モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

100de名著 第3回「種の起源」の感想

シナリオは作れるがそこで終わっちゃダメなのよ

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生物は進化するというダーウィンの意見に対して、生物は神が創ったとする人々は批判した。
ダーウィンは予めどのような反対意見が寄せられるかを想定して、一つ一つに対する証拠集めを行った。

遠く離れたAという場所とBという場所に同じような植物があった場合、従来の理解では説明がつかず、「神が創った」という意見のほうが大衆には理解された。
しかし、ダーウィン「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という安西先生の言葉を思い出して実験を始めるのだった。
その実験というのはあらゆる植物の種を海水に浸した上で発芽するかどうかを見るものだった。
この実験により幾つかの種類には海水に対する耐性があることが分かった。
ダーウィンは「鳥がチュンチュンして運んで発芽する論」を唱えた。
また、海を泳げない動物が広く分布している場合については「モーゼが海を割ったのを見ていたのでやってみたらできた」とは言わず、かつて地球が氷河に覆われていたならば移動することは簡単だったと反論した。
相手の反論材料を先に摘み取るというのはディベートにおいても重要に思う。

私はダイソーで買ったピンポンの木を育てているのだが、目玉も無いのに光を認知できるなんて凄いなぁと思っていた。
番組の中では地球上に進化の途中のものが現存するのか?というのもやっていて、それについてダーウィンは人間における「目」は植物における「葉緑体」であるとしていた。

そーだよね。目玉あったらキモいよね。
葉緑体でよかったって思った。

「必要じゃないから存在しない」という裏側を考えて証明することは膨大な知識が必要ですね。