撮り溜めた番組がハードディスクを圧迫してきたので整理した。
2番組の感想を書こうと思う。
100de名著「エミール」の感想
↑毎度ながらこの番組のプロデューサーがしっかりしてるから見やすいんですよね。ブロックをバラして組み立てる楽しさと同じだと思って見てます。
みなさんは社会契約論をご存知でしたか?
教科書に落書きをしていた私は知りませんでしたが、社会契約論と今作のエミールの関係を人生ゲームの「ボード」と「駒の進め方」という捉え方で解釈しました。
ルーレットを回して出た目の大きい方がゴールに近づくわけですが、マスごとにイベントがあるので単純なパワーゲームではありません。
「一回休み」とか「3マス進む」とか「ゴッホの絵を買わされる」とか、様々なイベント(契約)をこなしたうえで、どれだけ良い状態のままゴールできるかという考え方です。
個人の権利は共同体に包括されるが、基本的な意思決定権は個人にあるという「契約」に基づいて国があるわけですね。
そこらへんの個人と国の関係をエミールという少年の成長を通して理解していく構成はとても分かりやすかったです。
「甲鉄城のカバネリ」の感想
今期のアニメで見たのはこれだけです。
世界観は江戸時代にスチームパンクを取り入れた感じです。
基本的な設定は既存のゾンビものと変わりはありませんが、世界観を壊さないように横文字を排除しているようでした。
なのに「クレーン」って言ってるんですよね。しかもサラッと。
その瞬間に冷めました。
最終回もイマイチでした。
ミワ?だか、ビバ?だか名前の分からない親方様が全く強くないうえに、屍の最終形態の見せ場もない。
しかも、ラストシーンは主人公がぶん投げられて終わり。
作画に疲れたのだろうか?
アニメーターが心配ですね。