海街diaryの感想。序盤の方は人間という動物の生態を映していて、儀式という特有の行動が際立っていた。この世で一番めんどくさい親戚という存在からスズが儀式を経て、最小単位の集団である家族に入ってくる。それぞれの立場で社会的な承認と内面的な相互の承認が描かれているのが特徴。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2018年6月11日
そのうえで母系社会の強さが際立っていた。そして、問題が生じた時に腹を割って話し合い、怒りながらも一緒に食事をするという儀式を経て関係を強めていく。日本家屋という壁の薄い環境が反映されているようにも思うが、感情が流動的であるし、命の移り変わりと季節が連動していた。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2018年6月11日
「真逆の映画はなんだろうか?」と考えてみると『一人で悩んでろくに食事もせず死んでいく』作品として、ジブリの『ハウルの動く城』が頭に浮かんだ。(ルーレット回る)
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2018年6月11日
話を戻すが、各シーンごとに綺麗で自然な流れになっているが、病院を俯瞰で撮るシーンがなんか気になってしまった。「これは病院です」という説明のために絶対必要なんだけど「そういうお前は誰なんだ?」という主観の所属が気になってしまう。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2018年6月11日
別の言葉でいえばあのシーンが一番無機質なシーンなんだろう。病院という壁だらけの空間でひっそり死んでいくのだから、姉妹が暮らす家と真逆の存在だ。その中間に学校があり、一番身近な食堂に死が忍び寄っている。命を食べる循環も自然だ。総じて綺麗な映画だよね。海街diary。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2018年6月11日
関係ないけど、私が好きな映画は『ショーシャンクの空に』ですょ。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2018年6月11日
久しぶりにフジテレビを見たなぁ。
是枝監督とは真逆の権力にべったりのテレビ局で作品が放送されるのも感慨深い。べつにこれは自戒の念を込めたものではなくて「視聴率が取れるならなんでもやる」というだけのことだろう。