質問の回答をお願いします
カンノ氏)ドローンを使ってより詳細な調査をして報告書に変化は無かったと記載しました。どのような書き方をすればいいのか考えていきたい
→書き方ではなく、画像解析結果が知りたいのですが?
→失礼しました
→11月末に内部通報があって調査しているというNUMOの件について
オオヤマ氏)本人に聞き取りをしたり、メールがあるか等を〜
→NUMOは自宅住所では電力会社関係者か分からないと報告していた。それも調べるのか?
→詳細についてはまだ〜
カンノ氏)NUMOが出している案内について各電力会社がどのような判断をしたのかは外れて、当社に届いた動員と言われるメールを把握して判断したいと思っている
→年度内に調査結果は出るのか?
オオヤマ氏)物量が分からない。言及できる時期にない。

 

以上。