太平洋戦争中、住民を巻き込んで日米両軍が繰り広げた「沖縄戦」。地上戦による住民の犠牲者は国内最大、判明しているだけで9万人超が亡くなったとされる。なぜ、これほどまでに犠牲が拡大したのか…。NHKは、非公開とされてきた膨大な戦死者の記録を入手。さらに、アメリカ軍が撮影した秘蔵フィルムや、住民の生々しい証言テープなどから、沖縄戦の全体像を再構築。兵士や住民を狂気に追い込んでいった地上戦の真実に迫る。モミー会長により大本営と化したNHK。国内のデモを報じずに香港のデモを放送するなど、あからさまに国民の声を聞かない姿勢を示している。
しかし、ドキュメンタリーの制作陣営からはマスコミの役割を果たそうという気持ちがあるように思うし、この放送からもそれが伝わってきた。
戦争を語る人がいなくなるという問題と同時に、音源となるテープの劣化が考えられるので、こうした貴重な情報をデジタル化することで検索もしやすくなるだろう。
番組の内容はというと…
- 本土へ上陸させない為に沖縄を縦にした
- 沖縄でも首里に人数を割いた為にアメリカが上陸した地点は手薄であった(兵力不足)
- 民間人の疎開をせずに防衛召集で兵士にした。兵法など知らないので、手榴弾を持って斬り込み(自爆テロと同じ)をさせた
- 日本兵の中には民間人を装って攻撃する者がいたので、アメリカは皆殺しにした
- 赤ん坊の鳴き声で気づかれるので、日本兵は「壕から出て行け」と命令し、逆らうと民間人を殺そうとした(兵士は自分の身を守るだけでも精一杯で民間人を守ることはしなかった)
- 日本の玉砕後もアメリカの殺戮は続き、どうにか助かろうとした人々を中心に、6月20日には1日で5,502人もの人が殺された(生き残ったとしても、PTSD民間に苛まれる)
写真をアップしたいのだけど「はてなフォトライブラリー」の月の上限に達してしまうから一枚だけ。
(アメリカ第10軍ジェームズ・バーンズ氏による記録より)