モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

映画「落下の王国」の感想

昨日の夜、寝ようと思って電気を消すと「プーン」という耳障りな音がする。蚊だ。チュパカブラだ。耐えかねてスマホのライトを点けるも姿は見えず…。何となくTwitterを見ると『落下の王国』がトレンドになっていた。それは何ぞ?

「円盤は高くて買えないし、関東ローカルで放送されるので血の涙を流している」というようなツイートを見かけた。そんなにヤバイ映画なら録画しなきゃと予約して寝た。
そして先ほど『落下の王国』を見たんだけど、とても目に鮮やかな映画で「パウル・クレーが見たチュニジアってこんな感じなのかなぁ」なんて思った。あらすじについては、私なんかよりも映画のサイトとかウィキペディアを見たほうが的確だろう。
最初は足が動かない自殺志願者の詩人が、少女を使ってモルヒネを手に入れる為に作り話をしているんだと思って見ていた。カーテンを閉めて話をしてるので、ロリコンのピロートークに見えなくもないので若干の怪しさはある。笑
作り話は王に復讐を誓う5人(奴隷だったアフリカンのアーチャー、恋人を奪われたインドの剣士、爆弾おじさん、ダーウィン&猿、弟を奪われたマスクの男)の男達の物語でこれはこれで面白い。
そういえばあと呪術師もいた。ケチャが取り入れられていて、オタ芸とケチャって似てるなって思った。(私は関係ない事を考えながら見てる)
そのまま終盤に差し掛かり、自殺志願者の作り話だから登場人物がバンバン死んでいくわけさ。エグすぎて話を聞いてる女の子が「殺さないで!」って言う始末で。その声が主人公に響いて「流れ変わったな」で生き残る。
そして私はようやく気付く。
「この人、詩人じゃなくてスタントマンじゃね? 」
「身近な人を使って現実を例え話にしてたんじゃね?」と。
私は人の顔と名前を覚えるのが得意ではないので、2回目を見てようやく理解できました。敵役の黒い男が落馬するシーンで首の骨折ったんじゃないかというぐらいのスタントがあったり、姫のクイーンアミダラ感とか、女の子が落下して頭打った後のチャッキー感とか、視覚情報としても面白いし、復讐劇という形で弱い自分に立ち向かっていく映画なんだと理解できた。

誰かさん。血の涙を流してくれてありがとう。あなたのおかげで録画できました。
チュパカブラさん。プーンと飛んでくれてありがとう。ほら見て、私よりも誰かさんの血の涙おいしそうでしょ?(恩を仇で返す)

(おわり)