モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

この3月は格ゲーイベントが熱すぎやしなかったか


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3月のスト6イベントは熱すぎた。
これまで年齢制限で出場できなかったチリの少年Blazくんがカプコンカップでとんでもない活躍をした。予選グループを無敗で抜けた後、決勝トーナメントではMenaRDを破ったXianをストレートで破り、XiaohaiとTakamuraに競り勝ったシュートさんを3-2で下したと思ったら、若手有望株のNoahTheProdigyもストレートで下し、AngryBirdもストレートで下した。
「一体なにが起きてるんだ!?」
「ときどに勝ったAngryが負けるなんてありえねぇ!」
「だってリュウだよ!?」
少年が使っているのはリュウなのだ。主人公なのに、メーカー側からスタンダードキャラという枷を嵌められて個性を奪われ続けてきた挙げ句の果てに、公式にラーメン屋の店主という謎の個性を与えられ玩具にされている有様だった。そこに命を吹き込んだ少年の活躍にリュウ使い達は歓喜していたに違いない。
その少年の歩む先に待ち構えていたのはふ〜どさんとのエド最強決定戦を制したLesharだった。あまりに精密すぎるプレーは観客を凍りつかせるレベル。その反面、星のカービィが大好きというギャップにやられてファンも急増する魅力的なプレイヤー。だが、少年はLesharさえも3-0で下した。
今シーズン自己最高の試合を繰り広げる選手達をストレートで下して決勝まで遠泳するという、あり得ない事が起きていると、見ている側からすると「このまま最年少で優勝してしまうのではないか?」と脳裏をよぎる。
そんな予想さえ上回ったのがKAKERUさん。
決勝トーナメント1回戦でBlazくんを3-0でルーザーズに送った張本人。決勝は3-1で優勝。
しかもストVの自キャラがリュウという巡り合わせ。
この時点で熱すぎるのだが、翌日にはSFLの世界大会が行われ、決勝カードはGood8SquadとFlyQuestとなった。
誰がPunkを止めるのか?という話と、両チームにとって最後の試合となる3巡目にFlyQuestはPunkもキンバリーを選択した事でキンバリー3体が両国国技館のモニターに映し出されてどよめきが起こる。FlyQuest側の視点で見ればこれも熱い!し、これより前にキンバリー使いのナリくんがキンバリーが3体出てきたら東京に行くとフラグを立てていたのでSNSも噛み締めるとなお味わい深い。
ぷげらジュリ2-1Psychoキンバリー
ガチくんラシード2-1Shineキンバリー
本当に最後の最後までもつれ込んだ最終戦
カワノ豪鬼3-2Punkキンバリー
Punkを止めたのはカワノさんだった。ストVの頃から頭角を現した者同士が大将を任されてシーズンラストの試合をするという感動展開でグッパチが優勝を手にした。選手が口々に言っていたのは皆さんの応援が無かったら優勝できなかったという事。海外勢からも本当にいい雰囲気でモニターのラグなども無く素晴らしかったと、運営面に対する評価も上々で幕を閉じた。
地球温暖化の要因になるんじゃないか?と思えるほどの熱さの後に開催されたのが「VSPO! SHOWDOWN 」Vスポのイベントだった。
Vtuber事務所のぶいすぽ所属タレントさん達がその道で名を馳せた有名配信者とガチで対決をするという挑戦に重きを置いたイベントで、スト6部門では世界を獲ったばかりのガチくんと、立川さんが招聘された。
ぶいすぽからは胡桃のあさん、蝶屋はなびさん、如月れんさん、甘結もかさんが出場。
ぶいすぽ自体、人並み以上にゲームが上手くないと所属できないというコンセプトがある事務所というのは知っていたけど、格ゲー部門が新しくできて、新人が、リーサル判断の為にパソコンの画面をスト6のライフゲージにしてますという自己紹介をした時に格ゲーのタイムラインがザワザワ森のがんこちゃんよりざわめいていたのを私は覚えている。
それが甘結もかさんで、のちにボンさんから指導を受けるようになり、バキバキになってしまい、前述のカプコンカップで来日していたBigbirdからもセットを奪っていた。素人目にストリーマーイベントの枠に収まるレベルじゃねぇというのが分かるぐらいに強いので、もしかしたらこのイベントでプロが食われるのではないか?という匂いが充満していた。
餓狼伝説からのゲストキャラであり、花鳥扇が絶賛猛威をふるってヘイトを買いまくっている舞の対策をした甘結もかさんが本気の立川さんを倒す快挙を成し遂げた。
なお立川さんはSAMSUNGになりすました詐欺師の巧妙な手口で、案件資料としてPDFファイルをダウンロードして欲しいと連絡されて言葉通りにダウンロードしたらTwitterYouTubeチャンネルが乗っ取られるという被害に遭われたばかりでの敗北で踏んだり蹴ったりの状態。
結果的に胡桃のあさんは2勝、蝶屋はなびさんはストリーマーイベントで甘結さんと間違えたファン太さん(これとは別に野球イベントで肉離れしたばかり)を3-0で下し、如月レンさんはよしなまさんのルークを完封。それぞれに持ち味を発揮して幕を閉じたその刹那、釈迦さん主催の「LEGENDUS 最強道場決定戦」が開催された。
出場したのはガイル村、立川バレエ教室、マゴ超絶一門、ハイタニ一門の4チーム。
予選の総当たり戦でマゴさんがおぼさんの本田の餌食となり「△ボタンを押してたら勝ってしまったbyおぼ」「ぷるるも戦いたかったんですが順番が来なかったby天鬼ぷるる」「内容で勝ってたbyハイタニ」と散々に言われて本田戦を詰めることになる超展開。
結果的には、バレエ教室を名乗りながら、ボクシングジムであるという実態が否めない立川バレエ教室改め立川コーポレーションが優勝。
甘結もかさんとの試合で自信喪失していた立川宇宙飛行士が自信を取り戻して帰還するドラマの裏側で、マゴ超絶一門がハイタニ一門を下した。
マゴさんからは「看板をかけて戦うと言っていたのだから、看板を降ろして下さい」と迫られ、「ハイタニはお金稼ぎの為にストリーマーを集めていただけ」と司会者席のこく兄からも煽られて苦渋を飲んだ。
ここまででお腹いっぱいだったのに3月に滑り込んできたのが『Vtuber最協決定戦』だった。
ルールとして面白かったのが、チームリーダーを任された選手がドラフトを行いメンバーを決めるところからスタートする点。
選ばれる側からすると過大評価も過小評価もどちらも嫌だし、選ぶ側もそう思われたら嫌だし、目標設定はカジュアルではなくガチ目のイベントだから、自分が負けるとチームに迷惑をかけてしまうという無言のプレッシャーを全員が共有する。
気心知れた仲なら緩和するかもしれないけど、初対面の人々と運命共同体になるだなんて胃がキリキリと痛むに違いなくて。
あとスト6をやり続けている人と初めてやる人でも遊べるように階級別にしているのは良いけど、初心者がプロゲーマーと知り合いの訳がないから、コーチの格差はどうしても気になる。年度末という事もあってこのイベントとSFLのチーム解散式が被ってコーチが来られないというのもあったりして。そこら辺を考慮して試合中のインターバルで発話できるのはチームコーチのみという制約が設けられ、うっかり応援の声が漏れてしまったかもしれないももち、ろびん、巻き添えのりゅうせいは「出禁三銃士」になったのは良い思い出。
あとこのイベントだけではなくて「コーチ」と言われながら無給で働いているとか、出演者も個人事業主だから労働法で守られず、責任感が強い人ほど長時間配信をしてしまうとか、カジュアル寄りのガチであり、かつゆるふわな感じの危なっかしさは今後も付き纏うのだろうと感じた。
行程はスクリムと大会1日目の総当たり予選と2日目の決勝トーナメントで組まれていて、スクリムの内容だけでも見応え抜群だった。
個人的に注目していたのは胡散臭くて自分語りが好きな立川コーチの愛弟子である常闇トワさんと、ガイル村のアキロゼさんと、3rd勢の千羽さんの3名。
前者2名はこれまでにもイベントに出演されていて、大会前から「強くなりてぇ!勝ちてぇ!」という気持ちが溢れ出ていた。アキさんはひぐちさんの他にぷげらさんにも見てもらって、前蹴りとソバットの振り方と前歩きガードの重要性を教わっていた。
千羽さんは斜落せつなさんのイベントで少し見たぐらいで、ちゃんと戦っているのを見たのは今回が初めてだった。技の振り方だったり思い切りの良さが魅力的で、強いリリーを見るのもまた新鮮。ラウンド終わりに読み合いを暗唱しながら「じゃあ次は〇〇するか」と冷静に判断していて、Theチームリーダーみたいなスタイルだった。
3rdを長時間遊ぶためにダメージの低いトゥエルヴで遊んでいたそうで、闘劇にも出たいから勇気を出して一緒に出ませんかと声をかけてもトゥエルヴだから相手にされず出場する事が叶わなかったというエピソードを披露されていた。それもあってなのか、乾さんとの大将決定戦でマゴさんが「師匠1先。闘劇です」と送り出したのはエモかった。
アキさんの1勝と同じく、負け続けて苦しい思いをしていたとおこさんの1勝をチーム全体で喜んでいたのは熱かった。叶さんも第7回CR杯で全敗して、にじさんじのイベントでも葛葉さんとうっかり負けて、夜中にかずのこさんとすごい練習してるのは伝わってきてたから、今大会はチームは最下位だったけど個人4勝5敗でほぼイーブンまで復調させたのは努力の賜物だと思う。どのチームにも絶対にそういう場面はあるだろうし、葛葉さんや如月さんとか「勝って当たり前」というポジションに置かれる方の重圧も凄かっただろうし、逆にこれだけの試合数をこなして無敗だった叢雲カゲツさんはヤバい。モダンとはいえブランカもテクいキャラだし、自分から距離を詰めてなんぼだし、次鋒の面々はアキガイル、とおこ春麗、昏昏JP、因幡ブランカ、常闇エド、白雪舞、不破リュウってほぼ弾持ち。モダンのセットプレイと、球抜けの猫パンずさーとサポフォの表裏に加えて、以前にわいわいさんが練習して本番で成功させた高木スペシャルも使いこなしていたのはゲームセンスの塊に見えた。
他は前述した釈迦さんのイベントでパチモン認定されてしまったハイタニ一門再興のために仕上げていた天鬼ぷるるさんもカッコ良かったし、葛葉さんに勝ったアルランティスさんの勝利もやばかったなぁ。
そういえばREJECT×SAJAMSLAMという日米ストリーマーイベントもあったなぁ〜。
この3月は格ゲーイベントが熱すぎやしなかったか。