サノケンよ!これが二次創作だ!
今回の特集は太宰治の「斜陽」
ビッグタイトルである。
ゲスト講師は高橋源一郎さん。
ポリタスに寄稿された文章には衝撃を受けた。
朗読は伊勢佳世さん
今まで男性の朗読が多かったので注目したいところ。
私は「斜陽」が好きなんだが、作者を問わずに嫌いな作品をあげろと言われたら真っ先に「走れメロス」と答える。
親友が有無を言わせず連帯保証人に仕立て上げられていく様は理不尽極まりないし、仮に親友がその場に居なかったとしてもメロスは通行人を生贄に捧げてまでして結婚式に行っただろう。
そしてこう言うのだ「感謝しろよ? 本来であれば、通行人のお前はあの時ディオニス王に殺されていたかもしれないのに、このメロス様のおかげで3日も長生きできたんだ。(ゲス顔)」
本当、メロス最低だよな。
教科書に載せられていたのは「斜陽」ではなく「走れメロス」だったから、教科書を作った人間は頭がどうかしていると今でも思っている。←お前がな。
作品の振れ幅が大きいので、『太宰治は多重人格者なのではないか?』なんて考えたこともあったけど、その謎が今回の放送で解けた。
太宰治はファンに手を出して作品に取り入れたのだった…(ナンダッテー)
にわか太宰ファンの私は初めて知った。
まさか、他人の作品をそのまま自分の作品に組み込むなんて、今の時代だったら2ちゃんねらーやアマゾンのレビューとかで袋叩きにされているに違いない。
サノケン氏は生まれる時代を間違えたな。
せめて、インターネットがない時代に生まれて入れば…
あ、インターネットがないとパクれないか笑
その中で主体的に描かれているのは母親と娘の共依存であると高橋さんは語っていた。
斜陽を最初に読んだ時に、小便をしている母親を可愛いと思うなんて「ドマザコンだな」と思っていたけど、頼れる人間がいないのだから仕方のない話かもしれない。
お花畑に隕石落ちた感じがして印象に残ってる。
異文化コミュニケーションですね。