モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

最近のフリースタイルダンジョンの感想

もじゃもじゃ不足

フリースタイルダンジョンの感想記事を書くのは久しぶり。いやー。なんだろうなぁ。
単刀直入に言うと、短期間に2人が100万円を獲得してしまったんですよ。
その前まではメンバーのバスツアーがあって、結束を深めるみたいな雰囲気だったんですが、チャレンジャーのLick-Gが般若を含めた全てのモンスターをクリティカルで倒して完全クリアを成し遂げました。(ACE→FORK→輪入道呂布カルマ→般若の順)
2代目モンスターになってから、バトルMCとは別に芸術性を追求するMCが登場する機会が増えたと思うんです。アマテラスであったりハハノシキュウであったりと、自分の持つ才能をいかにしてHIPHOPの中で活かしていくのかというスタイルのラッパーにもスポットライトが当てられている。シーン全体のフレームを大きくするので良いことだと私は思います。
Lick-Gもどちらかというと、芸術性の高いラッパーであって、モンスターが理路整然と口喧嘩をしようとしてもステージの外から攻めてくるのでモンスターが考えるような勝負にならなかったんです。『横綱相撲をさせてもらえなかった』と言うと分かりやすいでしょうか。あとは3ターンではなく2ターンになった影響もあるのか不完全燃焼のまま、あれよあれよとモンスター達が負けていく。

そのうえ彼の世界観は体感型のものだったから会場とテレビ越しの人間とで印象に差異が生まれたのだと思います。それでも彼は勝つたびにビートアプローチが多彩だという事を見せていくから、見てる側は「あえて崩してラップをしているのか(後ろでとる、モタってる)」と後々分かるわけです。そして、最初の先入観がモンスターを倒すたびに上書きされて、ただのパーティー野郎じゃなく韻も踏めるぞっ⁉︎と会場の空気がどんどん後押ししていった。ラスボスの般若さんに対しても臆する事なく自分のスタイルを出し切ったんです。全体を通してLick-Gのライブ会場にモンスターが呼ばれたみたいになってましたね。

そんなに凄い内容なのになんで感想記事を書かなかったのかといえば、声がボヤけててムートンのほうがカッコイイから「書かなくていーや」と。

で、MCニガリがやってきてまた100万円を獲得しました。(裂固→呂布カルマ→崇勲→輪入道→般若の順)
今回は真正面からラップするスタイルでがっぷり凸のバトルでしたから、これはモンスター側に弁解の余地はないのでは…。

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何よりモンスター側からR-指定さんみたいな「絶対に負けない!」というピリピリした気迫が感じられないのが残念ですね。

それも個性だし、スタイルが違うから比較するのも良くないかもしれませんけど。

もじゃもじゃ不足。
来週どうなるんだろうなぁ。

日本語ラップの韻の踏み方

別の話だと、宇多丸さんのラジオにジブさんがゲストで出演して、韻の踏み方を解説していたのがまぁ面白かったです。4月に登場した前編ではライムスターのリリックが解説されて、宇多丸さんが恥ずかしくなって耳を赤くするという…笑
5月にはその後編でトラップの解説をしてました。面白いので興味ある人は辿ってみてください。

宇多丸×ZEEBRA 『日本語ラップの韻の踏み方』を解説する - YouTube

ZEEBRAが解説する最新ラップ技法【曲聴きながらで超分かりやすい】
ZEEBRAと宇多丸 トラップとBAD HOP『Kawasaki Drift』を語る