モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

12月12日 弱きを助け強きを笑う人

00-06 BB

06-12 G

12-18 B

18-24 ×

 

B. 東北地方 -2-0-1-0=3

 

G.四国地方  -0-1-0-0=1

合計回数     -2-1-1-0=4

 

01:52 福島県沖            40/2.2 ②

02:33 秋田県沖            10/3.7 ①

11:14 四国沖                40/3.6 ①

12:47 岩手県沿岸北部 60/4.0 ②

 

秋田県沖も四国沖も久々の揺れだ。

 

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ゴールデンラジオの話 

今日の放送のゲストは伊藤詩織さんだった。
まず番組冒頭で、性的被害を訴える人に何回も同じ聞き取りをすることはセカンドレイプであるし、自分たちも言葉を誤ればサードレイプの可能性もあるので気をつけると共に、係争中の案件なのでなるべく肩入れせずに接したい。本当は肩入れしたいけども。と大竹まことさんが言って番組がスタートした。
ゲストコーナーが始まると、山口氏の主張と詩織さんの主張とで重なる「事実」の確認と、時系列の確認をした。
その上で憲法学者の木村草太さんの見解を引用しつつ、警察と司法と政治の3点の問題を『伊藤さんに聞いたって分からないよね』と言った後に、ご著書の「ブラックボックス」に記載してあるタクシーの運転手の証言、防犯カメラに映っている自分、下着に付いていた山口氏のY染色体に関する文章の一部を読み上げた。
詩織さんは、学校では教わる事がないこと、東京都内でさえ緊急キットの配備が万全ではない現状など、レイプ被害に対する海外と日本の違いを説明した。

「自分のことだけだったらこんなに戦えません。私はこういった社会制度を変えるため戦っているのです」と言った。
その後、ぼそりと大竹さんが「地球温暖化とか、こういう問題もそうだけどさ、諸外国では取り組んでいる問題がこの国では後回しにされている気がするねって番組冒頭にみんなで言ってたんですよ。 あれ? どうした、はるな…」
「詩織さんがこんな思いをしていて… じゃあ、法律は何のためにあるの?」と、はるな愛さんは涙を流した。
すると大竹さんも少し声を震わしながら、詩織さんが気丈に振る舞って自らの主張を述べたことを讃えた。
そこをすかさず大田アナがサポートして、詩織さんはジャーナリストであるので、今度はぜひまた違うテーマでもお越し下さいとコーナーを締めくくった。

(この時、はるな愛さんと詩織さんはハグをしたそうだ)

 

座間で凄惨な殺人事件が起きた後に、大竹まことさんは「ラジオは何か力になれないのかなぁ?」とこぼしていた。
このことを考えると、スペシャルウィーク(聴取週間)に詩織さんを呼んだ理由は聴取率を取る為ではなく、多くのリスナーがラジオを聴いているタイミングで『この人の話を聞いてあげて下さい』という番組の態度に感じた。
阿川佐和子さんがレギュラーだった時にも、被災地の人々が忘れ去られないように直接声を聞きに言ったし、今でも震災の問題は取り上げている。
『政治家が弱者の声を聞かないかもしれないが、私達はあなたの声を聞きます。法律が弱者の味方にならなくとも、私達はあなたの味方です』という一貫した態度を取り続けているのだ。テレビにできないことを十分やっていると私達は思うし、涙を流す人の顔が見えるラジオなんてそうそう無い。

恐らく、大竹さんは「人を笑わせる」ということを包括的に捉えていて、人種も性別も関係なく、痛みを抱えた人も笑わせたいと思っているのだと思う。

一度でいいからギャラクシー賞をこの番組に与えてほしいと思う。