モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

多数決について疑問を抱く久米さん


今日の放送はとても興味深いものだったのでメモりました。
あくまでメモですので、ちゃんとしたものはPodcastでご確認くださいまし。


東京五輪誘致について

タクシーの運転手さんなんかは売り上げの半分をもらえるので分かりやすい職業かと思いますが、最近の経済は目に見えなくなっています。皆さんは2013年の五輪誘致の過程について覚えてますか?

候補地として名乗りを上げたのはマドリードイスタンブール、東京の3つ。

私はイスタンブールを推しましたが1回目の投票で一位が日本でマドリードイスタンブールが同票数となったので、繰り返し最下位投票ルールによりマドリードイスタンブールで投票を行いました。

これでマドリードが脱落し、日本とイスタンブールで再び投票を行って東京五輪が決まったわけです。

しかし、この誘致活動のコンサルタント料金として日本政府は2億3千万円を振り込んだ事を認めました。

バドミントン選手2人の選手生命が絶たれたことのなんと可哀想なことか…


「多数決を疑う」ゲスト:坂井豊貴


久米→久しぶりに難しい本を読みました。簡単に言うと小学校から染み付いている多数決が民主主義的ではないとする本ですね。
衝撃的だったのは18世紀のルソーの言葉で、イギリス国民の「自由」はイギリス議会議員を選ぶまでであり、選挙が終わるや否やイギリス国民は奴隷になると。18世紀に今と全く同じことが書かれていたんですね。

坂井→簡単な多数決に騙されてはいけません。3つの選択肢があったとします。例えば、今で言うと都知事選の舛添さんの得票数は40%ですから、1対1の投票だったら分からなかった。
2000年のアメリカ大統領選挙でも、ブッシュとアルゴアが競うなかにネイダーが現れて、アルゴアとネイダーが食い合い漁夫の利を得たブッシュが大統領になりました。
「死に票」によって自分の意見が選挙に行かなかった事と同じになってしまう。
これは勿体無いことです。少数派と多数派の意見が反映されるシステムにしなければなりません。
例えば、全てを一つの選挙区にすることで「死に票」をゼロにする事ができますが、選挙のコストが莫大になってしまいます。
得票数が50%に満たない場合にもう一度投票を行うことも有効ですが、ボルダルールという全ての候補者を格付けするシステムもあります。
つまり、日本の投票システムは一回の投票における情報量が少なすぎるのです。
なぜ疑問が出てこないのかといえば、小学校から多数決が良いこととして刷り込まれているのです。

久米→先生の中から他の方法を提案してもいいですよね?

坂井→自民、民進いずれの代表選も決選投票は二回行われています。政治家の皆さんは分かってらっしゃるのに選挙には反映されません。
選挙制度を変えることは自分たちの利益に直結するので難しいのです。

久米→私もこの国を変えるには選挙方法を変えるしかないと思います。
政治家は選挙結果を民意と呼んでますよね?

坂井→選び方によって結果ぎ変わるものを民意と呼ぶのは、そろそろやめたほうがいいと私は思います。
下らない選択肢を二つ与えられて選ぶこと自体にも問題があります。例えば昨年の大阪都構想はウォッカを選ぶか水を選ぶかという極端な二つの意見を選ぶものでした。

久米→郵政民営化もそうでしたね。白か黒かの前に赤もあるという問題ですね。
坂井さんが研究されているメカニズムデザインとは何ですか?

坂井→簡単に言うとインプットを与えるとアウトプットとして出てくるという話で、投票システムや市場の競売も含まれます。

久米→ご著書の中に日本以外の国では放送免許を兆単位のオークションで買っていると書かれてますね。

坂井→日本の他にはアイスランドルクセンブルクしかなくて、アメリカでは8兆円の金が国庫に入っているようです。

久米→どうやったら多数決の問題を知ってもらえるのでしょうか?

坂井→有権者が知ることと、与党は選挙制度を変えることにメリットはありませんから野党が提案することで変わるかもしれません。


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