モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

【東電会見メモ】2017年5月から8月末まで

5月

3号機ミュオン調査


ヘリポートの運用開始(双葉町まで行かずに傷病者の移送ができるので10分の短縮が可能と説明)


処理装置のアレバは撤去する方針

 

5月12日

増設多核種処理装置ブースターポンプから滴下
1号機オペフロ調査 ウェルプラグ上段の線量測定や空間線量の確認(5月21日〜7月)
→3月の調査では512.7mSv/h?

 

2013年までNDだった地下貯水槽Aシリーズで過去最高値を更新(おしどりさんの指摘)

 

「1号機の堆積物の持ち出しに時間を割いている。A型容器なのかB型容器なのか、搬送ルートの地元への説明など。
6月中には搬出したい」と木野さんに説明。

 

地下貯水槽の測定頻度を上げるように高坂委員や地元から要望が出された。
地下貯水槽No.5は解体の方針

 

1号機から採水した浮遊物の結果
→鉄、ニッケル、鉛、134、137、コバルト60、アンチモン

 

燃料566体を取りだす為にキャスクが9機必要


作業員の綱引き大会が行われた

6月

6月1日

サブドレン Bエリアで警報
吸着塔 2Bフレキシブルホースのパッキンがズレており、堰内に2.7トンが漏洩
→施工の問題

 

ガンマ核種の公表について、速報と確報を統合することにすると発表。

 

1、2号機の排気筒について中間報告をまとめた。倒壊リスクについてはss-1の評価を出した。変形や歪みが生じるのは一部であって、全てがグニャリと曲がるわけではない。解体スケジュールについては会議で検討

 

→写真を見ると接合部に錆が見える。「見えなかった」は過小評価に感じる(おしどりさんの指摘)

 

6月4日
G6、A9タンクから滴下
堰内に45L溜まっていた
フランジ側面
Cs-137 8.8×10^1
全ベータ5.4×10^6
→5時間気付かれなかった

 

6月5日
5、6号機 ROで水たまり 240L

 

6月8日
おしどりさん)

議員会館で対政府・東電・福島県交渉が行われた際に、議員からの要望で内部調査の作業員の積算線量を質問され、一桁小さい1.6ミリと答えたのはなぜか?
裁判の際に原告が涙ながらに陳述しているにも関わらず、東電の代理人は眠っていた。裁判長が「下を向いて目を瞑っていた場合、寝ていたと判断し退廷を命じる」と発言したことをソーシャルコミュニケーション室は把握しているのか?
タカギ)→私は知らないが確認する

 

使用済燃料プールの冷却停止試験
1号機 一次系を止めた
2号機 二次系を止めた
3号機 一次系を止める

 

増設多核種C系 サンプリングシンクから水が溢れた
Cs-134 110Bq/L
Cs-137 820Bq/L
全ベータ 5,400Bq/L

 

3号機内部調査
ロボットは東芝
水位は6.5mあり、X53から投入予定

サリー2を建設するためにアレバを撤去決定

 

被ばく線量の五年リセット問題について質問されるようになる。

 

6月15日
凍土壁の北側と西側2&4は順調に冷却を進めている
組織改革を行う
廃炉推進室は戦略案と経営、廃炉工事設計センター(設計と工事と工事管理を統合した)はコストの改善と安全に作業を行う

1、2号機 ドレンサンプピット(排水路の汚染源の可能性)の自動排水後に濃度測定しているのか?→3ヶ月に一回の測定だから3月以降のデータはない

 

6月19日
建屋上部の瓦礫撤去作業の詳細について公開を求めた(木野さん)
JAEAプルトニウムの被ばく事故があり、東電でのマスクのチェック体制を質問(東洋経済 岡田記者)

凍土壁の全面併合について。規制委員会は流入量の変化によって内外の水位差がついて逆転する可能性を不安視していた。

 

おしどりさん)水晶体の評価について

→国内法ではガラスバッジとAPDのうち高いほうの数値を取るようにとなっている。なぜ速報値から確定値になる際に下がるのか?
→企業によって運用方法が違う。

 

6月29日
朝日とみた記者)

→凍土壁の効果を示すデータはあるのか?
増田氏)

→サブドレンだけでなく周りにある風呂桶のようなものが合わさってないと上手くいかない

 

東洋経済 岡田記者)

ICRPの勧告に従って国内法が整備されているが、過去の作業員の労災認定についてはどうなるのか?
→何年に何ミリ浴びたかというルールに基づいて行うのは今迄と同じ。ICRPと国内法とで見極める必要がある
→労災認定ができるようにサポートするのか?
→それは違う。厚労省に従う

岡村氏→昨年4月から1月までに半年で50ミリに達したのは19人。タンク解体従事の方を中心。

関連で、木野さんがエネ庁に出している資料が東電会見では出ていないことを指摘。
また、飯舘村ADR(訴訟の和解制度)を拒否した理由を質問すると司会はコメントを拒否した…

 

会見の最後に説明担当者である岡村氏が柏崎に配属することが発表された。

 

7月

7月3日
1号機未調査エリアの水抜きについて説明

 

おしどりさん)

市議に対する説明の件
事前に質問して当日に答えが出てくるものであったのに、なぜ「1日の」と付けなかったのか。福島の方はトータルの積算だと思ってしまい、私がその場にいたから聞くことができた。
→我々の説明不足だった
→わざわざ福島から東京まで来て訊きにに来てるんです
→別件で五年リセットについて。半年で50ミリを超えた方は何人いるのか把握してますか?
→把握していない。1年と5年のバンドで出しているので、あえて出していない

 

7月6日
1号機未調査エリアについて続報
電気マンホールの水位が高かったので汲み上げてタービン建屋に移送(14トン)
Cs-134 10^2
Cs-137 10^3
計画線量 1.9ミリ
累積線量 社員は1.26ミリ 協力企業0.75ミリ

 

X53ペネ 約25ミリ/h

「計画線量1.9に対して1.26は高くないか?」と木野さんが質問すると、「大きめに出していた計画線量を近い値にするよう、徐々に変えてきた」と説明。

「いつからなのか、企業が納得しているのか?」と質問したが確認とのこと。

 

東洋経済 岡田記者)
→1号機未調査エリアの調査について。すぐに外部に放出する心配がないのに急いだ理由は?
→LCO逸脱するとサブドレンを止めないといけない
→水位のOPとTPについて
地盤沈下によってズレている可能性があるので、もともとOPだったものをTPに換算した

 

7月10日
共同通信サカイ記者)

→早川智明新社長の発言について
「あと2年でタンクがいっぱいになる」と発言し、規制の更田氏から辻褄が合わないと指摘された点について
キモト氏)

→タンクに貯める為に計画と水バランスシミュレーションを出している。概ね20年までの計画となっているが、これを2年と言ったのではないか
トリチウムをどうしたいのか。東電として意思を見せなければ主体性が無いと感じるが?
→委員会の議論の中でしっかりとご説明をし、必要であれば色々な方にご説明する。

 

朝日とみた記者)
原子力に関わってこなかった人が社長になった。細かいことまで理解しているのか?
→そういう意識はあると思います

 

毎日なぎら記者)
→どのような仕組みで今後うごいていくのか。流す際は東電の主体になっていくのか?
トリチウムタスクフォースには5つの方策があり、そのうちの一つが流すこと。我々が勝手にできることではなく相談をして決める
→関係閣僚会議で決まるのか?
→ちょっと、考えられない
→2020年にタンクが無くなるということではなく、汚染水が無くなる前提なのか?
→とりあえず20年までのスケジュールはあるが、その後は造成地を使う
→20年までしか考えていないのか?
→リプレスが終わるのが一つの理由。あとは陸側遮水壁てサブドレンによって水位が減れば。土地が無くなったら終わりということで申し上げてるものではない。

 

東洋経済 岡田記者)
→1号機未調査エリアの調査について
→社員5名で水位測定を行った。
計画線量1.9に対して0.78ミリ
最大で1.26ミリ 総合で3.92ミリ
→1.9というのは一人に関して?
→はい→作業はどのくらい?
→2時間10分に対して5時間20分の滞在となった(退避時間を含む)

 

木野さん)
→計画線量の考え方が変わったという件について
→作業計画として被ばくを抑える為のもの
→仮に最近の話で、計画に対して半分もいく理由は何なのか。これがもともとの考えだったのか、想定を上回っているのか?
→今回についてはトラブルがあったという話は現場からはありませんでした。
3号オペフロもそうですが、長い作業の中で時間を短くしようということは今までもあった
→予想通りということでいいのか?
→はい

 

おしどりさん)
→1号機未調査 毎時30は想定していたのか?
→ちょっと分からない
→自治体が廃炉を要望しても東電に主体性がなければ決められないのでは?
→色々な決議を重く受け止める
→ホームページに書いてあるが、福島5、6号機を廃炉にするとバックアップの機能が失われるという理由は?
→3.11前から2Fはバックアップとして使ってきた。経営的な判断で〜
→政府交渉などで言っている廃炉によるバックアップ機能の喪失は無いということでいいのか? 田中委員長は福島県民と向き合っていないと発言し、安倍総理も地元の意見を尊重しろと発言している
→国の経営に組み入れていく
→色んなご意見とは、地元以外にどこのことを言っているのか?
→国、地元、専門家… 私には分かりません
廃炉決議を受け取ってどこにその意見が行くのか?
→経営層は情報を共有している。細かいところは分からない
新潟県でのメルトダウン隠蔽についても情報共有が問題となっていた。廃炉決議の採択は全社員が把握せず、経営層や一部の社員が知ればいいのか?
→時間差は出てくると思う。100の情報があっても、一字一句覚えることはない。必要な情報が必要なところに流れるよう是正してきた。

 

7月12日
魚介類の核種分析
1月28日に20キロ圏内で採取されたクロダイストロンチウム27Bq/kgが測定され、再検査でも30Bq/kgだった。
「今後成長する小魚がこのような数値を出すことは考えにくい」とタカギ氏が説明。

13日にブロックフェンスの補修が完了する。去年の11月の津波の影響だと見ている。

3号機PCV内部調査のロボット紹介
スクリューが4つあり、カメラは前後についている。引っかかりにくい有線を選んだという。200グレイ。
俯瞰カメラの画角については水平で120度を見渡せる。温度は110℃まで耐えられる。放射線に対しては190グレイまで。


7月19日
3号機格納容器内部調査開始

 

1日目
CRDレールは脱落していて先がない
駆動機構はオレンジ色に変色していて、先端からケーブルが露出
デブリは見えなかった

計画線量1日3ミリ
4人×5班 放管をいれて32人
最大1.68ミリ 平均0.36ミリ

 

NHKフジカワ記者)
→動画の1分40秒あたりにデブリのようなものが見えるが?
→金属のほかにケーブルもあるので、黒いだけでは判断できない

 

(21日と22日も調査が行われた)

7月24日
1号機原子炉注水管をポリエチレン管に交換する予定
増設多核種設備から漏洩
→B系のドレン配管に穴があった。分析できるだけの水がない

3号の動画
21日→オレンジ色の付着物や電線、下には落下物が見えた。CRDハウジングには入れなかった。

22日→スクリューが回るたびに浮遊物が舞い上がる。沈殿してから確認するという繰り返し。こちらにもオレンジ色の付着物やフックのようなもの。中央部には岩のようなものが見えた。

 

NHKクニエダ記者)
→オレンジ色のものは他のものと違うように見えるが、デブリとは違うのか?
キモト→核心のところは難しく、どのような性状をもっているのかは分析しないと分からないが、岩のようなものとは違う

 

赤旗カラサワ記者)
→どのくらいの堆積物が落ちてくるシミュレーションになっているのか?
NDSのデータでは364トン

 

木野さん)
→16時間分の動画を公開すれば外部の人が評価できるのではないか?
→検討する
→なぜできないのか。知的所有権の問題か?
→これとは言えない。東電の問題
→3号のロボットは?
→X53付近に

 

7月27日 中長期ロードマップ
増田氏の説明
廃炉国際フォーラムを広野町で行った
3号機格納容器内部調査
3号機の燃料566体の取り出しに向けてドーム屋根の設置をスタート
3号ミューオン調査の結果
→5月2日から開始して8月末まで行う予定だが、現在までに圧力容器内は白くなっていて2号機のように黒ずんだものは見えない
1号機オペフロ調査の追加データ
→ウェルプラグ周辺で200mSv/hを確認。Cs-134と137が支配的との見解

 

1号機内部調査の画像処理の結果
→バルブの変形はなかったが、堆積物か燃料デブリなのかどうか判別はできなかった。

 

2号機内部調査の結果
→カメラのノイズから線量率を推定
主線源をコバルトで行っていたものをセシウムで出したせいで大きくなった。
センサー④が課題評価した。
→650グレイを80グレイへと修正

不適合委員会を14年2月から再開していて、それを四半期ごとに公表していくことになった。

 

読売はっとり記者)
閾値を戻さなかった理由は?
増田→我々もよく分からないが、現場でいじるものではないということ。申し訳ない
→コバルト60については?
セシウムで線源構成をする必要があった
→間違えた理由は?
→由来を考える点でロボットだけを行う人に配慮が欠けていた

テレ朝よしの記者
→サソリの乗り上げや今回の読み間違えを考えると東芝はマイナスではないのか?
→私はそうは思わない。誰もやったことのプロジェクトなので、何がいけなかったのかを学んで次回からしっかり
→国民に対して、デブリの取り出し方針や資金調達について説明してほしい。
→2兆円というのは震災後に調達できるもので、東電の利益を管理型積立制度に入れていればあとは手数の問題だと思う
→8兆は東電の負担でいいのか?
→NDFの8兆は分からない。2兆円で動いている
→考え方として東電負担でいいのか?
→はい

 

毎日なぎら記者)
→一年半が経った凍土壁の評価について
→私は効果がないと言われるとムカッとくる。雨が降っても穏やかになってきた。あとは地下水をコントロールできればと
→では凍土壁で何トン減らせたのか?
→それは難しい。将来その数字が出せても意味があるのか分からない
→税金が投入されているのにですか?
→サブドレン等と合間って効果が出ていると思う
→凍土壁をまた溶かすという話だったが、いつまで凍らせるのか?
→1〜4号機の水が抜ければリスク低減できる。冷却水をゼロにはできないので、循環経路を縮めて建物の中の水を少なくする。2020年までに。それで役割は果たせると思う

 

東洋経済 オカダ記者)
→排気筒について 経年劣化は評価に反映されているのか?
タカギ氏→経年劣化については新品と大きく変わらないと考えている
→なぜそう言えるのか?
カンノ氏→震災以降、継続的に見て減肉の確認はできていない
→解体は安全にできるということか?
→2018年度中に特殊な機材を使って解体する予定だが精査している

 

木野さん)
→2020年に取り出すことは難しいのかどうか
増田氏)

→CRDハウジングが落ちているのが確認できた。慎重にやらなければと
→2号機調査の閾値の変更はどこの指示だったのか?
→指示としては出ていない。そこから曖昧だった
→責任者が曖昧ということか?
→全体の責任は東芝

 

7月30日
陸側遮水壁 補助工法(西側③のみ未凍結)

 

7月31日
岡村氏に代わって八木秀樹氏が着任

8月

8月3日

時間を過ぎてから開始
タカギ氏とヤギ氏
構内で自転車の試験導入をすると説明。


【4号機南西サブドレンNo.51で水位逆転】(8月2日の出来事)

 

読売はっとり記者)
→穴あけ作業以外の可能性、因果関係について
→推測の域を脱しない。削孔によって隙間に水が流れたのではと

 

毎日なぎら記者)
→発表に一日かかった理由は?

→水位計がおかしいと判断したが水位計に問題はなかったのが理由
→サンプリングはいつ行ったのか?
→断言はできないが、水位計の故障が確認できなかったのでサンプリングした。
23分間逆転していたが復帰したので〜


朝日とみた記者)
→No.51は滞留水からどれだけ離れているのか?
→資料が手元にない
→他のサブドレンは?
→ここだけ
→どうして水位計が壊れていると判断したのか? なぜ実測値を測らないのか?
→隣接している部分に問題はなくこの部分だけがー
→下がり始めた時間はいつで、どれくらいかけて下がったのか?
→90秒とかのレベル
1985ミリが222ミリまで
→濃度は?
→4号機の滞留水で
Cs-134 3.1×10^5
Cs-137 2×10^6

 

ファクタ宮島記者)
→リアクターの角であればNo.52と連通しているのでは?
昨日から何をやっているのか知らないがこんなの会見になっていない。
規制に言う案件ではないのか?
→No.52と連通しているが変動はなかった
→一年間凍結させていたが根本的な問題では?

司会コバヤシ)

→すいません。ポンチ絵を用意します

 

テレ朝よしの記者)
→同じ話になるがこれでは分からない
資料がない意味も分からない。メールを送ればいいだけの話。
凍土壁に関しては水位逆転が問題とされてきた
→コバヤシがポンチ絵を〜
(東京の司会がメールを急かしたが、10分かかると回答)

 

二つの水位計の値は短時間に
1982ミリ→222ミリ
1959ミリ→243ミリまで低下したという

 

8月4日
モニタリングポストNo.4近くのダストモニタが高警報を発生
ろ紙を回収したがビスマス214は5.7×10^-8Bq/2
念のためダストモニタを交換した

 

8月7日
ヤギとカンノ

朝日とみた記者)
→二つの水位計が故障したと判断したのは正しかったのか?
→計器が故障したと判断すべきではなかった
→責任者は?
→当直長がー
→どうすべきだったのか?
→LCO逸脱したと通報すべきだった。
ただ、24分で復帰している
→水位計が壊れたと判断しているのに、どうしてその水位計を見て復帰したと判断したのか? 実測は翌日ですよね?
→現在調査を行なっている
→矛盾したまま一日過ごしたのか?
→はい

 

おしどりさん)
→保安規定を読んでいる。LCO逸脱の判断はGMがするのであって、不在の場合に当直長が判断するのではないのか?
→当直長だと思っていた。確認する
GMはいたのか?
→確認する
→なぜ迅速に公表できなかったのか。現場から本店への連絡がきたのはいつなのか?
→3日になってからだと思います
→6月30日に改定された運用フローが活用されなかった理由は?
→確認でき次第、速やかに公表したい
→護岸港湾内地下水測定結果。8月4日に4号機で26,000という値がある。
これはストロンチウム90なのか全ベータなのか?
→確認する

 

8月10日
福島第一原発の敷地内で不発弾が発見されたと報道があった。

タカギとカンノ

4号機南西 No.51サブドレンの調査について
当直長は急激な変化を水位計の故障と判断した。しかし、8月3日に点検したところ問題はなく、社内検討会にてLCO逸脱と判断した。

A.事実確認が不十分であった
B.LCO逸脱宣言をしなかった
C.通報が遅れた

約23分間がLCO逸脱の時間となる。
相談確認のために規制への報告が遅れた。
メカニズムについてはNo.215の補強工事の掘削により水位低下が起きたと推定。

 

福島テレビえんどう記者)
→不発弾について
→7時30分に敷地内の雑木林の伐採をしていたら不発弾らしきものを見つけた。警察が確認した後に16時10分から48分にかけて自衛隊が撤去した。

 

テレ朝よしの記者)
→LCO逸脱案件について
現場に重要性が把握されていないのか?
→一事が万事とは思ってませんが(思えよ!)、LCO逸脱については過去の判例が4件あって〜

 

木野さん)
→手順書には実測せずとも水位計の故障と判断していいと書いてあるのか?
カンノ氏)

→木野さんの言う通り、現場は確認すべきだった。
→手順書には書いてないのか?
タカギ氏)

→確認する
→一週間経っても手順書を確認したのか分からないのですか? 「事故時は運転手順書に従って」と記載されているので質問している
→私が確認できていない
→周りのサブドレンの変化がないのを根拠としているが、一本のサブドレンが水位変動することを予想していないのか?
→傾向監視しているが急激に変化して復帰しているので〜
→今後も周りが変化していなければ故障と考えるのか?
→今回の場合は想定していなかった
→原因が分からなければ対策できないと思うが、他社であった前例とは?
保安院時代にあったもの
カンノ氏)

→浜岡4号機の事案をもとに判断した。どう扱っていいのかわからず規制と相談しLCO逸脱と訂正した
→東電以外は過去に遡って逸脱と判断することになっているのか?
→これは8月3日から〜
→8月3日に実測してから、明確な手順がないから議論したと?
→はい
タカギ氏)

→手順書には書かれてません。それを含めて議論する必要があるが、現場は確認すべきだった。
→過去は現場確認が実行されていて、今回それができなかったのか?
→ちょっと、その…あの…
そうあるべきだと思っている
→それは確認できていないのか?
→これから深掘りする

 

おしどりさん)
→6月30日に認可された警報発生時の対応フローについて一切、書かれていないが?
→確認する
→なぜ今回に限って、浜岡を参照してまでLCO逸脱と判断しなかったのかが引っかかる。
今までは丁寧に行なっていたはずだが、7月の人事異動で水処理運転とGMに変化があったのか?
→引き継ぎはちゃんとやっていると思うので関係ないと思う。
→6月21日に規制から指導があったが、組織風土について対策できないのはなぜなのか?
→我々も襟を正していかないといけないが協力企業も〜
→今回は全て東電社員ですよね。もういいです。現場からの連絡はいつですか?
→確認できていない
→取材をしたところ関係者が帰っていたと聞いた。GMはどこにいたのか?
カンノ氏)

→現場にいない計器を所管するGMに8月2日の19時32分に当直長が電話をしている
→先ほど浜岡案件について言っていたが、規制に確認したところ復帰したから報告しなくていいなんて書いてないと回答があった
平成24年保安院時代に〜
保安院をやっていた方にも聞いています。長年、現場に携わってきてなぜ今更そんな判断をするのか?
タカギ氏)

→悪かった
→近傍サブドレンは見るが単発は見ないのか?
→そう判断してしまった
→実施計画には総合的に判断しろとは書かれていないが?
カンノ氏)

→今一度確認します
→護岸地下水観測孔でまた最高値を更新しました。
マンガン54等、半減期が一年を切る腐食生成物が出ていますが供給源はどこなのでしょうか?
→それについては回答を持ち合わせていない
タカギ氏)

→合金系だと思います
→なぜ半減期の短いものが最高値を更新し続けるのかお願いします

 

8月16日
多核種除去設備 A系循環ポンプの1A出口ラインのドレン弁から滴下

8月21日
ヤギとカンノ
2号機の配管を取り替える
2号機の使用済み燃料プールの冷却停止試験
No.51の連通試験の結果について
→理由については難しいがNo.51からNo.215に「みずみち」ができて抜けたと考えられる。
再発防止対策として中堀する際には周囲に影響を与えないように水張りする。

 

ファクタ宮島記者)
→No.215は4号機から3mしか離れていない。地下に何もないと分かっているのになぜ急激に水位が減ったのか?
「みずみち」とは何なのか?
→地下水の汲み上げのために近いところにサブドレンを掘っている。おそらく空間のようなものができたのではないかと考えて水道と呼んでいて、その想定が正しいと思う
→こんなに近くに二本の井戸がある。なぜサブドレンを必用としているのか?
→何のためにという具体的な根拠は持ち合わせていない。ただ近くに掘るのは稀ではない。

 

木野さん)
→ここ以外にも地盤改良体を至近でやっているのか?
→水を止めたいところに〜
→大掛かりな止水工事なら、きちんと工事の説明をして欲しい
→ご説明するのか含めて確認
→海側に水ガラスを打つことで外部への流出を止めているとしているが、港湾内の濃度数値が落ちていない。流出し続けていると考えていいか?
→かくに
→改めて説明してくれないと流出し続けているという考えを否定できない
→2号機の閾値の変更について
→システムが動作しているか確認するために変えた。ノイズを発生させる必用があった。しかし、戻し忘れた
→現場に確認したと?
→はい
ケアレスミスをチェックできなかった?
→もともと手順書にノイズチェックは含まれてなかった
→少し前に報道された汚染車両について
調査は公表してますか?(汚染車両が中古車として売られていた問題)
サーベイなど確認する

 

おしどりさんへの回答
計装GMは帰宅していた
浜岡のケースを引用したのは3日のトラブル検討会。なぜかについては確認
マンガンについてはメカニズムが難しい

 

テレ朝よしの記者)
→凍土壁とサブドレンはセットであると言っていたがそれは詭弁です。
私は経産省の担当だった。茂木大臣は得意げに凍土壁は切り札だと言っていた。
税金が投入されているので効果の検証を要望する。

✳︎4号機の地盤改良は重量物設置のために行ったもので水ガラスではない

 

8月24日
陸側遮水壁 西側3の凍結を開始

おしどりさん)
→No.52の周辺にあるサブドレンの水位について質問していた。プロットしたものがあれば出してほしい
→検討します
→フローについては?
→90秒の急激な変化だった。フローは時間をかけて起こるものなので載ってなかった
→よしのさんの要望と同じなのですが、プレゼンで言っていた地下バイ、アパタイト壁、海側遮水壁の評価を出して下さい

 

8月28日
キモト氏、カンノ氏

 

Bメディア クラサワ記者
→米国との訴訟について
→コメントは控えさせてもらうが真摯に対応する
→6月に高裁の判決が出た。東電としては日本での裁判を望むのか、連邦地裁への上告は?
→この場では回答を持ち合わせていない

 

8月31日
朝日の富田記者はこの日がラストだったらしいが、私は通信制限かかって見れなかった。orz

 

続く…