モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

春とハエとボケ

ブンブン花粉が飛んでいる

雪の魔女の封印術は春の妖精が唱える三寒四温という呪文によって解けていく。そして妖精は言うのです「目覚めよ!花粉ども!人間の粘膜を破壊しろ!ぶっ壊せ!ヒヒヒヒヒ!」
「オデ…カフン。オデ…ニンゲンノ鼻腔コワス…」
それを見ていたお医者さんは慌てました。
「こりゃいかん! おいっ、アルバイト! 早く患者の受け入れ体制を整えろ!掻き入れ時が過ぎちまう!」
まともな人間は一人として居ないのでした。
(おわり)

 

そんな感じの日だったわけですが、先日にドラセナから目覚め始めたキノコバエを駆逐するため、久しぶりにホームセンターに行きました。
立春とはいえ今日も10℃に届くかどうかという陽気です。植物はドライフラワーしか売ってないのではないかと思っていたのですが、色々と花を咲かしてました。

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中でも、目を引いたのが『ボケ』です。以前に読んだ、いとうせいこうさんの本でしか知らなかったので「コレがボケなのか!」と再認識しました。ボケのコーナーは赤い花で満たされていて、フワッと香る匂いに誘われたのか、ミツバチ達がせっせと花粉やら蜜を集めてました。(君らはなぜ花粉症にならないんだ)
それを10分ぐらい観察して買わないっていうのは、やっぱり私は頭がおかしいのでしょうか?←
いやだって、今でさえどんどん鉢が大きくなって置き場所に困っているわけですから、300円のお手頃価格のうえに綺麗で香りも楽しめるという非の打ち所がないボケを衝動買いしてしまったら、100%何かを処分しなければならなくなります。だからその10分の間には、自分が育てている植物と合わせて、目の前で咲いているボケが枯れた姿を想像していたのです。←やっぱおかしいんじゃないかな?(セルフケア)
ボケに別れを告げ、他の植物を見回るとインテリアみたいな感じに売られていた『ボトルツリー』(瓶の中に正露丸みたいな土が入ってて、乾いたら少量の水をあげるという育て方をするっぽいが買ったことないので詳細は知らない)のコーナーで異変が起きていました。寒さも日当たりも悪い店内で売れ残っている彼らの葉っぱは傷んでいて、その中でも傷みの激しいものは100円で叩き売りされていたのです。適切な環境で売らないと商品価値が落ちるのですから、商売って大変ですね。
あ、ちなみにその叩き売りされている植物はネームプレートに値段のシールが貼られていたので名前が分かりませんでした。「ボケよりボケてんな!」って思いました。
あと、多肉植物のコーナーは意外にも元気で『木こりが薪割りを途中で諦めたような形のヤツ』が沢山売られてました。小さいのに1,000円ぐらいしてました。
目に付いたのはそれぐらいですかね。
そして私はうず高く積まれた土のコーナーで、粒が潰れて砂になっていない赤玉土を選び、買って帰りました。
ホームセンターのほうが土は安いし、100均の土は買わないほうがいいです。
これでキノコバエともおさらばさ。