ワールドカップが終わったというのに、なぜ私はこんな時間に起きていなければならないのだろうか。
何かの気配がした。黒い物体が壁から剥離して床に落ちるのを私は確かに見た。すぐさま戦闘態勢入った。ここまでは問題ない。しかし、奴は姿を消した。感触は無いが脚は残っている。確実に存在するはずであるが、どこにも見当たらないのだ。トトロのまっくろくろすけならば可愛いのだが…。寝れない。 pic.twitter.com/0ues9eyycO
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2018年7月17日
その理由はGの出現である。
縁日で見かけるミドリガメぐらいのサイズのクロゴキブリだったと記憶している。壁からジャンプした際に羽を広げたのか、少し大きく見えた気がする。
いつものようにすぐさまビニール袋を準備して手で捕獲することにした。内臓ぶちまけて床を汚したくないし、確実に捕まえる事ができるからこの戦法を取っている。
しかし、奴は姿を消したのだ。
逃げたのであれば目の端で追ってすぐに捕まえた。でも奴は私の手の中で居なくなったのだ。極めて確率は低いが、床とドアの間にある段差のミリ単位の隙間に入り込んだ可能性はある。それを考えてすぐに殺虫スプレーを噴射したが、何の反応もないのだ。
3時からは私と奴の試合が始まるのかぇ。滅。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2018年7月17日
すでに40分が経過しているが、奴は出てこない。
全くもって不思議である。
そもそも出現したのが壁なのだ。
垂直の壁から剥がれ落ちるようにして現れた。蝶や蛾ならば分かるが、ゴキブリが壁を登ってジャンプするという行動は稀なのではないか。
そもそも本当にゴキブリだったのだろうか?
脚を一本落としていったのは間違いない。
虫には違いないが…。
謎のGよ、何処。