ヤサシイセカイ…
これは2018年05月20日の事であるーー。
いつもならすぐにサーバー点検を終わらせるミルクチョコの運営さんが、どういうわけか手間取っていた。いつ終わるとも分からない点検作業にイライラする人やゲーム中毒の禁断症状で「ココォ！ココォ！」という幻聴が聞こえる人もいたとかいないとか。（いねぇよ。いたら病院に行こう）
その中で私はいつものようにアプリを起動してみた。するとログインができるではないか！
（以下、稲川淳二 口調でお読みください）
「あーなるほど、サーバー点検が終わったんだなぁ。ふーん、じゃあやってみようかなぁ」とログインしてみる。
『ドンッ！ドンッ！ドンッ！ …ティロリロリーン♪』
ログインボーナスの音がして、「運営さんありがとう」と思っていたら…。
「あれっ？」
なんか変なんだ。どういうわけかサバイバルモードのアイコンの色が黄色くなっている。
「あれっ？でもサーバー点検が終わったからログインできるんだよなぁ…」と思いながら入ってみた。
するとそこにはいつものように、同じ顔をしたミルクちゃん達がいっぱいいて、同じ顔をしてピョンピョン飛び跳ねてる。
「いやぁ！元気だね！ゴールポストから落っこちるなよ！」なんて無言の会話をしているうちに人数が上限の50人に達した。
「あー、ようやく始まるなぁ」と思って気持ちを整える。カウントダウンが始まる。「10、9、8、7、」マップ選択画面に切り替わって適当な位置を指定する。
プシューンと飛んで星になって、地面に着地した！
だけど様子がおかしい。あれれれ？
見間違いかな？ 目をこすってみる。やっぱりおかしい。何がおかしいって、武器もアイテムも一つも落ちていないんだ！
嘘じゃない！本当なんだ！
だって、誰も武器を持ってない！
その時、私は気付いてしまったんだ。
「優しい世界に来ちゃったんだ！」って。「やった！ 誰も傷つかない世界に来たんだ！ TrueVictoryの世界だ！」と。
しかし、後ろからスーっと気配がする。ハッと振り返った。
そこには私と全く同じ顔をしたキャラクターがスプーンを持った右手を振り上げていた。
「うわぁぁぁ！」
私は咄嗟にジャンプをして避けた。しかし、そいつは追いかけてきた。
それだけじゃないんだ！前には同じ顔をしてスプーンを持ったドッペルゲンガー達が撲殺し合ってる！
『優しい世界』だと思った私の背中に冷たい汗が流れる。
そう、違ったんですよ。これは銃で殺し合うより残酷なもの。お隣さん通しが斧で殺しあったルワンダの虐殺と全く同じ光景だったんですよ。
「うわぁぁぁ！」
あちらこちらから撲殺されるミルクちゃん達の断末魔が聞こえるんだ！ 中には耐えられなくなって身を投げるミルクちゃんもいる。
そんな地獄でサンタクロースの格好してる私はヘイトを爆稼ぎ。振り返るとサザエさんのエンディングみたいになってるんだ。そして後ろを付いてきた人同士が殺し合いを始める。（逃げないと殺されるのでスクショ撮れてない）
ここは地獄ですよ。
ゲーム開始から10分になると最後のステージに火の手が上がり、「熱い！熱い！」と声が聞こえてみーんな焼かれて死んでいきましたよ。
ええ、そうなんです。私もすでに死んでるんですよ。
フッ…！（ろうそく吹き消す稲川淳二）
その後、再びメンテナンスに入った。
アップデートされました
異世界に行った話はこれくらいにして、アップデートについて運営さんの発表をご覧あれ。
ネーム変更制限に関して pic.twitter.com/gT0rGUrxlX
— ミルクチョコ-オンラインfps (@MilkChocoJapan) 2018年5月20日
1千万ダウンロードに際して、教育を受ける機会を持てなかった子友達のために1千万ウォンを寄付します。
— ミルクチョコ-オンラインfps (@MilkChocoJapan) 2018年5月20日
寄付金は全額アフリカのベナンの学校建立に使われます。
ありがとうございます。 pic.twitter.com/78L3LGTYjN
— ミルクチョコ-オンラインfps (@MilkChocoJapan) 2018年5月20日
なんと！ ベナンの子ども達のために1000万ウォン≒100万円を寄付するというではありませんか！
この発表にTwitterでは賛辞の声が上がってます。（執筆時点でクソリプは見当たりません）
なんという優しい世界でしょうか！
現在、中国がアフリカのインフラ整備に力を入れていますが、そういうのは基本的に地下に眠る天然資源を目当てにした「恩着せ」です。必要なのは人間愛であり、無償の愛なのです。
脳内のBGMはバカラック作品の「What the World Needs Now Is Love」でお願いしたいところ。
アップデートしてみると起動画面のイラストも変わっていました。
前回はカタツムリを守っているシールドがフックにやられ、それを砦の上のボンバーが狙撃するという構図でしたが、今回はアイアンとインビジブルがアイスを食べられないという悲劇が描かれています。
バリアを張ってたら「どれ食べる？」って言われても聞こえないし、透明になってたら見えないもんなぁ。
こういうストーリー性のある絵は面白くて好きですわ。
新キャラ Electron
まずは新キャラについて。
いよいよ、ビーバーちゃんが実装されるのかとワクワクしていたのですが、黄色いヘルメットをかぶっている時点で違う…。
1590円でElectricを購入。ピコーン。
レーダーチャートがバグってて性能分かりませんが、動いてみた印象としてはアイアンと同じですね。でも体力が185だからガンガン行くとすぐ溶けます。
（スクショのタイミングで仲間が突っ込んでくる仲間。卒業写真で寝そべるタイプかぇ？）
特殊能力は「感電」です。
普通、感電って言ったら『ダメージ＋行動不能』だと思うじゃないですか。でもこの感電は『痛くない＋歩ける』んですよ。
「えっ？コレいるっ？」って思いました。（苦笑い）
ただ、面白いのは子どもの頃に投げて遊んだドリアンみたいなイガイガしたやつ（オナモミっていうんだって）みたいにして、接近して感電を付け合って遊べるんですよ。
敵に雷を落とす→近づいて自分に帯電させる→敵に体当たりして感電させるという繰り返しです。仲間に雷を落とすことはできませんが近くにいたら仲間も感電します。
って、フレンドリーファイアじゃないか！
オナモミ - Wikipedia
そういう遊び以外に優位性があるのか、私にはイマイチ分かりません。
フックだったら拘束してトドメを刺すという流れが簡単に作れますが、エレクトリックの場合は感電させたとしても３秒くらいで効果はなくなりますし、その間に障害物の裏に回避されたら意味がない。とすると火力の高い武器を持っている前提じゃないと３秒を活かせないわけです。
ただ、仮にそうだとしても、特殊よりスナイパーライフルのほうが火力が高いならライフル撃ちますよね。結局のところ意味無いんですよ。（だよねー）
あとエレクトリックが一番活躍できる状況って、相手が集団で固まっている場面じゃないですか。でも、普通に考えて慣れてる人は死角がないように散らばってますから、その状況自体がほとんどないんですよね。
手榴弾の豆電球が強くなるって事も無さそうだし、この子どうしたもんかなぁ。
運営さんのコンセプトもイマイチ分かんないんですよね…。
たくさん倒せたので5.6の異常値。
でもこの後はたくさんやられる運命になりそう…。
追加衣装について
衣装が追加されていたのでついでにまとめてみました。
マスクのKってなんですかね。シマウマはゼブラだから違うし…。ムジュラの仮面っぽいから許す。
トラはクマのプーさんのティガーっぽい色合いのものと、ホワイトタイガー（期間限定）の２タイプです。
あとはウシのスーツ。こちらも白黒のものは期間限定になってます。
背中に背負うアイテムではシバわんことサメの２つ。
シバかわええ。シバかわええ。買うっきゃないね。でも、どのキャラに装備させるか悩みます。うーん。
サバイバルモードのメッセージ
順位に応じて違うメッセージが出現するようになったそうですね。（PUBGに訴えられないで欲しい）
とりあえず検証のために身を投げて死んでみました。
50位「あれ？ なんか通った？」
認知されない命よ…笑笑笑
次に約半分の25位を狙って死んでみるとーー
26位「戦争はゲーム内だけにして欲しい。」
ほんとそうですよね。運営さんの株が急上昇するわ。
注目の１位はーー
１位「イエーイ ミチコまいうー！」
ミルクチョコを略して『ミチコ』なのは分かりますけど、分からない人からしたら人肉食（カニバリズム）であると。ミチコは犠牲になったのだと思うでしょうね。笑
一位が取れたからこうやって紹介できましましたが、この数分前まで手榴弾しか持ってませんでした。重装備デスペラードがこちらを撃ってきたので逃げようか悩みましたが、迎撃できてよかったです。前より落ちているアイテムが少なくなった気もします。冒頭の優しい世界（撲殺地獄）はこれと関係してるんですかね。
他にも見れていないメッセージがあると思うので楽しみです。
終わりに
今回は「優しい世界」特集となりました。
いつもやってるバグコーナーについてはこの画像一つしかありません。（ラグでステージいかれてるっていう）
バグと遭遇できなくなるのは寂しくもありますが、改善していくことは良いことだと思います。
心無い言葉を浴びせかけてくるユーザー（煽り厨や粘着厨）がいるので、前回からチャットを遮断できる機能が搭載されましたが、今回は成りすまし行為を防ぐためにユーザーネームの変更にダイアが必要になるという見解も示されましたね。人権意識の低さを感じさせるニュースが多い昨今、オンラインゲーム内におけるハラスメント行為に対する環境整備は運営の悩みのタネとなっているでしょう。
CPUには人権がありませんから、マイクラで村人を殴ったり、風来のシレンでドロボーしたりする事に責任は発生しません。しかし、相手が人間であるオンラインにおいて同じ行為をした場合、相手の心は傷付くのです。SNSでもそうですが、そこの想像力が欠落している人間が多いのかもしれませんね。
オンラインゲームはユーザーの民度に比例してゲームの自由度が高くなると私は思うので、ミルクチョコユーザーは運営さんに負けないくらい優しい人間であって欲しいなぁと思います。
（おしまーい）
