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きょう、召集された「秋の臨時国会」。その最大の注目は、TPPが承認されるのか?という点です。
去年10月、アメリカ・アトランタで開催された閣僚会合で「大筋合意」に至ったTPP。正式に成立させるためには参加国が議会承認など国内手続きをすませることが必要です。安倍政権は臨時国会での早期成立を目指す構えですが、ほかの参加国の動きはどうなっているのでしょうか?TPP交渉の行方をウォッチし続けてきた「アジア太平洋資料センター」事務局長の内田聖子さんにお話を伺います。
以下、メモです。
TPP交渉の現状について→テキストは6500ページありますから国会議員の方は読めていないかもしれません。農業分野だけでも大きな打撃を受けることが分かりました。4月の国会で森山氏も聖域はゼロであると明言し、大荒れになりました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月26日
安くて質の高いものが日本に入ってくると?→そうですね。米や肉なども畜産農家に打撃だと思います。農水省も一時期、TPPの打撃を試算していました
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月26日
→国益になるかどうか国会でどのような審議が行われるでしょう?→日本政府が訳したものは3/1程度。交渉プロセスも4年間は秘密です。4月の国会で石原担当大臣が秘密であると言っていたのを記憶していると思いますが。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月26日
他国の進捗状況については?→全くありません。マレーシアだけ国内法の批准に入っていますが、他の国はアメリカ大統領で様子を見ようということだと思います
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月26日
日本も早期批准するのではなく、新たな大統領の動きを見て決めたらいいと思うのですが?→TPP自体は再交渉になる可能性はありますが、アメリカが目指す獲得目標は変わらず、他の貿易に動きが出てくるかもしれません。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月26日
オバマ大統領よりも反対する勢力のほうが強く、アメリカの貿易に対する影響や人権問題など、様々な点で反発は大きいです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月26日
→トランプとヒラリーの討論会もありますがどちらがいいのでしょう?→TPP関連企業からトランプは献金を受けていませんから、TPPだけで選ぶならトランプでしょう。ただ、色々なものが滅茶苦茶になるでしょうが…(苦笑)
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2016年9月26日
日本の早期批准に対する付け足しで、オバマ政権との交渉で付けた予算が、新しい大統領が意見を変えてしまうのを嫌って、早くに決めてしまおうという姿勢になっていることが挙げられてました。
要するにTPP賛成派の日本の議員が自分たちのスポンサーの為に獲得した予算がリセットされないように、早く承認してしまおうということですね。
国益よりも保身を優先する姿勢にはドン引きです。
TPPで農産品の8割が関税撤廃!「聖域」ですら3割撤廃という結果にも森山農水大臣「しっかり守れた」と強弁! | IWJ Independent Web Journal
春が来て「石原伸晃」TPP大臣は高級料亭でどんちゃん騒ぎ | デイリー新潮
TPP再交渉あり得ない、NZ貿易相と一致=石原再生相 | Reuters