国芳ドット化計画
『江戸じまん名物くらべ・駒込のなす』
浮世絵のドット絵を作るために歌川国芳の作品を見てます。
発想に富んだユニークなモノもありますが、曲線が滑らかで動きの見える作品が多いように感じます。
その曲線をドット化して殺す!という現代人が現れたわけですけども。
蛸vs熊 feat.トンボ
『蛸と熊の角力』
中でもこの作品がヤバイです。
蛸の吸盤の力が強すぎて漁師が何人も集まってようやく引きずり出せたという話が着想でできたとか。
「えっ?トンボは何なの?」って思うじゃないですか?
そこについては一切触れられてないという…笑
一番、かっこいいのはコレ。
国芳が描いたとは思えない洋風画。
玉藻の目的は絶世の美女になり権力者をたぶらかすことらしく、合計4回のメタモルフォーゼをしたらしいです。
国芳が描いたのはその最終形態。
この出現から12年後の1137年に三重県の須野で玉藻は殺されたそうですよ。
ハニートラップで死亡って…どれもかっこいい作品ばかりなんですが、構図が緻密だと1ドットの情報量じゃ足りないからドット絵に向かないんですよねぇ。
ドット絵ってデフォルメして伝えるものですから、写術的にすると意味がないというか。
いやぁ、難しい。