弁当で顧客を騙す意味が分からない
とあるコンビニで弁当を買った。
これといって好きなものはないが、お腹が減っていたからとりあえず肉を食べたかった。一つだけ残っていた豚の焼肉弁当を手に取った。
家に帰ってレンジで温める。その間に飲み物を用意する。レンジから取り出して席に着き弁当のフタを開けた。
箸を手に取り肉を掴んだその瞬間、世界の時計は止まったーー
「やっ、やりやがったな!」
そこには数枚の肉の下に上げ底パスタの地雷が埋められていたのだ。
本来はフライの余分な油を吸うために使用される「モブ」のパスタであるが、この弁当に至っては消費者を騙す為のトラップとして配置している。
「ドッキリ」と書かれた札を持って隠れている仕掛け人はいわば主役である。
「なんだこの弁当は。どこの世界に脂ぎった味のないパスタをオカズに白飯を食う人間がいるんだよ。客を騙して何がしたいんだ!」
アメリカだったら訴訟問題に発展していてもおかしくないはずの事案だ。私は肉の量が不満なのではない。客を騙して金儲けをしていることが許せないのだ。
そのうえ肉もほんのりと臭みがあるし…
この弁当を考えた奴はどうかしている。
企画を通した部門の責任者は考案したトラップに馬鹿な顧客が引っかってくれてさぞかし満足だろう。せめて名称を「ドッキリ⁉︎ 豚の焼肉弁当」にして売ったらどうだ。
たかが400円。
これが裏切りの値段である。
あー、もうミ○ストップの弁当は二度と買わない。ソフトクリームは美味しいから気まぐれで買うけど、弁当コーナーは滅びてくれて結構だ。