モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

クラロワというアプリの話

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(私にはこの起動画面が🏀スラムダンクの赤木と魚住のリバウンド勝負に見えてしまう。笑)

8月からクラロワをやり始めました。
キッカケは先日の大会と合わせて、4大会連続優勝という結果を残したボンちゃんの影響です。

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✳︎ちなみに現在のボンちゃんのステータスこれ。ワタシモッテナイカラワカラナイヨ

格ゲーと麻雀のイメージしかなかったボンちゃんがスマホのアプリにどハマりして、なおかつクラロワを初めてから優勝しまくっているのですから、気にならないほうが無理な話です。
普通だったらどんなゲームなのか検索するところ、あえて前情報ナシで始めたところ既視感のあるゲームでした。
「何て名前だっけな…」
「あっ! リトルノアだ!」

Cygames, Inc. on Instagram: “As of today, January 17, 2019, Battle Champs has concluded its service.  We'd like to give our thanks to all the players who have played…”

ガラケー時代に一世を風靡したモバゲーとGreeという二大巨頭はスマートフォンの普及と共に衰退しましたが、今ではeスポーツバブル長者に違いないCygamesが配信していたのが『リトルノア』です。
そのとき私は勇者のくせになまいきだみたいなアプリを探していて、面白そうな雰囲気を醸し出す『リトルノア』を見つけて短期間ながら遊んでいました。
基本はユニットを配置して、壁を壊して突き進むタワーディフェンスゲームで、何手以内にクリアするという詰将棋みたいなパズル要素のゲームモードもあり、けっこう面白かった記憶があります。キャラクターデザインも良かったし、定期的に行われるイベント(ボスを倒したりすると期間限定のユニット貰えるみたいな)も作り込まれていて、スタッフさん大丈夫かなと思うレベルでした。
ではなぜ、私が遊ばなくなったのかというと、とにかくデータ消費量が激しくて、月7GBでは通信制限待った無しで、しかも通信制限がかかると動きませんからおさらばするしかなかったワケです。
一方、同じジャンルでありながら、サービスが継続していて、eスポーツ甲子園の公式タイトルにも選ばれた『クラロワ』は1ゲームの消費量をキロバイトという驚きの省エネを実現しているのです。どんなに面白くて、デザインが良くても、ユーザーの環境を考えていないとサービス終了に直結するという事でしょう。
配信にも色んなアプリありますけど、通信制限がかかってもラジオとして機能するツイキャスだったり、ゲーム実況に特化したツイッチなんかは残ってますが、国産の配信プラットフォームの王者だったニコ動は衰退の一途をたどり、米津玄師さんからしても『砂の惑星』と比喩される状態。一生遊べるはずだった『テクテクテクテク』も終了しましたしねぇ…。

「テクテクテクテク」後継作へのデータ引き継ぎ対応を発表 - 4Gamer.net
話を『クラロワ』に戻しますが、このゲームは基本的に相手の城をユニットで破壊するという内容で、ユニットを配置するとオートメーションで展開されるので、難しい操作はなく老若男女問わずに遊べると思います。無課金でもカードを揃える事ができるので親切設計。(シーズンパスを購入すると宝箱の回収が楽になります。)
ただ『リトルノア』と違ってストーリー性が無いので、競技に特化せざるを得ない部分はあります。あと、もう一つ気になるのが、遊んでいると違う国の方と対戦する事があるのですが、国によっては『ルートボックス』(何が出てくるか分からないものを買う、いわゆるガチャガチャ)は賭博として禁止されている国もありますよね?
ゲームの「ルートボックス(ガチャ)」はベルギーでは違法 - GIGAZINE
こうしたギャンブル要素のあるゲームを未成年である高校生の団体競技にしていいのでしょうかね?
大会ではユニットのレベルが統一されるとしても、国が違えば逮捕され…Σピンポーン。おっと誰か来たようです。

扉|_(:q 」∠)_

二人目の私

クラロワという素晴らしいアプリ(コイツ洗脳されてやがる)をやっていくうちに、なぜボンちゃんがハマったのか分かりました。
大まかな見どころは次の2点。

  1. いかに相手のユニットを低コストのユニットで倒すか。
  2. 負けていても、中央の城を破壊すれば逆転できる。

このリスクリターンの塊みたいなのが、ワッフルのカリカリした部分のように甘く美味しく感じたのではと思います。
①は将棋でいうところの駒交換で、これを間違えなければ基本的に不利にはなりません。分かりやすいのはコスト7のペッカという単騎決戦型のユニットをコスト3のガイコツの群れ(コミケ会場)で倒すこと。単騎決戦で来たのに数の暴力にやられるという、素晴らしく卑怯な戦法です。
そして、数の暴力には範囲攻撃キャラを当てて打開するのがテンプレで、地上キャラか空中キャラか、それぞれの相性を考えて配置する必要があります。
地上で「オラ!オラ!」言ってても、空から来るガーゴイルや気球を対処できなければひとたまりもなくて、相性が悪いデッキによっては最初から勝負がついてるパターンもあります。なので、基本はどんなユニットが来ても対応できるような構成にしておかないといけません。
でも、ここで重要なのが②の逆転要素です。ユニットの相性が最悪だったとしても、相手よりも早く城を破壊できれば勝つ事が可能。だから、相手がどんなユニットを持っているのか分かったら、タイミングを見計らって出せば勝機を見いだす事ができる時もあるのです。なので、相手がどのようなユニットを使っていて、どうやって攻めて来るのかを理解したうえでユニットを配置できれば、必然的に①のコスト面でも「自分の方が選択肢が多い状態」をキープできます。

それでもまぁ…壊れてるキャラクターはどのゲームにもいるんですよね( ͡° ͜ʖ ͡°)
単騎決戦型でありながら範囲攻撃を持つメガナイトというキャラクターは私からすると壊れていて、空から殴るか、呪文で削るしか方法はありません。コスト2のコウモリで処理できれば消費エリクサーは安く済みますが、城はボコボコになっている事でしょう。
最初に遭遇した時は、まず召喚と同時に落下ダメージを食らわせてきたのが理解できずに、私のプリンス(馬に乗ったアポロチョコみたいな槍を持ったヒゲ)が溶けるように倒されてしまいました。

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イメージ図①
で、ヤバそうなオーラを感じたのでトルネードを使って引き戻して、ホグライダー(豚に乗ったモヒカンの壊し屋)を当てて、ホグライダーの跡を追って帰宅してもらう作戦をとったのですが、メガナイトは距離があるとジャンプ攻撃してくるんですよ。可哀想で仕方ありませんでした。

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イメージ図②
「こんなもん勝てるわけねーべ」とショゲたんですが、先日シムシティデッキ」(私がそう呼んでるだけ)が刺さってまさかの勝利を飾りました。

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私が持ってる建物はゴブリン小屋、バーバリアン小屋、オーブン(うまくいけば対空できる)が主力で、エリクサーポンプで回転率を上げるのがベース。建物単体だと弱いので、基本的に重ねて使う必要があって、逆サイドを攻められた時はネクロマンサー(遠距離攻撃できて骸骨も召喚する)やガーゴイル(羽生えた青いヤツ)で対空、バルキリー室伏広治)でスケルトン対策する感じです。
持久戦になると強いかもしれませんが、相手が直接ダメージを与えてくる魔法や樽ゴブリン(相手の陣地でも好きな場所に3匹のゴブリン出せる)を持っていたらキツいデッキなので、負けすぎて嫌になった時に使うぐらいが丁度いいと思います。

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↑刺さればこのように人口爆発でゲームを終わらせる事ができます。

また、これとは別につい先日コツを掴みまして、ようやくトロフィー3300になりました。わりと良い変化だったので書いておきます。

私より先にやっている方は同じランクだったとしても、当然ながら良いカードを持っているわけで、キャラ差を埋めるのは苦労します。具体的に言うとプリンセス(芋砂女)、マジックアーチャー(貫通おじさん)、インフェルノドラゴン(焼き鳥製造機)が凶悪で、前線にメガナイトを出されたり、ベビードラゴンの援護が加わると心を折るには十分な破壊力になります。
最初のうちはゴーレムでゴリ押しすれば勝てていたのですが、ランクが上がるにつれて相手の処理も上手くなってきて勝てなくなりました。
「これはもう通じないなぁ」と感じたのは、ゴーレムを配置した直後に、相手が逆サイドにスケルトン部隊+ガーゴイルの群+レイジ=10コストで攻めてきて瞬殺された時。開幕の手札に左右されるんだから勝率が悪いはずです。それで次のようにデッキを組み直しました。

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✳︎Beforeの図

攻撃:ジャイアント、ミニペッカ、スケルトン部隊、レイジ
防御:ベビードラゴン、ウィザード、バルキリー、ザップ
これをベースに10回戦ってみたところ、「4勝5敗1引分け」という良いモデルデータが取れました。
分かりやすく言うと「強くも弱くもないけど競り勝つ事はできない」という事です。手札が揃った時に爆発力はありますが、条件が整わないと機能しないのが弱点です。相手からすると一点読みしやすい。
「親方ぁ!空からメガナイトがっ!」
「チュドーン!!!」
先ほど書きましたが、これで簡単に壊されます。4000コインもかけてミニペッカを強化したんですが、主力にはならなくて、相手がスケルトン部隊やガーゴイルを出した直後に逆サイドを走らせるぐらいしか使い道がなくなりました。
という事で、ミニペッカをランバージャックに変更。HPは落ちるものの攻撃速度は上だし遺言でレイジも発動できます。そこに戦車キャラのネクロマンサーを起用して、援護+前線の押し上げを図りました。
次に「何で競り負けるのか?」という問題ですが、原因として直接お城にダメージを与えられるカードの存在が大きい事に気付きます。ザップはコスト2で使い勝手が良いですが、城を攻撃するよりも集団を狙うものですし、強化してないと削りきれません。また空から降ってくるイガグリおじさんにとっては痛くも痒くもないんですよ。だから火力の高い「矢の雨」に変えてみましたけど、ほぼ一緒で、フリーズを使ったところでジャンプがスローモーションになって逆に破壊の魅せプレイみたいになるだけで。(笑)
結局「ポイズン(a.k.a.言いたい事も言えないこんな世の中じゃ)に落ち着きました。
あと、相手が高火力のユニットを持っている場合は、ジャイアントを出されても痛くないという事も分かりました。これは主に相手がインフェルノドラゴン」を持っている場合ですね。リスクもなしに時間経過でどんどん火力が上がっていくって、ぶっ飛んでますよね。エグいエグい。
そこで、道連れ大好きっ子な私は巨大スケルトンを使う事にしました。日曜日にセールで売られていたので「ヨシヨーシ、るるるるる〜」と家に連れて帰って育てました。
結果、どうなったかと言うと…。

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競り勝つ事に成功!

インフェルノドラゴンに巨大スケルトンの爆弾を当てて、ポイズンはダークネクロのコウモリ対策にもなりました。あとここにはありませんがスケルトンラッシュという骸骨召喚魔法に対してもポイズンは有効でした。メガナイトに対しては、ネクロマンサーを先に出して骸骨を囮にして、後からランバージャックを出して処理するのが安定です。ただ、相手が貫通おじさんを出してきた場合は一回メガナイトを城に攻撃させて、室伏と骸骨部隊で処理するしかないです。その時は逆サイドをずっと見ておいて、サッカーのサイドチェンジみたくランバージャックを走らせる。要は相手のエリクサーが苦しい時にユニットを出すのがコツですね。

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こうしてようやくトロフィー3300になり、ビリビリ渓谷に到着。

とりあえずアンガールズの田中さんがトロフィー4000越えらしいので、そこまではひっそりと目指してフェードアウトしたいと思います。

(おわり)