2015-07-22 星を見た 日常の一コマ 夜になると風は涼しいが、どうにも家の中は蒸し暑い。時計の針が昨日から今日になって少し経った頃、窓の外をぼーっと見ていた。空に一粒の星が輝いているのが見えた。星を見たのは何年ぶりだろうか。目の悪い私でもそこにあると確認できる強い光度で輝いていた。空にはその星以外に光を放つものはない。「本当に星なのだろうか?」どうにか焦点を合わせようとしたが、ぼやけてどうにもならなかった。本当に目が悪くなったものだ。視力を手放していく感覚だけは暗闇の中でも鮮明だった。