モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

「大人のための残酷童話」と「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の感想

大人のための残酷童話(倉橋由美子)


昔話のアレンジ作品は珍しくないし、なんならディズニーなんて二次創作物の王道に思う。
同じ話なのにパターンが違ったりするので、いわば変化球で「まぁ自分でも読めるだろう」と判断してこの本を借りてみることにしました。。
この本も想像は超えないだろうと思い、ページをめくると、初っ端からエロ展開が繰り広げられました。

人魚が浜辺で倒れてる王子に性的暴行を加えるなんて誰が想像したでしょうか。
その後も「なんやねんっ!」と言いたくなる展開の連続で、お姫様が一寸法師をバイブ代わりに使ったり、ギリシャ神話のエロアレンジなどが載ってました。
一話が終わる度に教訓(話をボケとした時のオチ)が書かれていて、独特な雰囲気を醸し出しています。
ツッコミ視点で読めれば面白いかもしれませんが、残酷というほど残酷ではないし、カチカチ山なんて原作の時点でカニバリズムですからね。
アレンジにしては物足りない内容でした。
同時に「救いようのない話」のオチが「死」だと、想像を上回らないんだなぁと勉強になりました。

大人のための残酷童話

大人のための残酷童話


さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (山田真哉)

この本もタイトルで選びました。
2005年の本なんですが、身近な経済からシステムを学んで、それを家計に反映していくという分かりやすい内容です。
10年後の現在では「ミニマリスト」なんて言葉がありますが、この本の中にも「在庫はリスク」という一文があります。
商売の基本は10年後の今も変わりなく、生活に活かす人々が出てきたわけです。
悪政で市場経済実体経済の格差は開くばかりで、まとまった現金を常に持っていることが難しくなっています。
どうしたら家計の支出を減らすことができるのか、会計士の視点から見直すと生活が改善するかもしれませんね。
ちなみに10年後の今、さおだけ屋は見かけません。
たぶん潰れたと思います。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)