世界観
大阪北部で震度６弱の地震があり、334棟が損壊、400人近くの方が負傷、これまでに少なくとも５人の方が亡くなりました。震源が浅く、家屋の損傷が多く見られ、避難所となっている体育館で雨漏りがしているなどの問題もあるようです。１日も早く日常が取り戻せるようにと願います。
米ラッパーXXXテンタシオンさん、銃撃され死亡 20歳 写真1枚 国際ニュース：AFPBB News
その裏では若きラッパーが銃弾の前に命を落としーー
ラッパーの呂布カルマさん「地震も込みで大阪楽しかったっす」とツイートして批判されリプバトル - Togetter
何を感じ何を言おうが俺の自由だろという呂布さんと不謹慎狩りのユーザーがバトルを繰り広げる一幕があったりーー
何度でも見たい。これが、日本対コロンビア戦の全ゴールだ（動画）
ロシアW杯で日本がコロンビアに勝ちサッカーファンが歓喜している世界の中で、今週のフリースタイルダンジョンは放送されました。
T-Pablowと裂固がお互いの印象について語る映像が流れた後にバトルは始まりました。
T-Pablowさん「もっと挑戦してもらいたいなぁと思いますね。ビートアプローチ１個に対してもそうだし、韻の踏み方だったり楽曲もそうだし、キャラだったり。俺も毎回、色んなこと失敗もメチャクチャあったすけど、メチャクチャ滑って寒い感じになった時もあるけど、やっぱ挑戦はスゲーしてましたもん。ラッパーは共感とは真逆で衝撃とか与え続けなきゃいけないポジションだと思うので。最近の裂固のバトル見ましたけど、衝撃は少ないですよね。」
裂固さん「けっこう、先行かれてる人みたいな。次に繋げてるというか。ダンジョンから…。でも、バトルが現役じゃないっていう部分で勝てる手応えっていうか、自信はあるんです」
T-Pablowさんは暗に「お前ならもっとできるよ」って言ってる感じがして、それをラップしようという意気込みが感じられますね。一方で裂固さんは自信があるのに結果が出なくて悩んでるみたいな。おっと、これは友情回かぁ。
Round１
ジャンケンに勝った裂固が先行を選ぶ。
トラックは「Down For My Niggas / C-Murder」
裂固）ご指名預かったぜ 俺が裂固だ
Monsters Warの時はありがとう
だけど今日はバトルだから絶対 容赦しない
二度も負けると思ったなら大間違い
問題外 もう分かってんだろ
俺が紛い物でも習い事でもない事
振ってきたサイコロ
俺は持ってんだ アンタが全く持ってないモノ
T-Pablow）持ってねぇ お前にないモノ
分かるかな 俺の方が輝くぜダイヤモンド
Monsters War ありがとう
俺 Kawasaki Drift 抜け出した川崎の街角
分かるかな 付けるだけ足跡
俺がそうT-Pablow 今日はカチ込もう
Monsters War コンタクト無しのラップやってやるよ クソ野郎
裂固）カチ込もう 見てくんな足元
俺はこの円の中 絶対言わないぜ泣き言
T-Pablow 相手 さっきからデカい声出しているだけじゃん
それで勢い乗っかって調子乗ってんのはアンタの方だろ？
マイク持ってどこまで魅せれんの？
アンタがしてんのは自己紹介
ここに戻ってきた事をするぜ きっと後悔
T-Pablow）俺がデカいフロウだけやってるだけと思ってる コイツマジでクソ
俺がデカい声だけな訳ねぇだろ
だからお前 いつまで経ってもラップが下手なんだよ
クソダセェぞ 裂固
Lick-Gの時もテメェ逃げて出ねぇでよぉ！
それだから般若が負けんだろ
男だったら覚悟持ってやれよ この野郎
判定ーー
初代モンスター４：１二代目モンスター
ERONEさん「ちょっと、T-Pablowはかなり格好良くて。裂固の攻めも凄い良くて『俺は持ってんだ お前の持ってないモノ』みたいなスタンスの違いを明確に表して攻めるんすけども…。
T-Pablowはね、怒ってる感じプラス、フロウがスゲー乗ってたんで、ガチな試合なのに遊びながらフリースタイルをやってる。自分は気持ち良い所でラップしてる。そんで韻も乗ってるんで文句無しに格好良かったと思います」
サイコロをダイヤモンドに変えてカチ混んだT-Pablowさん。やっぱ心のどこかで二代目モンスターがLick-Gに負けたのが悔しいんでしょうね。「お前が止めろよ！」って感じで。（前回にR-指定さんも似たようなコメント言ってましたけど）
アントニオ猪木の愛情ビンタみたいなラップをされた裂固さん。踏んではいるけど、若干聞き取りにくくて決まった感が薄い。スポーツ全般的に言えることですが、相手をリスペクトしすぎて不完全燃焼で終わることありますよね。フリースタイルバトルも似てる気がします。
Round２
裂固が後攻を選択
トラックは「人喰 /HITOKUI feat.MIKRIS,SHIBAGAMI,DF¥from TGB」
T-Pablow）またまた それやんの？
だから逃げてんなら取んなよ後攻
こいつは落ちこぼれ
Ghetto Kids Ghettoから俺みたいによじ登れ
川崎から来たBAD HOP Gangレペゼンしてる
Zeppではパンパンのワンマン
１日でチケットも完売
裂固）つまんねぇ事言ってんアンタじゃん
栄光にすがりついてるだけでしょ？
それでよじ登れだ？ アホみてぇな事言うんじゃねぇよ
Lick-Gの時 俺 別に逃げてねぇから
俺は根っから現場型 現場型
分かるでしょ アンタよりも芸が達者
T-Pablow 本当口うるせぇライム
最後にはするぜ伏線回収
T-Pablow）俺も晋平太さんの時はさ
俺が出ない風だったんだよ
けど自分から選んだ 晋平太でもACEでも出たぞ
そういう所が足んねぇんじゃねぇの？ オメェにはよぉ‼︎
逃げてんだったら帰れよ
先輩にケツ持ってもらえよ！
一番若ぇんだろ？
男だったら胸張って粋がれよ
裂固）「粋がれよ」じゃねぇんだよ
バトル現役でもねぇ 般若さん１人残して引退したアンタに言われたくねぇんだよ！
それでNextLevel？ はぁ？ 笑わせんなよ
俺はここに来たぜ
ここに来れば 掴む物もあれば落とす物もある
だけど轟かす みんなの耳にJust fit
これが最後 つまりLast shit
判定ーー
初代モンスター２：３二代目モンスター
LiLyさん「その、プライドで裂固さんが一本目で先行を取って、それがけっこう仇となって、T-Pablowさんがラストの所で本題に入ってきた。
『お前Lick-Gの時に逃げたよな』
それで裂固さん、あたしだったらメンタルでボロ負けしちゃう所をLick-Gに逃げてないって所を的確にラップもしながら、メンタルでも負けずにスキルも出し、全部筋の通った反論をしてた。
そして般若さんを置いて、全員居なくなったのはそっちだろ。このメンタルの強さとスキルで２本目は裂固さんに挙げました」
Round２はいい感じの口喧嘩でしたね。
「Lick-Gから逃げたお前と違って自分達は結果を出している」というT-Pablowさんと「別に逃げてないし、般若１人置いて引退したお前は栄光にすがりついてるだけだろ」という裂固さん。
判定は裂固さんに挙がりましたけど、逃げてないと言いつつもLick-G戦で結果的にバトルに出なかった理由が語られてないので個人的にはちょっとアンサーが物足りなかったです。
まぁ、でもモンスター側の戦略もあるので、一人で決められるものではないんでしょうけどね。
Round３
T-Pablowが先行をコール
トラックは「You better go home（feat.LIPSTORM）/ XKHALIVAS（SAGGA&DELMONTE）」
T-Pablow）口だけなら訳ねぇな？
俺みたいに地元を上げれっか？
これならマジ負けれんわ
こんな奴にはな お前なら負ける日
俺なら友達 また曲作り
スタジオにこもり またヘネシー飲みまくり
遊んでる【コンプラ】やりまくり
どうでもいい 何でもShit
裂固）これで地元上げれっか？
とか言う アンタのフロウ、舌、劣化
レッカーしたくなってくるぐらいのライム
俺は深入りしていく
スマイリー 笑顔 アンタはべらぼう
つまり個性もクソもねぇようなのっぺらぼう
それじゃ意味ねぇよ
そう 俺が連れて行く 裂固 on the Mic 異次元ゾーン
T-Pablow）俺様のっぺらぼう
勝つのは当然だろう
もっとSceneに貢献しよう
こいつはマジダセェだろ
それが分かってない奴らばかりが二代目なってるし
本当に推薦したのが俺らの間違い
お前に分からす 同世代として恥じらい
裂固）はい、はい、皆見てる？
はい、はい、皆見てる？
分かる？ 一本目からずっと同じフロウやってるから皆飽きてるんだよ
そのフロウもうやめてくれよぉ〜
耳障りが悪りぃような韻 立ち回りも悪りぃな
アンタが大量に韻を用意してる
その心の臓に真の脅威ってやつを与えてやるよ
判定ーー
初代モンスター３：２二代目モンスター
MASAKIさん（ゲスト審査員）「えっと…T-Pablowはマジでもう、純粋にメッチャカッケェなと思いました。
遊んでる感じがすごく見えて、でもその遊びの中に熱さが滲み出ていて、俺的なHIPHOPを感じて格好良かったです」
KENさん「僅差でかなり悩んだんですけど…。決め手としてはあのビートに対して『のっぺらぼう 当然だろう 貢献しよう』みたいな、フロウを攻めつつライムも落とすみたいな。『のっぺらぼう』という韻は裂固が持ってきた韻に対して行くっていう即興性の高さもそうで。
裂固も、もちろんずっと韻踏んで攻撃してるんですけど、『同じようなフロウだろ』って言うけど、俺聞くとT-Pablow同じようなフロウには聞こえてなくて、毎回チャレンジしてるんだなと思って。
内容がすごく僅差だと、やっぱりチャレンジしてる方がカッコよく見えちゃったかなというのがあります」
裂固さんの１ターン目にテロップだと「あんたの愚弄した劣化」って記載されているんですが意味分かんないですよね。恐らく「フロウ、舌、劣化」ではと思うんだけど番組のテロップだからなぁ…。
あと気になったのが、裂固さんて自己紹介の文脈じゃない部分で自分の名前をラップする場面が多いて。
例えば、藤田ニコルさんがファンから「にこるん」って呼ばれても、自分で自分を「にこるんは今日ね〜」とか言わないと思うんですよ。（私は藤田ニコルをよく知らないが） 一人称を『俺』って言ってた文脈で『裂固』って言われるとなんか女々しく感じる。それが結果的にT-Pablowさんブレない姿勢を際立ててしまったように思いました。
〈初代モンスタールーム〉
モジャモジャさん「Pablowくんマジラップ上手いよな。（ニコッ）
あんだけ間を空けながらフリースタイルするっていうのは、えげつない根性やと思うし、あと何て言うんすかね…王者としての立ち振る舞いというか、ボースティングに全部説得力あるんすよね。今のPablowくんは。音源でも結果出してて、スタイルも格好良いし、ラップも上手い、全く非の打ち所がない、完璧やと思いました。あざぁした」
FORKさん「こっちから見てても僅差だなぁと思いました。ちょっとビックリした感じはあったんですけど、まぁでも一つ言えるのは裂固はあの時逃げてないって事ですね。以上です」
カメラが会場に切り替わるとーー
裂固「経験値で負けたのかなぁ…」
T-Pablow「最高だよ。リーダー。Monsters Warの時」
裂固「忘れてください」
絵に描いたようなツンデレやんけぇ！笑
総集編あったらこの友情シーンまた見たいですね。
３rd STAGE
ツンデレPablowの前に現れた３人目のモンスターは最恐の妖怪。
↑T-Pablowさんが何かに気づいてしまった様子。（理由はすぐに分かる）
T-Pablow「ぶっちゃけ一番恐いですね。何でもできるじゃないですかあの人。そもそもリズムずれたりとかほとんどないし。その中で細かく韻も踏んできたと思ったら５、６文字くらい平気で踏んでくるし。相手をただ単にディスる系の時もあるじゃないですか、けど熱い系もいけるじゃないですか。万能型だと思いますね。
２ターンだとあの人の感じが入り込めないなぁってLick-Gを見て思ったんですよ。輪入道さん感を詰め込められてないなぁって。最後、締めるとこなのにサクッと終わっちゃって物足りない。それをやってくれれば」
輪入道さん「お互いにちょっと『誰？』みたいなところがあると思うんですよね。現場で会ってがっちり飲んだり、話とかが実は一回もなくて、それでぶつかって面白い試合になればいいなって」
スタッフ「てか、それ…（衣装が異常）」
輪入道さん「あははは。逆に一周回っていいかなって。俺は別にGALFYの人間じゃないんですけど。笑」
↑スタッフさんの、仕事だから質問してるけど頭に話が入ってこない感じが面白い。笑
Round１
先攻はT-Pablow
トラックは「Whoa! / Black Rob」
T-Pablow）上下 着込んでるGALFY
俺たち飛び立つGullwing
なら そうだな ランボルギーニ
こいつは目の前勘ぐる【コンプラ】
それ地元で着てるの 暴走族
俺たちは違ぇ BAD HOP 行動力
俺たちは拘束する これが俺のフロウ
マジで分からせる 95年のプロ
輪入道）2005、2006ぐらいから もの凄ぇ沢山聞いてる
暴走族と行動力と妄想族のフロウとかそんなライムされても何も感じねぇ
お前何しに出て来てんの？
俺はわざわざ後ろで腕組んで先輩なのにこんな風にお前に説教されるの待ってるのに
何も言ってきてくれねぇよ 馬鹿野郎！
頭を使ってみな 俺の地元は千葉 フリースタイル
T-Pablow）頭なら使ってる 常にそう
俺たちはいつでも飛び抜けてやってる
お前が千葉 川崎
川崎で有名になりたきゃ 人殺すか本当にラッパーになるか
こんなんじゃなきゃ 掃き溜めのカスさ
俺たちそうHustlerじゃなくてラップスター
分からせる俺様がNo.１
輪入道）神奈川の奴らには打ち出し方じゃ勝てねぇ
掃き溜めのカスだ？ よく言えたもんだ
オメェが育ったとこなんかよ 俺の田舎町に比べりゃよっぽどマシなんだよ！
価値観と価値観 ぶつけ合って融合
この場で魅せる 輪入道なりのイリュージョン
俺もお前みたいに掴む成功のきっかけ
初代に冥土の土産
判定ーー
初代モンスター０：５二代目モンスター
会場は赤に染まる
せいこうさん）輪入道が気合いを入れてそれが十分に伝わる。それでいてあのテクニックっていうね。息継ぎのしなさ、それからもちろん皆が湧いた『きっかけ』と『冥土の土産』でバッチリ決めてきて。
T-Pablowもすごい格好良くて迷ったんですけど、まぁ若干輪入道に…気持ちかな？ 入れました。
KENさん）そうですね。どちらも素晴らしくてT-Pablowも相変わらずずっと良いラップしてるんですけど、ここに来て初めてT-Pablowがチャレンジャーに見えたというか、今まで王者スタンスだったんですけど、輪入道と向かい合った時にチャレンジャーに見えてきて、輪入道が堂々として見えるし、あれだけ熱く情熱的に気持ちが先走ったラップなのかと思ったら、最後にしっかり韻で落とすとこは落とせるみたいな。頭のどこかに冷静さはしっかり保ってるところが一枚上手かなぁと思いました」
ギャングvs暴走族という前回の崇勲戦に負けず劣らずのキャラ対決。カメラが映し出す二人の表情も良かったです。
T-Pablowさんは相変わらず世界観を保ったまま踏んでいるし、二人倒してる分だけ気迫もあるから、 普通に対峙するのも難しいはず。なのに、輪入道さんが真正面から受け止めるっていう…。
なんでこんな上手いんでしょうね。
「融合→イリュージョン」で踏む感じが二人の世界観というバトルのコンセプトを理解してるんだなぁって思うし、「成功のきっかけ→冥土の土産」の流れは言葉として「はじまりと終わり」で対を成しているから収まりがいいですよね。
TAG SHITの『誰よりも美して汚ねえ』っぽさもあって、さすが最恐の妖怪だなぁと感じます。
ジブさん「T-Pablowいかがですか？」
T-Pablow「まぁ、まぁ、まぁ、まぁ…大丈夫ですか？ 満足？」
観客「フッフー✌︎('ω'✌︎ )」
T-Pablow「元々モンスターだった時もこのくらいの仕事の内容だったんで。まぁ…とりあえず。いや、もうGALFYで出てきた瞬間にマジか⁈って 笑」
輪入道「来週一緒に展示会に行きましょう」
T-Pablow「お願いします」
友情からのデート落ちで今週は終了。
確かな成長を魅せつつ、２ステージを攻略したT-Pablowさんに『いい仕事してますねぇ〜』と思ったのは私だけではないでしょう。いやー、虫眼鏡とヒゲですわ。
来週はチコさんが登場するそうです。
楽しみですね。
